グランプリ レポート

第13期麻雀グランプリMAXベスト8B卓レポート

第13期麻雀グランプリMAX ベスト8B卓は二階堂瑠美・HIRO柴田・魚谷侑未・西川淳の4選手による対決。現タイトルホルダー3人に、A1リーガー西川が加わり、白熱した戦いが繰り広げられた。

 

 

1回戦は瑠美・柴田・西川の三つ巴の戦い。ここから南4局1本場にホンイツ・イーペーコーの8,000(+300)を魚谷からアガった柴田が逆転でトップを奪う。

 

 

2回戦は瑠美と西川のトップ争い。南3局にドラ3のカン八筒待ちでリーチをかけた瑠美が、大物手を視野に進めた魚谷から仕留め、8,000の加点でトップに。

 

 

3回戦は南4局1本場に親の瑠美・リーチをかけた柴田に対して二索五索八索待ち3メンチャンで追いかけた西川が、柴田から2,600(+1,300)のアガリでトップ。

 

 

勝負は4回戦に大きく動いた。
まず南1局に親番の西川がピンフドラ2の二万五万待ちリーチ。
これを柴田が役牌西を仕掛け、西川から1,000(+1,000)のアガリで潰すと、

 

 

南3局には同じく先行リーチの西川に対し、今度は四筒七筒待ちで追いかけリーチをかけ、七筒をツモり、2,600オール(+1,000)。

 

 

 

西川「相手関係は考えて打っているが、柴田さんに腹をくくられた。甘くないなと・・・」
柴田「ここでめくり合いに勝てたのは大きかった」

さらに柴田は続く1本場でドラ七筒をポンし、瑠美から六万で11,600(+300)。この南場の怒涛の攻めで柴田が有利に立つ。

 

 

そして南4局。前を追う西川が魚谷のリーチに追いかけるが、二索を掴み8,000(+1,000)の放銃で痛恨のラス落ち。4回戦で大きく明暗が分かれた。

 

 

最終戦は魚谷に四暗刻テンパイが入るもののアガリまで届かず。

 

 

あとはHIRO柴田・二階堂瑠美が軽快に捌いて対局を終わらせ、決勝進出を果たした。

 

 

決勝は白鳥翔vs吉田直vsHIRO柴田vs二階堂瑠美による対戦。

3/18(土)・3/25(土)に、いずれも14時開始で行われる(4半荘×2日の8半荘制)。

初日(3/18)解説:前田直哉・勝又健志
最終日(3/25)解説:佐々木寿人・三浦智博
実況:両日とも部谷幸則

2022年度の掉尾を飾る決勝戦にご期待下さい。

(文:梅中悠介)