プロクイーン決定戦 レポート

第21期プロクイーン決定戦 初日レポート

【瑠美がプロクイーン奪還に向けて好スタート!】

■WRCルールで1日4回戦.、3日間で12回戦を行い優勝者を決定
りんのなお(現プロクイーン)
古谷知美
二階堂瑠美
蒼木翔子
東城りお

解説:山田浩之・白銀紗希
実況:吉井優

まずは次の2枚の写真をご覧頂きたい。

 

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こちらは去年と今年のプロクイーン決定戦前に撮られた集合写真である。一瞬、間違い探しかと思われた人も多いだろう。それもそう。よく見ると決勝メンバーが全く一緒なのである。
ちなみに同一メンバーとなる確率は

 

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との事。
そんな情緒溢れるプロクイーン決定戦が今年も幕を開けた。

⌘1回戦(古谷×蒼木×東城×りんの、抜け番:瑠美)
合計12本ものリーチ棒が乱れ飛んだ初戦。最初に気合いの表れが画面越しからも伝わってきたのは古谷であった。
東3局

 

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七筒が暗槓されているにも関わらず迷いのないリーチ。流局とはなったが、掴み取るぞという強い意思表示である。
そして、古谷の気迫に負けじと続いたのは蒼木であった。
東4局

 

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古谷のリーチを受けての1巡目。4枚目の東をツモって来た場面であるが、蒼木の選択は“カン”。愚形残りのイーシャンテンながらも強気に前に出ると

 

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追いつき追い越す。リーチ・ツモ・東・裏ドラの2,000・4,000を決め、初戦を制した。

⌘2回戦(瑠美×蒼木×りんの×東城、抜け番:古谷)
この半荘、圧巻であったのは瑠美。相手の調子も見たいと1番抜けを選んだが、その1回戦の熱い戦いに触発されたかのように開局からエンジン全開。4,000オール、6,000オールと瞬く間に6万点オーバー。
南3局1本場

最後は代名詞でもある“三色”を決め、大きなトップスタートとなった。

⌘3回戦(古谷×りんの×蒼木×瑠美、抜け番:東城)
2回戦の展開とは打って変わって、東場は瑠美の苦しい時間帯となる。
東1局

 

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りんのへリーチ・ピンフ・ドラ2の満貫放銃。更に
東2局1本場

 

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蒼木へ白中・ドラ2の8,000は8,300。流局挟んでの二連続の手痛い失点。対局後のインタビューでは、ここの放銃を反省に挙げていだが直ぐに気持ちを切り替えると
南3局

 

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南場でリカバリーを図り、2着まで浮上した。
一方で、ここまで苦しい展開なのが古谷。攻める気持ちとは裏腹に牌がなかなか応えず、抜け番を挟んでの連続4着となってしまう。

⌘4回戦(蒼木×古谷×瑠美×東城、抜け番:りんの)
東1局

 

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古谷と同様に一日通してアガリの少ない東城であったが、見事な六筒残しで幸先の良い跳満ツモ。瑠美の背中を追いかける。
しかし、今日の瑠美は誰にも止められなかった。
南3局1本場

 

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対局者全員をなぎ倒す6,000は6,100オール。本日のトータルポイントも大台の3桁まで乗せて初日を終えた。

◆第21期プロクイーン決定戦〜初日結果〜
二階堂瑠美 +104.0P
蒼木翔子  +21.3P
りんのなお ▲11.7P
東城りお  ▲25.5P
古谷知美  ▲88.1P

 

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(文:小林正和)