第47期王位戦A級本戦レポート
2022年12月12日
<第47期王位戦 A級本戦レポート>
日本プロ麻雀連盟秋のオールカマータイトル戦、王位戦。
プロ予選が終わり、11/19(土)にA級本戦が行われた。
本戦出場権を持つ選手と予選通過者、合わせて239人が参加し、6会場で翌日のA級決勝に向けた戦いが繰り広げられた。
<巣鴨道場(出場52人・通過枠13)>
HIRO柴田・紺野真太郎・伊藤優孝
和久津晶・小林剛(麻将連合)・藤川まゆ(麻将連合)
1位は楢原(RMU)。先日第14期令昭位に就いたばかりの怪物がここでも実力を見せた。
2位は第2期鸞和位の吉野。また、夏に第11期JPML WRCリーグで優勝した石立や、女流プロ麻雀日本シリーズで優勝したMリーガー・岡田も勝ち上がった。
また、14位のメンサン明智(協会)は6会場の次点選手の中でポイントが最も高く、ワイルドカードでA級決勝に進んだ。
<錦江荘(出場56人・通過枠14)>
藤原隆弘・前田直哉・沢崎誠
伊達朱里紗・東城りお・古谷知美
1位は吉田(最高位戦)。麻雀最強戦2022全日本プロ代表決定戦ではスタジオ対局まで進み、目下の好調ぶりがこの日も発揮された。
2位の藤間は、白血病を乗り越えてプロ活動に取り組む36期後期入会の若手。
瀬戸熊は国士無双のアガリもあり、危なげなく3位で通過。
RMUクラウンを連覇した浅井(最高位戦)、第29期マスターズ覇者の福田(最高位戦)も通過。
プロ予選補欠から繰り上げ出場が叶った柚花(協会)までがA級決勝に進んだ。
<じゃん亭(出場39人・通過枠10)>
山井弘・藤島健二郎・黒沢咲
近藤久春・宮内こずえ・阿久津翔太
1位は新井。北関東プロリーグでは上位常連で、今期は北関東予選で権利を掴み、本戦もトップ通過を決めた。
3位の山地は、一般参加では唯一の本戦通過選手に。
内川・二階堂瑠美の両Mリーガーや、第3期若獅子の早川、実績上位の藤崎も勝ち上がった。
<柳勝どき店(出場37人・通過枠10)>
ともたけ雅晴・西川淳・柴田吉和・本田朋広
松本吉弘(協会)・村上淳(最高位戦)・松ヶ瀬隆弥(RMU)・河野高志(RMU)
高い実力はもちろん、今年はテレビ番組の出演などで麻雀界を驚かせた阿部(RMU)が圧勝で首位通過。43期(2017年)王位戦準優勝の太田が続いた。
会場内に5人いたMリーガーを差し置き、公式実況担当の日吉が3位。
マスターズ優勝経験ある猿川・佐月(協会)やMリーガーの鈴木優(最高位戦)も勝ち上がった。
<岡(出場28人・通過枠7)>
吉田直・勝又健志・川原舞子
岡崎涼太・竹内元太(最高位戦)・吉田知弘(協会)
1位は小川(協会)。雀王戦A1リーグに所属している実力者で5戦4勝で首位通過を果たした。
白鳥は4回戦に78,900点(+60.9P)の大トップを取り2位通過。
静岡支部長代行の中や、鳳凰戦A2リーグ実況担当の小笠原らも勝ち上がった。
<春日エース(出場27人・通過枠7)>
一井慎也・山田浩之・古橋崇志
ダンプ大橋・仲田加南・逢川恵夢(協会)
1位は越野。選手としてだけでなく、Mリーグ観戦記や連盟Twitterの速報担当、連盟チャンネルの中継スタッフなど、幅広く活躍している。
Mリーガーの渋川(協会)や、人気・実力を兼ね備えたさくら、女流桜花A1リーグ所属の内田らが勝ち上がった。
本戦通過者62人に加え、シード選手を加えた72人でA級決勝は争われる。
(文・梅中悠介)
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