プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第3節A卓レポート

黒沢咲、持ち味炸裂の卓内トップ!A2リーグ第3節A卓レポート

5月30日、第40期鳳凰戦A2リーグ第3節A卓が放送された。
対局者は黒沢咲、猿川真寿、刀川昌浩、前原雄大。

 

 

猿川以外の3者はここまで2節共にマイナス。昇級に目標を定めるためにも、そろそろプラスしておきたい3節目だ。

 

★1回戦

東1局、暫定最下位に沈んでいる黒沢が、ドラを重ねてのリーチをツモ。幸先の良い2,000・3,900。

 

 

東3局には猿川が1枚スルーした発待ちリーチで5,200をものにするも、東4局には刀川とのリーチにめくり負け7,700の出費。

 

 

黒沢がトップ目で迎えたオーラス親番、1,000オールのアガリで連荘するも、1本場で刀川に大物手!

 

 

メンホン七対子ドラドラの12,000でトップ逆転のアガリとなった。

刀川 +23.0P
黒沢 +15.6P
前原 ▲6.6P
猿川 ▲32.0P

 

★2回戦

低打点のやりとりで局が進行する中、南1局に黒沢が発をポンすると、当然のように2,000・3,900の3メンチャン。

 

 

続く南2局にはカン七万をさばいての2000点と、黒沢には珍しく連続でフーロしてのアガリでトップを獲得した。

黒沢 +28.9P
刀川 ▲3.0P
猿川 ▲3.0P
前原 ▲22.9P

 

★3回戦

東2局、前原に悪すぎて良い配牌!余り無しで国士無双をテンパイすると、刀川から32,000のアガリに。

 

 

序盤にして大きなトップ目となった前原。東4局親番にはドラ雀頭のリーチをかけさらなる加点を狙うも、猿川へ役ホンイツ一通の直撃で7,700を献上。

さらにオーラスには、刀川が前原へなんと国士無双返し!

 

 

東2局にして箱下となっていた刀川が32,000を取り返し、浮きの2着。前原はまさかの沈み3着へ。何十年に一度かという珍事の結果、平たいスコアの半荘となった。

猿川 +13.1P
刀川 +5.1P
前原 ▲7.0P
黒沢 ▲11.2P

 

★4回戦

東2局、好調の黒沢がリーチツモドラの2,000オールで、この半荘も浮きを予感させる。

 

 

さらに南2局、親番の黒沢にドラトイツ。前原のリーチを受けてテンパイすると、リャンメンにとらずシャンポン待ちでの追いかけリーチ!

リャンメンに受けていれば放銃していた八筒を引き込み、見事な4,000オールのツモアガリでトップを獲得した。

 

 

黒沢 +19.2P
刀川 +4.7P
猿川 ▲9.3P
前原 ▲14.6P

4回戦終了時点のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

鳴いてよし、リーチしてよしの黒沢が+52.5Pの卓内トップとなった。

次回A2リーグ第3節B卓の放送は6/6(火)。
対局者は柴田吉和、三浦智博、近藤久春、内川幸太郎。
解説は紺野真太郎が務めます。次回も是非お楽しみに!

(文・浜野太陽)