第6期桜蕾戦決勝戦レポート
2023年12月26日
【季節外れの春が訪れる。第6期桜蕾戦優勝は加賀谷春歌!】
清末紫咲
加賀谷春歌
木村さき
関口智恵
解説:和久津晶・魚谷侑未
実況:大和
◆日本プロ麻雀連盟公式ルール4回戦
清末(九州本部)と木村(北海道本部)はそれぞれ地方本部に所属するまだ1年目の選手。
いきなり降り立った桜舞台に各応援団からのメッセージがたくさん届いていた。
■浜上文吾(九州副本部長)
■喜多清貴(北海道本部長)
地元の仲間や応援してくれる人達の声を力にし、一つの蕾を咲かせたい所。
しかし、その前に立ち塞がったのは東京本部所属の関口・加賀谷の二人であった。
まずは3年目の関口。
1回戦東2局1本場
リーチ ロン ドラ
清末から幸先良く5,200の出アガリで波に乗ると、東場の親番では
加賀谷のリーチを受けながらも怯む事なく押し続け、ダブ・ドラ1の2,000は2,100オール(供託+2,000)。初戦をトップスタートで飾った。
2回戦に入ると、今度は4年目の加賀谷が存在感を出していく。
東3局
・ホンイツ・ドラ1
2,000・3,900の効果的なツモアガリにより一気にトータルトップまで浮上した。
全4回戦のスプリント戦において上下分かれる展開へ。
しかし、これに待ったをかけたのは木村であった。
リーチ・ツモ・チャンタの4,000オール。
次局も1,300は1,400オールと着実に加点をし、三つ巴の様相で後半戦へと突入する。
ところが、3回戦からは一変。
加賀谷が関口から5,800は6,100の直撃を決めると景色はガラリと。
次局の東1局2本場では
清末のリーチを掻い潜りながらトイトイ・三暗刻の4,000は4,200オール(+1,000)を決め、3人を突き放しにかかった。
そして、最終4回戦も加賀谷に春風が吹く。
ダブルリーチ・七対子・ドラ2の手牌。
しかし、ここでの選択はヤミテン。細心の注意を払いながら万全を期して確実にアガリに向かうと
親の木村からリーチ、そして清末からリーチ宣言がされる中でをしっかりと捉えた。
この後、清末が怒涛の連荘によりトータル2位まで浮上するも、我慢の効いた加賀谷らしさ溢れるこのアガリが決め手となり第6期の新芽を咲かせたのは加賀谷春歌となった。
【第6期桜蕾戦】
優勝 加賀谷春歌
2位 清末紫咲
3位 木村さき
4位 関口智恵
【最終成績】
(文:小林正和)
カテゴリ:桜蕾戦 レポート