第24期皇帝位決定戦レポート
2024年03月05日
1月26日(金)、第24期皇帝位決定戦が放送された。対局者は松尾樹宏、横田幸太朗、島秀彰、石田知幸。
「地方プロにとっては夏目坂が本当に憧れの舞台」「まずはここで打てることが嬉しい」とはこの地方リーグ決勝に出場した何人ものプロが口にしたセリフだ。
1回戦東２局、親番の横田がペン
待ちのテンパイを入れるも、出たアガリ牌を見逃してしまう珍事が発生。
終盤にツモアガり事なきを得るも、選手の緊張感が伝わる出来事であった。
大きな点棒移動がないまま迎えた南３局、最初に大物手を決めたのは石田。
高目のツモで4,000オールを決め、精神的にも大きな初戦トップを決めた。
2回戦では初戦3・4着の横田・島が中打点のアガリで二人が大きく点棒を伸ばし挽回。二人がトップを争う展開となるも、南２局には横田が島から親のチンイツを直撃し5万点超えのトップを獲得。
3回戦は松尾が一人浮きでオーラスまで迎えるも、島が気合いの親番連荘で浮きに周り食らいつく。
最終４回戦開始時点でのトータルポイントは以下の通り。
松尾 +13.8
横田 +5.8
島 ▲3.2
石田 ▲16.4
トップの松尾から４番手の石田まで役30Pと、全員に優勝の可能性が残される状況となった。
最終戦は横田が三色確定リーチの5,200を石田からアガリ松尾に迫るも、東４局親番の松尾の選択が光る。高目4,000オールの選択もある中で、待ちを変則４メンチャンに取っての冷静な2,000オール。
横田へ高打点成就が必要な条件を押し付けると、南３局には石田の親リーチに押し切って値千金の2,000点。
オーラス、横谷は1,300・2,600と現実的な条件が残りドラ単騎テンパイを入れるも、これが流局。
この結果から、第24期皇帝位は松尾樹宏となった。
優勝の松尾樹宏は2月9日に行われる地方リーグチャンピオンシップ2024への出場権を獲得。今後の活躍にもぜひご注目ください。
（文・浜野太陽）
カテゴリ：九州プロリーグ レポート
