麻雀日本シリーズ レポート

女流プロ麻雀日本シリーズ2023 第2節レポート

瑞原・岡田が9万点超えトップを獲得!

1月22日、女流プロ麻雀日本シリーズ2023第2節が放送された。
予選は16人で各自7回戦、計28回戦を行い上位1名が決勝進出、下位3名が敗退。
その後プレーオフを戦い、決勝進出者を決めるシステムとなっている。

第2節では予選5〜8回戦が行われた。

★5回戦

 

5回戦は日本シリーズ初出場の4名による対局となった。
特に伊達・瑞原は1戦目ということで、戦い方に注目が集まるところ。

東1局、親の瑞原がピンフドラ1の先制リーチ。
伊達はタンヤオ高目三色同刻・ツモり三暗刻をテンパイするも…自身の形や巡目、打ち出す牌の危険度からオリの選択。
結果は瑞原のツモアガリとなったが、押していれば先に伊達のツモアガリがあっただけに悔しい結果となった。

 

 

連荘に成功した瑞原は2,600オール、4,000オールと連続のアガリを決め、6万点持ちに。
さらに南場の親番でもブレイク。好配牌をまとめリーチツモドラドラの4,000オールをツモると、1本場では伊達・清水の2軒リーチに追いかけ、リーチツモ南ドラ3の6,000オール!

 

 

瑞原が初戦から約10万点と、トップ3回分ほどのプラスを獲得した。

瑞原 +84.5P
伊達 +4.0P
白銀 ▲31.4P
清水 ▲57.1P

 

★6回戦

 

東2局1本場、魚谷が発をポンしてホンイツへ。
道中一万をチーしての3,900テンパイを取らず、中を鳴けての満貫ツモアガリに。

 

 

南場の親番ではタンヤオピンフ三色の強烈なヤミテンを西嶋からアガリ、トップ安泰かと思われたが…

 

 

南3局2本場、3件リーチを制した瑞原がリーチ・七対子・ドラ4の12,000で魚谷に迫る。西嶋はドラ雀頭のリーチであったが3枚目のドラを掴み、連続での手痛い放銃となった。

オーラスは、親番を迎えた西嶋が白暗刻の先制リーチをかけて巻き返しを図るも、3メンチャンで追いかけた魚谷がアガリきりトップを決めた。

魚谷 +47.3P
瑞原 +29.6P
亜樹 ▲24.8P
西嶋 ▲52.1P

 

★7回戦

 

東3局1本場、親番で発暗刻の伊達が3種類の待ちに取れるところ、高打点を狙って四索七索待ちリーチ。
しかしここは追いかけリーチの岡田へ8,000の放銃に。

 

 

トップ目でオーラス親番を迎えた岡田、ここからが長い。0本場で開いた配牌にはドラトイツ。6巡目にピンフドラドラのリーチをかけ、黒沢からアガると裏ドラ2枚の18,000。
続く1本場、ピンフのみのリーチをツモるとまたもや裏裏の4,000オール。
さらには一万単騎のリーチのみを一発でアガり、裏裏の12,000!

 

 

1戦目の瑞原に続き、3回戦では岡田が96,300点の特大トップを獲得した。

岡田 +81.3P
伊達 ▲2.1P
西嶋 ▲23.2P
黒沢 ▲56.0P

 

★8回戦

 

本日9万点超えのトップを取って上位に躍り出た岡田・瑞原が直対。仲田はこれが自身1戦目となる。
東2局、岡田・瑞原の2軒リーチ。ここは瑞原がそれぞれ暗刻で持っていた四万”>–<img decoding=をツモり、岡田の4,000オール。

 

 

南2局、トップ目のまま親番を迎えた岡田がドラ1の先制リーチ。再び大きなトップを狙いにいくが、タンヤオ三色イーペーコーの8,000点テンパイで押し返した仲田が岡田から直撃しトップを逆転!

 

 

さらに、オーラスは瑠美がメンホンで3着からトップに浮上するアガリ。自身2連勝を決め、トータル5番手につけた。

瑠美 +19.7P
仲田 +8.2P
岡田 ▲7.5P
瑞原 ▲20.4P

8回戦終了時の全体成績は画像の通り。

序盤ながら縦長のスコアとなり、次節以降は互いのポイントを意識したプレーも楽しめそうだ。

次回の女流プロ麻雀日本シリーズ2023第3節は1月29日(日)14時から9〜12回戦を放送予定。

次回もお楽しみに!
(文・浜野太陽)