麻雀日本シリーズ2021第2節レポート
2021年06月25日
【麻雀日本シリーズ2021第2節 初登板の白鳥が暫定首位に】
麻雀界のタイトルホルダーや、活躍中の選手が集結して戦う、団体の垣根を越えたタイトル戦、麻雀日本シリーズ2021第2節が6/20(日)に行われた。
【5回戦】
白鳥翔
多井隆晴
瀬戸熊直樹
矢島亨
開局に白鳥がチャンタのカンリーチ。トータル首位の矢島からアガって7,700で弾みをつけると
4本場にはリーチドラ裏3の12,000は13,200(+2,000)を決める。
南2局には多井がドラ暗刻の親リーチ。瀬戸熊のテンパイ打牌で12,000は12,300をアガってトップ目の白鳥を追いかける。
5回戦オーラス。白鳥がタンヤオの仕掛け、多井がピンズのホンイツで2フーロしてアガリに向かう。そこに親番矢島のリーチ。
白鳥はを打たない選択、ソウズを切っていく。再びカン
でテンパイするも、多井にチーさせた牌でフリテン待ち。
その間に瀬戸熊の手が伸びでツモ番のない追っかけリーチに踏み切る。
一発で矢島がを掴むが、何と多井の上家アガリ優先で瀬戸熊はロン出来ず。最後まで厳しい半荘となってしまった。
5回戦結果
白鳥 +55.4P
多井 +35.1P
矢島 ▲28.3P
瀬戸熊 ▲62.2P
【6回戦】
沢崎誠
勝又健志
山田浩之
近藤誠一
6回戦は山田浩之が参戦。まずは東1局2本場にポンのツモ
。チンイツのアガリで存在感を見せつける。
東2局は親番勝又がリーチツモドラドラ裏、4,000オールのアガリ。
勝又が3本場まで積むが、山田がリーチツモドラドラの2,300・4,300(+1,000)を親被りさせる。途中同点になるなど両者一歩も引かないシーソーゲーム。オーラスを勝又が100点リードで迎え、子の沢崎のツモアガリで終局。
勝又 +30.1P
山田 +20.0P
沢崎 ▲14.9P
近藤 ▲35.2P
【7回戦】
木村和幸
柴田吉和
河野高志
醍醐大
第18期将王の木村の登板をもって、今期麻雀日本シリーズ全選手が出揃った事になる。
南1局、28,700点持ち親番の木村はピンフのテンパイを入れていた。
そこに河野からリーチが入る。一発で引かされたのは自身で切っている。放銃覚悟でツモ切ると河野からロンの声。
リーチ、一発、タンヤオ、ピンフ、イーペーコードラの12,000放銃となってしまう。
南2局は柴田vs醍醐。先にリーチした醍醐はリーチ、タンヤオ、ピンフドラの待ち。ドラの
ツモなら裏がなくても跳満の勝負手だ。
親番柴田の手にはがポツンと浮いていた。一発から無筋をプッシュしていたので、テンパイすれば放銃だろう。
しかし、柴田はを持って来て
トイツ落とし。その間に醍醐の待ちは他家に流れて純カラになってしまう。
そこにで追いついた柴田が追っかけリーチ。醍醐は一発で
を掴んでしまい、裏ドラが
。18,000(+1,000)のアガリを決めた柴田が7回戦トップを取った。
柴田 +29.2P
河野 +18.2P
木村 ▲16.1P
醍醐 ▲31.3P
【8回戦】
白鳥翔
柴田吉和
藤崎智
近藤誠一
白鳥、柴田、近藤は本日2戦目。
東1局、柴田が7巡目に先制リーチ。10巡目には近藤から追っかけリーチが入る。
ドラ暗刻で親番の白鳥は1シャンテンだが、2人の現物切り。5回戦に怒涛の攻めを見せた白鳥、今回は丁寧な対応を見せる。
結果は柴田が一発で高めのを掴み、近藤のアガリ。リーチ一発
一通、裏が1枚乗って12,000(+1,000)の大物手を決めた。
東3局。前局チャンタドラドラの満貫をツモった藤崎、満を持して
先制リーチ。
同巡に白鳥から待ち追っかけリーチが入るが、藤崎がタンヤオとドラと三色がつく超高めの
をツモって6,000オール(+1,000)。
南3局、白鳥はカンチャンドラ待ちの多少強引に見えるリーチ。ラス牌のを見事にツモアガって2着浮上と藤崎の親落としに成功。
近藤 +25.6P
白鳥 +12.9P
藤崎 ▲0.6P
柴田 ▲37.9P
麻雀日本シリーズ2021第3節は7/17(土)14:00から放送予定。
(文:編集部)
カテゴリ:麻雀日本シリーズ レポート