女流プロ麻雀日本シリーズ2024 決勝レポート
2024年05月04日
予選から激しい戦いが繰り広げられた女流プロ麻雀日本シリーズ2024。
決勝は3/31(日)に開催された。
出場者は伊達朱里紗・岡田紗佳・高宮まり・仲田加南(写真左から)の4選手。
岡田・高宮・仲田はこの大会2勝目が懸かり、Mリーグ22-23シーズンMVPの伊達は初優勝を狙う。
決勝も1回戦から激しい戦いとなった。
東2局に岡田がドラ暗刻の好配牌を得て伊達から8,000をアガると、
東4局には伊達の先制リーチをかいくぐって高宮が伊達からリーチ・ドラ3の8,000。
続く南1局には仲田も伊達のリーチを追いかけると一発で仕留め、12,000をアガる(リーチ・一発・三色)。
まさかのマンガン3度放銃スタートとなった伊達だが、全く屈することなく、
南4局2本場にリーチ・一発・ツモ・・裏3の6,000オール(+600)で挽回する。
トップ争いは激戦となったが続く3本場で岡田が仕掛けて・ドラの700・1,300(+900)。
逆転で1回戦トップを奪う。
すると岡田は2回戦も南3局1本場にリーチ・ツモ・ドラ・裏の2,000・4,000(+1,300)で
先行する高宮を逆転。1回戦から連勝を果たす。
逃げる岡田を追いかけるのは誰かが注目された3回戦。
名乗りを挙げたのは伊達だった。
東1局にリーチ・ツモ・ホンイツの4,000オールで反撃の狼煙を上げると、
南2局にはリーチ・一発・ツモ・ドラ5(裏ドラ2含む)の4,000・8,000。
伊達の勢いは最終4回戦に入っても止まらず、東1局の親番で細かく加点し、
東2局1本場には逃げる岡田からリーチ・ピンフ・裏の3,900(+300)を直撃。
2回戦終了時80ポイントほどあった差が、この時点で3ポイントまで縮まる。
ただ、ここから岡田が勝負強く突き放す。南1局に・三暗刻(60符)の8,000を高宮からアガると、
ラス前の南3局には親・高宮の先制リーチに対し、のシャンポン待ちでテンパイ。
7を暗槓した上でリーチに踏み切る。
このシリーズの行方を左右する大勝負は、岡田がを力強くツモ!
リーチ・ツモ・ダブ・三暗刻の3,000・6,000で優勝を手繰り寄せた。
岡田は3年連続で女流プロ麻雀日本シリーズの決勝に臨み、2022年以来2年ぶり2度目の優勝。
二階堂亜樹(17・21年)に続く2人目の女流日本シリーズ2勝目の選手となった。
(文:梅中悠介)
カテゴリ:麻雀日本シリーズ レポート