女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第17期女流桜花Aリーグ第7節D卓レポート

最終節は後半に打てるほうが目標の数字が解りやすいので有利です。
卓組は昨期の女流桜花の順位が下位の人からA・B・C・Dと振り分けられていきます。
この最終節D卓に入った4人は昨期の成績上位陣で、昨期女流桜花決定戦で魚谷に敗れた3名とギリギリ決定戦に残れなかった

 

100

 

川原舞子・仲田加南・内田美乃里・山脇千文美の4名。

1位山脇・2位内田・4位川原と今期も決定戦が狙えるポジションで勝負する3人とは異なり、13位の仲田は

 

100

 

+2.0以上→残留
+1.9〜▲9.3→入れ替え戦
▲9.4以下→降級

と、まさかの土俵際。
普段の仲田なら余裕の残留条件でしたが、ここまで自身が不調な上に実績のある好調な3人との対戦とあっては一筋縄ではいかない状況まで押し込まれていました。

僅かに沈んだ状態で迎えた1回戦のオーラス

 

100

 

内田に入った大物手が仲田の鼻先をかすめていきますが、ギリギリでかわしてダマテンでアガリを捕らえて浮きを確保。

 

100

 

3回戦にはツモ・タンヤオ・三暗刻・ドラ2でハネマンのアガリが仲田に生まれて危機を脱し、16年連続の女流桜花Aリーグが確定しました。

 

100

 

最終戦までもつれた首位争いは南2局に出たホンイツ・ドラ1が決定打となり、初の決定戦に向け山脇が最高のポジションでプレーオフへの進出を果たしました。

 

100

 

<第7節D卓最終結果>
仲田+52.9P 内田+13.5P 山脇+6.7P 川原▲73.1P
(文:越野智紀)