プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第39期 A1リーグ 最終節C卓レポート

【前田直哉・HIRO柴田・吉田直が決定戦へ】

本日の対局者は
1位 前田直哉 +153.6P
2位 藤島健二郎 +108.8P
3位 HIRO柴田 +102.6P
4位 吉田直 +91.5P

本日の対局終了時、上位3名が鳳凰位決定戦に進出となる。
(5位 西川淳 +75.9P)

 

 

三浦「4人中3人通過の特殊な対局なので、前田は▲39.4Pでなら確定です。」

153.6−(4人の総合ポイントの合計÷4)=39.4」

 

【1回戦】

東2局に前田がドラを1枚切ってのリーチ。
藤島が要らない三万を真っ直ぐ打ち抜き、7,700のアガリ。

 

 

東4局1本場にはH柴田が3,900オールは4,000オールとポイント上位者がリードする展開に。

 

 

南2局、H柴田の先制リーチを受けた前田は「字牌で打つのは避けたかった」との事。3巡凌げる七万を選ぶが

 

 

7,700の放銃となり、1回戦はH柴田が大きなトップ。浮きの2着に前田。吉田、藤島の並びで終了。

 

【2回戦】

2回戦もH柴田が好調。ドラの東暗刻の8,000を前田からアガリ

 

 

南場には白ホンイツの1,300・2,600で2連勝。
トータル首位に立ち、盤石に。

2回戦はトップにH柴田。浮きの2着に藤島。吉田、前田の並びで終了。

 

【3回戦】

前田はここまで感触の悪い展開ながらも、3回戦オーラスに発を加カンしてカン八筒待ち。藤島から5,200のアガリを決めて安全圏に。

 

 

3回戦はトップに前田。浮きの2着にH柴田。吉田、藤島の並びで終了。

前田とH柴田は最終戦箱下でもOK。

3位 藤島+76.8P
4位 西川 +75.9P(ポイント確定)
5位 吉田 +69.2P

この中から1名のみ決定戦となりそうだ。

 

【4回戦】

東1局、ここまでアガリがほとんどなかった吉田が北加カン、ドラの一万ツモ。満貫のアガリで藤島を逆転する。

 

 

藤島は親番でツモリ三暗刻のリーチで巻き返しをはかるが

 

 

前田のヤミテンホンイツに捕まり6,400(+1,000)の放銃となってしまう。

東3局。リードした吉田は局を流しにかかるが

 

 

藤島がリーチを被せて吉田から3,900の直撃。

東4局。親番吉田が高め345のリーチ。藤島も全力で蹴りに行くが

 

 

高めの三筒ツモ。

6,000オールが決め手となり、吉田が最後の一席を勝ち取った。

4回戦はトップに吉田。藤島、前田、H柴田の並びで終了。
前田直哉
HIRO柴田
吉田直
この3名が現鳳凰位、佐々木寿人への挑戦権を得た。

 

藤島「今日は残念な結果にはなってしまいました。もともと僕は下の方に居たので楽な気持ちでのぞんだつもりでしたが、相手が強かったです。各地で応援の声を頂いて有難い気持ちでした。来年以降もA1でしっかり戦えるように準備したいと思います。1年間ありがとうございました。」

 

吉田「嬉しいです。(3回戦までアガリが1回という中で)手が入らないなりにポイント差がつかなかったので。4回戦に来てくれないかなと思ったら来てくれました。親番の高め三色は気合い入りました。久しぶりの決定戦ですけど、手役派の爆発力を魅せて鳳凰位を獲りたいと思います。」

 

H柴田「後半戦70P位削ってしまって、今日に向けて準備したつもりですけど不安で。1回戦3,900オール、7,700をアガれて落とせない試合だなと思って。負けちゃう不安で打牌リズムが悪くなったりして周りの選手に申し訳なかったけど、絶対勝ちたかったです。年明けに向けて準備して今回こそは良い報告出来るように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。」

 

前田「普段通り、あまり守らないように最初は180Pを目指して。3回戦にトップを取れたので4回戦は大人しく打ちました。去年の決定戦はあまりチャンスがなくて終始我慢していて。自分の中で麻雀を変えて今年1年のぞんで、誰よりも勉強する時間と考える時間は作っているつもりなので、その結果を決定戦で残せるように頑張りたいと思います。」

 

 

第39期鳳凰位決定戦初日は
2023/1/11(水) 14:00

佐々木寿人(現鳳凰位)
前田直哉
HIRO柴田
吉田直

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(文・吾妻さおり)