JPML WRCリーグ レポート

第12期JPMLWRCリーグベスト16AB卓レポート

【第12期JPML WRCリーグ~ベスト16~B卓、伊藤俊介と佐々木寿人の勝ち上がり】

第12期のJPMLWRCリーグ、ベスト16の組み合わせは次の通りになった。
この日1/13に全試合が行われてベスト8が決定したが、本レポートではB卓の模様をお伝えする。

 

 

◇1回戦◇
好スタートを切ったのは宮澤だった。
開局から宮澤、伊藤、角谷の3人のリーチになり、宮澤は、待ちは良いもののリーチのみと打点はなく、ヒヤッとしたかもしれない。
しかし、ヒヤッとしたと同時に一発ツモ。
裏ドラが1枚と、打点もついて最高の結果でスタートする。

 

 

 

南3局、ここまで角谷だけアガリがなく、一人置いていかれそうだった。
本日の、そして、放送対局の初アガリが、実況・解説ともに大絶賛のアガリだった。

 

 

 

解説:齋藤「よくリーチしなかった。リーチ、タンヤオで、もう(巡目が遅く)リーチしたいもん。」
実況:優月「美しいものを見ましたね。」
リーチ、一発、ツモ、ピンフ、三色同順、裏の6,000オール。
オーラスも制した角谷が、トップで1回戦を終える。

 

 

1回戦終了時
角谷+20.2P、宮澤+5.1P、佐々木▲7.4P、伊藤▲17.9P

 

◇2回戦◇
東1局、角谷が二索五索八索待ちの先制リーチ。
親の伊藤が、果敢にドラの白を切って追いかける。

 

 

 

二索五索八索が山に3枚と、あまり多くなかったことが幸いした。
カン六索で引き勝ち、リーチ、ツモ、タンヤオの2,000オール。

そして、ここから伊藤の時間が始まる。

 

 

宮澤のテンパイ打牌を捕らえた18,000を皮切りに、(リーチ、一発、ドラ3、裏)

2本場は佐々木からヤミテンで9,600。(タンヤオ、三暗刻)

八万 上向き八万 上向き八万 上向き三筒 上向き三筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き三索 上向き三索 上向き三索 上向き四索 上向き四索 上向き四索 上向き ロン五筒 上向き ドラ八筒 上向き

3本場は、宮澤から5,800。(ダブ東、ドラ)

五万 上向き七万 上向き六筒 上向き六筒 上向き三索 上向き四索 上向き五索 上向き ロン六万 上向き ポン東東東 チー四筒 左向き三筒 上向き二筒 上向き ドラ五万 上向き

南場の親番でも、宮澤のリーチに追いかけて、12,000を討ち取った上に(リーチ、三色同順、ドラ)、
リーチ、ツモ、ドラのアガリが2回とそのスマートな風貌に似合わず(?)大暴れ。
この2回戦で、ほぼ勝ち上がりを確定させた。

 

 

 

2回戦終了時
伊藤+62.4P、佐々木+6.6P、角谷▲3.1P、宮澤▲65.9P

 

◇3回戦◇
佐々木が角谷とのトップラスを決めて、大きめのリードを持って最終戦に。

3回戦終了時
伊藤+66.0P、+37.4P、角谷▲30.5P、宮澤▲72.9P

 

◇最終4回戦◇
南1局、角谷が見事な手順の6,000オールであと10ポイントまで迫ったのだが、
(リーチ、一発、ツモ、ピンフ、ドラ、裏)

 

 

やはり、現鳳凰位佐々木の壁は高かった。

 

 

「手役派だからね」と高目の三色同順で、ツモアガって勝負あり。
伊藤と佐々木がベスト8に進出した。

 

 

なお、同時に行われていたA卓は、最終戦で浦野がAリーガーの三浦を逆転する金星をあげる。
前期チャンピオンの石立とともに、ベスト8に進出した。

 

 

 

(左が石立岳大、右が浦野修平)
ベスト8は、1/24(火)に行われる。
(A卓11:00~、B卓は終わり次第の開始)

P.S.
この翌日1/14,15に最高位戦日本プロ麻雀協会主催の發王戦の本戦トーナメントが行われたが、伊藤はこの發王戦も勝ち上がり、ベスト16に進出という快挙を成し遂げた。
發王戦は、予選からここまでで、なんとトーナメント8連勝。
ニューヒーローの誕生となるか?こちらにも期待したい。

(文:福光聖雄)