第37期特別昇級リーグ最終節レポート
2025年01月09日
第37期特別昇級リーグの決勝は12/22(日)に開催された。
特別昇級リーグは今期から2部が創設され、1部24人・2部36人が参加して全8節によって争われた。
下位リーグや新人の選手にも特別昇級のチャンスが広がったことで、ジャンプアップを狙う
選手たちによる戦いはさらに熱を帯びた。
【1部】瀧澤光太郎(C1)vs林潤一郎(C1)vs平野良栄(C2)vs蒼木翔子(C2)
※選手名の後ろは現在(第40期後期)の鳳凰戦所属リーグ
※優勝でB2リーグ、2位でC1リーグ昇級権利(3位C2リーグ昇級権利は該当者なし)
前日の準決勝で今期3度目の50ポイント超えプラスを果たし、首位に立った瀧澤はこの日も好調。
最終戦はライバルの親番からかかったリーチを7700の直撃で終わらせるなど、展開も味方。
危なげなく優勝を果たした。
瀧澤は去年、第39期前期の鳳凰戦で2段階降級を喫するなど、苦しい年となったが
今年は龍龍特別昇級でC2リーグに編入(7段階昇級)すると前期でC1昇級。特昇でB2を視野に入れた。
現在所属のC1リーグでも+93.5pで昇級圏内に入っていてB2昇級は堅く、充実した2024年となった。
2位蒼木は、前日の準決勝でトータルトップとの直接対決を競り勝ち決勝進出。
この日も各ゲーム要所でマンガンクラスのアガリが出てポイントを伸ばした。
最終戦は南場の親番でジュンチャン・ドラの5800をアガって林に並ぶと、
2本場では6000オールで一気に突き放した。
出産による休場から復帰した今期の鳳凰戦C2リーグは、こちらも+92.7pで4位と昇級圏内。
余裕を持って年明けのリーグ戦最終節に臨む。この2人が昇級権利を獲得した。
【2部】関本幸樹(D2)vs鷹見としや(D3)vs斎藤剛弥(E2)vs砂子直信(E1)
※選手名の後ろは現在(第40期後期)の鳳凰戦所属リーグ
※優勝でC2リーグ、2位でC3リーグ、3位でD1リーグ昇級権利
2部の決勝は、最もキャリアのある関本・砂子でも3年目(38期前期入会)という若手同士の対決。
いずれも下部リーグ所属で、3位でも昇級の権利を得られ、序盤から激しい戦いとなった。
ロングゲームとなった1回戦を関本が制すると、続く2・3回戦もトップで一気に突き放し、
初代特昇2部チャンピオンの座に就いた。
2位争いは最終盤までもつれ、南3局に斎藤が浮きに回るアガリでものにした。
鷹見は3位で特別昇級の権利を手にした。
昇級権利を手にした各選手は、来年(2025年)1/11(土)・12(日)に行われるそれぞれの鳳凰戦で
トータルをプラスで終えると、権利を行使できる。
(文:梅中悠介)
カテゴリ:特別昇級リーグ 決勝観戦記