第4期若獅子戦ベスト16A卓レポート
2022年10月06日
第4期若獅子ベスト16A卓、勝ち上がりを決めたの笠原・渡辺!!
公式ルールが採用されている秋の若獅子戦。
9月29日、ベスト16のA卓が放送となった。
1回戦は笠原がダブ・ドラや、・・ホンイツなどの大物手を決めリードする展開。
木原も自身の親番でトップ目の笠原から・・トイトイのアガリを決める。
その後、渡辺は要所でアガリきり、1回戦目は田川の1人沈みで終了となった。
2回戦は東2局、全員テンパイの勝負所。
ドラ単騎の七対子2人、ホンイツテンパイの笠原、そして役なしながらもアガることができれば相手の勝負手を潰せる木原。
全員テンパイの大事な場面。
アガリきったのは親番の笠原。1,300オール。
点数以上の価値あるアガリとなった。
2回戦も笠原のペースで局が進んでいく。
東3局でも笠原はドラ3の手牌をアガリきり、ポイントをかなりリードして南入。
南入後に調子を上げてきたのは渡辺。
南1局で1,300・2,600、南2局で2,000・3,900と連続でアガリを決めると、上下が少しポイント離れて2回戦が終了した。
3回戦始まった時点でのポイントはコチラ。
笠原、渡辺はターゲットにならないように出来るだけ3回戦でポイントを稼ぎたい。
そして木原、田川の2人は少なくとも浮き。トップなどを狙いたいポイント状況なった。
そんな状況下で、木原が東1局、東1局1本場と大きな放銃が2回つづいてしまい、苦しいポイント状況で迎えた3回戦東2局。
木原にチャンス手が入る。
を仕掛けての待ちテンパイ。
が田川から出るも、木原の選択はなんとスルー。
結果は流局となってしまったが、このスルーに解説の阿久津も「めちゃくちゃ良い判断」と木原の判断を称賛した。
この日誕生日を迎え、最後の若獅子戦挑戦となっていた木原。
この試合に対する強い意志を感じる選択だったように思う。
その後、木原は東場の自身の親番で2,600オールをツモアガると浮きへと転じることに成功した。
しかし黙っていないのが、若獅子戦予選1位通過の笠原。
2局連続でアガリを決めるとあっという間に浮きの2着目浮上。
そして木原から高めのでジュンチャン・ピンフ・ドラの満貫を出アガるとトータル首位へと返り咲く。
木原、田川は依然苦しい状況が続くが、ここで田川が魅せる。
田川の待ちはカン。1枚切れで自身でも1枚使っているのため、最大でも山には2枚しか残っていない牌。
しかしここはポイント状況も考えてリーチの選択。
山には1枚しか残っていないだったが、見事最後の1枚のをツモり2,000・3,900の大きなアガリを決めた。
田川は北海道本部所属の選手。
北海道に良い報告を持ち帰るためにも、かなり価値のあるアガリを決めた。
オーラスも田川がアガリ切りこの半荘トップで終了。
最終戦に望みをつないだ。
最終戦は南1局に田川が2,000・3,900をアガると一気に通過ポジションの渡辺まで詰め寄ります。
一時は11.9ポイント差まで詰めていたものの、その後笠原への放銃が続いてしまいオーラスに。
木原、田川ともに条件は残っていましたが1回勝負のオーラスは全員ノーテンで流局となった。
以上の結果を持って若獅子戦ベスト16A卓からの勝ち上がりを決めたのは、
笠原拓樹・渡辺史哉の2名となりました。
次回若獅子戦はB卓を放送いたします。
そちらもお楽しみに。
10月6日(木)16:00~
梅本翔vs釜山甲太郎vs岡崎涼太vs林雅人
解説:齋藤豪
実況:襟川麻衣子
(文:松田彩花)
カテゴリ:若獅子戦 レポート