第1期JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓レポート
2023年06月30日
【第1期 JPML WRC-Rリーグ ベスト16B卓 早川健太・黒田良がベスト8進出】
第1期JPML WRC-Rリーグ
ベスト16B卓対局者
魚谷侑未
小林正和
早川健太
黒田良
解説 一井慎也
実況 早川林香
【1回戦】
黒田(親)がドラ2のヤミテン。小林から出て9,600のアガリを決めると
南1局には裏ドラを2枚乗せて満貫のツモアガリ。
しかし黒田がオーラスに1シャンテンでをツモ切ると
ヤミテンを入れていた早川がロン。満貫直撃で早川が逆転トップ。
【2回戦】
小林(親)がを暗カンしてリーチ。
とをポンしてトイトイのテンパイを入れていた魚谷が一発でを掴んでしまい、小林が12,000のアガリとなる。
この半荘のトップ目に立った小林。東4局2本場にはドラのを一発でツモって跳満のアガリ。
900点まで追い込まれた魚谷は南1局にドラのをポン。
小林は形式テンパイを入れ、1牌だけ勝負と切ったが魚谷に跳満の放銃となってしまう。
南2局には黒田(親)がリーチツモ裏2の4,000オールで参戦し
オーラスもアガリ切った黒田が2回戦トップを取る。
【3回戦】
東1局に魚谷が先制リーチ。
一発ツモ裏で跳満のアガリ。
魚谷は続く親番でも先制リーチを打つが、今局は小林から追っかけリーチが入り満貫の放銃。
東3局。早川(親)は8巡目に切りを選択。もしドラを引いたら雀頭が無くなるためピンズは切らない。
234三色ならカン待ちに取ろうと思ったが、入り目は三色が崩れる。
ならばドラも待ちになる変則3メンチャンリーチに踏み切り
を一発ツモで裏ドラ3枚。最速で6,000オールのアガリとなる。
早川「あの局は色々考えていて、カンとかにしてアガれてないまでありました。」
しかし南3局には魚谷がリーチツモ裏3の満貫で早川に迫り
オーラスは2,600の直撃。魚谷が逆転トップを取ってのぞみを繋いだ。
【最終 4回戦】
東1局は黒田が先制リーチを打ち、満貫のツモアガリ。黒田より上の着順が必要な魚谷にとっては厳しい親被りだが
南2局に赤ドラ3の満貫を黒田から直撃。
全員が30,000点付近にいるためオーラスの条件は複雑になった。
現状通過は早川 黒田
魚谷はツモ1,600・3,200
黒田から2,000
小林から8,000
早川から3,200〜5,200
又は早川から8,000
早川(←魚谷)2,000NG
魚谷が7巡目に七対子赤のヤミテン。ツモもしくは早川・黒田から直撃で通過だが、唯一アガれない小林から出てしまう。
魚谷「何であそこ(小林)に行くかなー。」と内心思いつつも、今度は単騎に待ちかえ。
しかし黒田はしっかりを止め、早川がアガリ切って決着。
ベスト16B卓からは早川健太・黒田良の2名が勝ち上がりを決めた。
小林「形式テンパイの局はは(放銃率)20%くらいかと考えていました。あの局はテンパイが取れたら大きいと思いました。今期まだ色々対局あるので頑張りたいと思います。」
魚谷「検討の余地があるのは(2回戦に)小林さんに放銃したですね。リャンメンの中では一番可能性ないかと思ったのですが。後半は可能性あっただけに悔しいですが、自分なりに精一杯打てたと思います。」
黒田「放送で打つのが初めてで、想像以上にいつものように打てなかったです。あれだけツイていたのに負けたら実力が足りなすぎると。普段通り打てないのはわかったので最後まで条件戦を楽しもうと。今日と同じ打ち方したら次は負けると思うので、準備して挑みたいと思います。」
早川「序盤は黒田プロの裏2に苦しめられましたし、途中はグラっと来る放銃もありました。(リーチ一発ツモドラ3)をアガれて良かったです。第1期の優勝は(印象に残りやすいため)価値が高いと思っています。いつも以上に気合い入っていますので応援よろしくお願いします。」
(文・吾妻さおり)
カテゴリ:JPMLWRC-Rリーグ レポート