北陸プロリーグ レポート

第6期北陸プロリーグ 最終節レポート

2023年12月10日に第6期北陸プロリーグの最終節が開催されました。
レポートは日本プロ麻雀連盟第38期生の松井直大が担当します。

1年の熱く長き戦いを勝ち抜き、決勝に駒を進めるのは4名。
勝ち上がった4名に、決勝進出の感想と、意気込みを伺った。

首位通過は、後藤正博。北陸プロリーグ初代王者であり、今期2度目の決勝。
決勝進出の感想と意気込み
「今年は、安定した戦いで決勝戦に出場できました。素直に嬉しく思います。決勝戦では、いつも通りの自分のスタイルを貫いて戦います。」と語る。

首位を走る後藤だが最終節も、ポイントを守りに行くのではなく、自らの手によって加点する事で、決勝を確定させる作戦だったという。

最終節、後藤と松井は同卓であり、決勝を争っていた。
筆者である松井が痛恨の、局を紹介する。

4回戦南2局 東家後藤 ドラ九筒
一万二万三万五万六万六万七万八万九万九万北北北

後藤が、10巡目にこの手をテンパイ。
決勝争いに絡んでいる松井、里木から確実に出アガるためヤミテンを選択。

私は、3回戦終了時点で+97.5Pと、決勝圏内に入っており、情けない事に油断していた。その油断を察知した後藤の手によって、しっかりと、掬い取られてしまったのだ。結果、12巡目に四万を振り込み、7,700を失った。
この失点がとても大きく、4回戦を4着で終え、振り込んだ素点と順位点の分のポイントが丁度たりず、5位に落ちてしまう痛烈な放銃となった。

私は、この放銃を数年は忘れる事が出来ないと思う。この悔しさをバネに成長し、必ずリベンジしたい。

2位での通過は、荒谷誠。初の決勝進出。
決勝進出の感想
「少しだけ、運と縁に恵まれて、決勝の舞台に立つ事が出来ました。今期は耐える節も多かったですが、大きくポイントを伸ばす機会を2度、ものにしたことが結果として、勝因となりました。」と、謙遜を交えながらに振り返った。

最終節、印象に残った局が、
2回戦東3局東家 ドラ北
二万三万一筒二筒三筒六筒九筒九筒東東東中中

ホンイツとチャンタの天秤で、中のポンテン、一万のチーテンを取る作戦だったが、ツモ四万で迷う。

8巡目に、上家の木戸からリーチを受けてのツモが、安めの四万。ポイント的にもアドバンテージを持ち、1回戦目もトップを取っていたので、無理をしない選択もあった。しかし、打撃の雀風を崩して負けるくらいならば、前を向いて倒れようと決め六筒を切り、リーチを選択。

同巡に小林が、2件リーチに困窮しトイツの中に手をかけしまい、12,000の大きな加点となった。
結果的に、荒谷は3回戦、4回戦とラスを引いたが、前半戦で押すべき点を間違えず加点して置けたため、決勝に残れた要因になった。

初の決勝への意気込み
「決勝で相対する3名は、誰が勝ってもおかしく無い猛者揃い。その強者達と共に北陸の頂点を決める戦いに参加できる事に先ず感謝します。私は金沢でしか知名度のないローカルキャラです。ただ、それ故に数は多く無い、応援してくれる方々の声を身近に感じます。そのお一人お一人の為、己に恥じぬ打撃の麻雀で、優勝を掴み取りたいと思います」と語る。

3位での通過は、志多木健。2年連続2回目の決勝進出。
決勝進出の感想と意気込み
「とても嬉しいです。正直、安心しています。上位4人に入らないと夏目坂スタジオへのキップは手に入らないですからね。前期はダントツの首位でしたが、今期はずっと2、3位の位置にいて、毎節神経を使って打っていたので疲れました。結果論にはなりますが、やはり卓上の支配者は強かったみたいです。(笑)気合い入りまくりです。
前期の北陸プロリーグ決勝戦で、負けてからの私の目標は、去年の『忘れ物を夏目坂スタジオに取りに行く』でしたからね。
今回の決勝戦の相手は皆、大先輩ばかりですが自信はあります。優勝します。決勝戦でも卓上を支配して参る。(笑)」
と持ち前の明るさと、ユーモアを交えて語った。

4位での通過は、藤本鉄也。5回目の決勝進出。
決勝進出の感想と意気込み
「まずはとても嬉しいです。自分の設定したボーダーは、トータル100Pで最低でも80Pが必要と考えていました。結果、83.8Pフィニッシュでしたが、対局終了直後は『ハネ満ひとつ足りないだろうな…』と感じていました。別卓が終了し確認すると、約6P上回っていたので本当に運が良かったです。今回で5回目になりますが優勝がありません。今回は『あのおじさんよく決勝にいるけど勝ってないよね』と思われないよう、しっかり準備して挑みたいと思います。」と、こちらもユーモア交えて語ってくれた。

個性派交じりとなった決勝戦、どのような熱い戦いが繰り広げられるのか。
決勝は1月23日。夏目坂にて開催される。
皆様応援の程、どうか宜しくお願い致します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(文:松井直大)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 後藤 正博 186.6 39.4 ▲ 8.4 13.1 ▲ 3.2 2.5 47.1 42.8 53.3
2 荒谷 誠 101.3 17.8 ▲ 35.1 ▲ 44.9 90.2 9.5 7.1 86.4 ▲ 29.7
3 志多木 健 93.7 64.0 19.7 ▲ 63.4 40.6 18.3 10.1 ▲ 1.6 6.0
4 藤本 鉄也 83.8 28.1 67.1 ▲ 20.1 ▲ 52.8 ▲ 26.3 ▲ 12.3 32.0 68.1
5 松井 直大 77.7 ▲ 29.4 10.1 18.4 36.5 ▲ 46.4 80.6 ▲ 23.0 30.9
6 木戸 僚之 77.3 9.1 22.6 18.2 24.8 38.8 ▲ 34.9 ▲ 30.5 29.2
7 里木 祐介 70.6 ▲ 2.8 28.4 29.4 ▲ 4.0 20.6 16.1 ▲ 11.7 ▲ 5.4
8 小林 和樹 54.1 ▲ 3.7 16.5 39.8 15.1 4.8 ▲ 60.3 47.4 ▲ 5.5
9 堂垂 正裕 40.0 1.0 ▲ 38.6 ▲ 3.6 ▲ 6.4 ▲ 9.0 77.8 ▲ 22.5 41.3
10 文月 愛美 39.2 ▲ 11.5 ▲ 30.1 0.0 ▲ 15.2 70.7 ▲ 20.9 42.7 3.5
11 石川 雄基 38.9 0.2 13.8 ▲ 31.0 ▲ 32.7 20.0 9.3 34.9 24.4
12 如月 靖之 8.7 ▲ 64.1 ▲ 30.3 35.6 36.5 ▲ 44.9 32.4 46.5 ▲ 3.0
13 山田 航輔 ▲ 4.3 ▲ 15.2 ▲ 42.9 33.8 ▲ 7.1 17.0 41.6 ▲ 48.9 17.4
14 月野 桜悠 ▲ 18.1 27.2 ▲ 32.5 15.3 ▲ 53.5 ▲ 27.1 110.6 20.7 ▲ 78.8
15 成田 理良 ▲ 20.1 22.2 47.7 ▲ 61.0 30.6 ▲ 11.5 ▲ 20.1 0.6 ▲ 28.6
16 新保 翔太 ▲ 28.1 ▲ 18.4 24.3 45.6 ▲ 40.1 10.1 ▲ 14.8 ▲ 5.1 ▲ 29.7
17 浦田 豊人 ▲ 42.1 ▲ 55.8 44.7 ▲ 22.0 ▲ 38.0 54.6 ▲ 62.1 47.4 ▲ 10.9
18 南 和之 ▲ 56.0 27.5 ▲ 33.1 91.5 ▲ 41.4 ▲ 13.4 ▲ 34.4 ▲ 61.1 8.4
19 梅本 翔 ▲ 66.5 ▲ 1.9 ▲ 4.2 3.1 ▲ 6.5 57.6 18.7 ▲ 37.3 ▲ 96.0
20 栄田 勇作 ▲ 107.6 48.4 ▲ 36.5 5.2 ▲ 53.3 20.5 ▲ 28.4 ▲ 84.0 20.5
21 獅坂 祐一 ▲ 122.8 10.2 ▲ 77.1 6.5 45.3 ▲ 28.2 ▲ 63.5 ▲ 8.5 ▲ 7.5
22 宮成 さく ▲ 130.5 ▲ 25.4 111.1 ▲ 88.9 33.0 ▲ 44.7 ▲ 55.5 ▲ 44.2 ▲ 15.9
23 岡田 拓也 ▲ 152.1 ▲ 21.4 ▲ 39.5 ▲ 30.7 ▲ 18.6 ▲ 22.6 ▲ 30.8 14.3 ▲ 2.8
24 安城 るい ▲ 232.7 ▲ 45.5 ▲ 30.7 10.1 ▲ 11.8 ▲ 72.9 ▲ 33.4 ▲ 38.3 ▲ 10.2