女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第18期女流桜花Aリーグ第1節A卓レポート

今期は17人での開催となった女流桜花Aリーグ。
開幕戦は5人打ちとなりました。

 

 

昨期は序盤に背負ったマイナスを終盤の6節7節で取り返し10位で残留した廣岡璃奈。

 

 

1回戦にツモ南ドラ3のアガリなどでトップを奪い今期は順風満帆な女流桜花ライフを送りたい廣岡でしたが、抜け番明けの3回戦から潮目が状況が一変。
アガリが遠く、トップの浮きが無くなり苦しくなった5回戦で

 

 

リーチ直後に掴んだドラの三筒

 

 

親の仕掛けに捕まり、今期の女流桜花も苦しい船出となりました。

 

 

この12,000を廣岡から討ち取った川原は

 

 

1・2回戦でも効果的なアガリを重ね、トップこそないものの安定した内容で浮きを確保。

 

 

昨期女流桜花決定戦2位。
頂点にあと一歩のところまで近づいていた山脇千文美は、2回戦は接戦の中でトップを保ち浮きに回ると

 

 

3回戦に三筒六筒九筒待ちで先制リーチをかけていた古谷に対し、一筒四筒七筒三筒六筒待ちで追いつくと高めの四筒で跳満のアガリ。
そこからは完全に山脇中心の物語が始まり

 

 

4回戦ではトイトイ三暗刻ドラ3の跳満で1人浮きを奪って3連勝。
最高のスタートを切りました。

 

 

一足先に至福の帰宅を決めこんだ抜け番の山脇に替わり、5回戦ではそれまで苦しんでいた古谷が大きなトップ。

 

 

失点を最小限に抑えて胸を撫で下ろしました。

 

 

「形テン取りをしなさすぎたな…」
と、反省していた鈴木彩夏は、そもそも積極的に攻められる手があまりこず

 

 

この日のフーロは、最終戦の親番でカン七筒をチーした1回だけ。
副露率は2%で、まだポンの発声をせずに第1節を静かに終えました。

 

 

<第1節A卓結果>
山脇+65.8P 川原+18.3P 古谷▲13.6P 鈴木▲30.3P 廣岡▲40.2P

(文:越野智紀)