第13期麻雀グランプリMAXベスト8B卓レポート
2023年03月21日
第13期麻雀グランプリMAX ベスト8B卓は二階堂瑠美・HIRO柴田・魚谷侑未・西川淳の4選手による対決。現タイトルホルダー3人に、A1リーガー西川が加わり、白熱した戦いが繰り広げられた。
1回戦は瑠美・柴田・西川の三つ巴の戦い。ここから南4局1本場にホンイツ・イーペーコーの8,000(+300)を魚谷からアガった柴田が逆転でトップを奪う。
2回戦は瑠美と西川のトップ争い。南3局にドラ3のカン待ちでリーチをかけた瑠美が、大物手を視野に進めた魚谷から仕留め、8,000の加点でトップに。
3回戦は南4局1本場に親の瑠美・リーチをかけた柴田に対して待ち3メンチャンで追いかけた西川が、柴田から2,600(+1,300)のアガリでトップ。
勝負は4回戦に大きく動いた。
まず南1局に親番の西川がピンフドラ2の待ちリーチ。
これを柴田が役牌を仕掛け、西川から1,000(+1,000)のアガリで潰すと、
南3局には同じく先行リーチの西川に対し、今度は待ちで追いかけリーチをかけ、をツモり、2,600オール(+1,000)。
西川「相手関係は考えて打っているが、柴田さんに腹をくくられた。甘くないなと・・・」
柴田「ここでめくり合いに勝てたのは大きかった」
さらに柴田は続く1本場でドラをポンし、瑠美からで11,600(+300)。この南場の怒涛の攻めで柴田が有利に立つ。
そして南4局。前を追う西川が魚谷のリーチに追いかけるが、を掴み8,000(+1,000)の放銃で痛恨のラス落ち。4回戦で大きく明暗が分かれた。
最終戦は魚谷に四暗刻テンパイが入るもののアガリまで届かず。
あとはHIRO柴田・二階堂瑠美が軽快に捌いて対局を終わらせ、決勝進出を果たした。
決勝は白鳥翔vs吉田直vsHIRO柴田vs二階堂瑠美による対戦。
3/18(土)・3/25(土)に、いずれも14時開始で行われる(4半荘×2日の8半荘制)。
初日(3/18)解説:前田直哉・勝又健志
最終日(3/25)解説:佐々木寿人・三浦智博
実況:両日とも部谷幸則
2022年度の掉尾を飾る決勝戦にご期待下さい。
(文:梅中悠介)
カテゴリ:グランプリ レポート