プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第40期 A2リーグ 第10節A卓レポート

第10節A卓に出場した選手は

 

 

前原雄大・伊藤優孝・刀川昌浩・石川正明という残留を争う4名。

 

 

残り2節、下位陣での負けられない直接対決は

 

 

16位の石川が11位の前原から11,600を直撃する波乱のスタートとなると

 

 

14位の刀川にも親番でアガリが出て、後方の2人が前原・伊藤に追いつき団子状態になります。

一気に差を詰めた石川でしたが

 

 

南1局の親番で配牌を取り終えた後に1牌引いて打牌。
これが多牌による20ポイントのペナルティとなり、追いついた先行グループから1人離されてしまいました。

勝ちと負けは表裏一体の存在。
相手が見せた隙は自身の最大の好機だと、一気呵成に攻め立てた前原は

 

 

ドラ単騎待ちの七対子をリーチして跳満のツモアガリを見せると

 

 

ドラ暗刻のヤミテンを石川から直撃。

 

 

さらにオーラスでは刀川からドラの東をポンして三色の片アガリを華麗に決め、特大のトップを奪います。

 

 

3回戦ではここまで大人しかった伊藤に大物手が決まり、2回戦までの負債の返済を開始。

 

 

その勢いは4回戦にも続いて本日のプラス域まで一度は顔を見せるも

 

 

完全に目覚めた前原が本日二度目のリーチツモ七対子を今度はタンヤオで決め、伊藤に傾きかけた何かを強引に引き戻しました。

 

 

そこから4連続でアガリを決めた前原が4回戦でもトップを奪って卓内トップ。
トータル順位を開始時の状態に戻し、終盤の1節を消化しました。

 

 

<第10節A卓結果>

前原+43.2P 伊藤▲8.8P 刀川▲17.3P 石川▲37.1P

(文:越野智紀)