女流プロリーグ(女流桜花) レポート

第18期女流桜花Aリーグ第7節D卓レポート

【第18期 女流桜花Aリーグ第7節D卓 魚谷侑未・二階堂亜樹がプレイオフ進出】

第7節D卓対局者

5位 魚谷侑未
8位 二階堂亜樹
9位 山脇千文美
10位 内田美乃里

上位8位までがプレイオフ進出
9位〜12位はAリーグ残留
13位は入れ替え戦2日目へ
14位は入れ替え戦1日目へ
15位以降は降級となる

見どころは次の2点。

①現状5位の魚谷は7位伊達を下回り、かつ卓内2人にかわされるとプレイオフ進出を逃す。
上記の展開を避けつつ、ポイントは伸ばせるだけ伸ばしたい。

②亜樹・山脇・内田は基本的には1人しかプレイオフに進めないので、まずはお互いより下に行かないように戦う。
魚谷をかわす、または7位の伊達を上回れば3人中2名が残れるパターンに出来る。

 

 

解説 白銀紗希
実況 阿久津翔太

最初に勝負手を決めたのは内田。自風のドラ北暗刻の7,700を山脇からアガる。

 

 

東3局に亜樹が1,300・2,600をツモり

オーラスには仕掛けてトップ確定のアガリ。

 

 

1回戦ラスとやや不穏な立ち上がりとなった魚谷だが、2回戦東3局に一筒ポンから。

チャンタの保険を一切かけない大胆な切り順で狙い通りのテンパイを入れ

魚谷 役満 清老頭 8,000・16,000

激レア役満 清老頭ツモで、魚谷は大きすぎるリードを得た。

 

 

清老頭の局は九筒を掴んでオリに回らされた山脇だが、南3局にメンホン七対子で加点し、大きな浮きの2着に。

 

 

3回戦はドラ単騎七対子でリーチを打った山脇が跳満ツモ。ラスからトップになる嬉しいアガリでそのまま逃げ切り。

 

 

3回戦を終えて魚谷はトータル+108.2Pの暫定2位まで浮上している。

山脇はトータル+28.7Pで暫定8位。亜樹か内田に捲られなければプレイオフ。

亜樹・内田は山脇を上回ればプレイオフ進出となる。

東4局。亜樹が500・1,000のツモアガリをせず、567狙いのフリテンリーチを敢行。

高めの五索ツモで跳満に仕上げ、山脇を捲りに行く。

 

 

山脇も負けじと2,000・3,900は2,200・4,100をツモって再逆転するが

 

 

次局、魚谷のリーチに追いついた山脇の宣言牌が八万となり、7,700の放銃。これがプレイオフ進出を逃す決定打となってしまった。

 

 

 

以上で最終節全卓の対局が終了。

1位〜8位までの選手がプレイオフ進出。
2位魚谷と8位亜樹は2人とも10/30(月)のA卓となった。

山脇・内田はAリーグ残留が確定。

13位の瑠美は入れ替え戦2nd stageに出場。
14位の井上は入れ替え戦1st stageに出場。

15位以下の3名はBリーグへの降級が確定した。

 

 

今後の月曜日は入れ替え戦とプレイオフが開催される。
組み合わせと日程は下記画像を参照。

 

 

 

 

 

(文・吾妻さおり)