第20期プロクイーンベスト8A卓レポート
2022年10月03日
【第20期プロクイーンベスト8 A卓からは古谷・東城が決勝進出】
現在のプロクイーンは二階堂瑠美。
WRCルールで半荘4回戦を行い、本日のA卓から勝ち上がった2名と、後日行われるB卓からの2名が瑠美への挑戦権を得る。
ベスト8 A卓の対局者は
古谷知美
東城りお
西嶋ゆかり
蔵美里(協会)
解説 齋藤豪
実況 阿久津翔太
【1回戦】
南3局。東城が七対子ドラドラ、単騎でリーチを打ち、跳満のツモアガリ。
1回戦は東城、古谷、蔵、西嶋の並びで終了。
【2回戦】
1回戦で跳満を親被って逆転されてしまった古谷が、2回戦南場の親番で七対子ドラ単騎リーチをツモって6,000オール。
2回戦は古谷、東城、蔵、西嶋の並びで終了。
【3回戦】
前半戦を終えた時点では古谷が+35.0P、東城が+33.8Pとほぼ並び。
3回戦、古谷は不用意に飛び込まないし、高い手をツモるし、全く隙を見せない。
東4局。この半荘、誰よりもトップが欲しい西嶋が高め567のリーチ。安めツモながらも裏ドラを1枚乗せて満貫ツモで反撃開始。
南1局には古谷と同点まで辿り着くが
3本場で古谷に2,600は3,500の放銃。再び引き離されてしまう。
3回戦オーラス。
現状トータル3番手の蔵がリーチを打つ。親番の東城はくっつきの1シャンテン。この半荘はラス目なので勝負するかと思われたが、東城は1枚も選ばず即オリを選択。ラスを受け入れて最終戦に勝負を託した。
結果は流局。蔵はテンパイ料で2着に浮上した。
3回戦は古谷、蔵、西嶋、東城の並びで終了。
【4回戦(最終戦)】
古谷がほぼ安泰。
東城と蔵の差は22.8P。2着順の差をつけるのがおおよその目標となる。
東城と西嶋の差は66.2P。トップラスでも順位点は30Pしか縮まらないので、点棒も大きく稼ぐ必要がある。
最終戦南1局1本場。打点の要らない古谷が5巡目にドラのを切る。
蔵は直後に七対子ドラ単騎テンパイ。すでに東城をかわしているのでヤミテンに受ける。
一方、東城は7巡目にこの手牌。東城は古谷と違い打点も欲しいので合わせ打たずにドラを残していたが、マンズにくっついてターツが足りた。ドラが通った後の蔵の手出しは1回だけ。少考の末ドラを切る。
「ロン。9,600は9,900」
この瞬間、蔵と東城の差は35.3Pまで開いた。
南3局。蔵はタンピン系の好配牌。自らアガるつもりで目一杯手を広げていたが、東城から5巡目リーチが入る。安牌は1枚もない。
をツモ切る。
一発がついて満貫の放銃。土壇場で東城に再逆転を許してしまった。
【オーラスの条件】
蔵は700・1,300ツモ
東城から2,000
古谷と西嶋から3,900
西嶋は役満ツモ
出アガリダブル役満
親番の東城は3.7Pのリード。
蔵の1人テンパイだと東城は敗退となるため手を組むがテンパイが入らず。
しかし蔵にもテンパイが入らず全員ノーテンで流局。
以上の結果により
古谷知美
東城りお
この2名が決勝進出を決めた。
第20期プロクイーン
ベスト8B卓は
2022/9/22(木)16:00
りんのなお(協会)
大島麻美(協会)
蒼木翔子
山脇千文美
解説 二階堂瑠美
実況 阿久津翔太
(文:吾妻さおり)
カテゴリ:プロクイーン決定戦 レポート