静岡プロリーグ レポート

静岡プロリーグ レポート/第10期静岡プロリーグ第5節レポート

今節で5節目になる静岡プロリーグ。
今回話を聞いたのはいつも仲の良い28期生の2人。
まずは坪井プロから。
私「今節の意気込みを聞かせてもらっていいですか?」
坪井プロ「今期はまず9節終了時に4位までに入る戦いなので長いスパンで考えて打っていこうと思っています。」
私「今期の決勝戦システムについてどう思っていますか?」
坪井「…そうですね。今までと違い考え方や戦い方が変わる。なんと言っていいか悩みますけど、面白いシステムですよね」
1年遅れて後輩として静岡支部の一員になった坪井プロだが、実力は本物で、麻雀の話をする姿は輝いて見える好青年。今節同卓して卓内トップをとられたので、次回対戦する際は勝ち越したいと思う。
もう1人は鷲見プロ。
私「今節をどんな気持ちで臨んでいきますか?」
鷲見プロ「そうですね、今の順位やポイントは気にせず、一打一打自分の麻雀を打ちたいと思います。その結果が決勝進出になっていたら言うことありませんね。」
私「意気込みをお願いします」
鷲見プロ「去年、一昨年と2年連続で準優勝と正直悔しい思いをしました。その思いをバネに今年こそはと意気込んでいます!」
鷲見プロは前節で総合1位になった。今節はマイナスしたので2位に順位を落としたものの決勝戦の切符を争う有力候補の1人だ。
爆発力のある中で繊細さも併せ持つ安定感のある麻雀。いつも笑顔を絶やさない周りを明るくさせるナイスガイ。
この2人が今後も静岡支部だけではなく麻雀界で大きく躍進するのに期待している。
そして今節の結果。勝ち頭が鈴木郁孝プロで+66.8Pを叩いて一気に4位まで浮上。
前節まで総合ポイントマイナスからの大きなジャンプアップに成功。
この結果でわかる通り、たった1節で順位がひっくり返るほど、上位のポイントが拮抗しているのだ。
上位で飛び抜けた人がいないため、このまま後半まで縺れ込むようなこととなれば大接戦となっていくことになる。
上位陣が考えることは、いち早くこの団子状態を抜け出して、安全圏までポイントを稼いでしまうことだろう。
今現在マイナスしている人も、一気にごぼう抜きも可能となるため、これからどのような展開になるのか予想できない。
今期は総合1位を目指す必要はない。まずは決勝卓の4人を目指す。
前述したように、これから後半戦という思いはない。
もうすでに後半戦に突入していてクライマックスなのだ。
1節ごとに順位が大きく変わるのではないだろうか。
私も鷲見プロが答えたように一打一打自分の麻雀をしっかりと打っていきたいと思う。
今後の静岡プロリーグの結果にどうぞご期待ください。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 望月 雅継 83.6 0.0 0.0 ▲ 2.5 2.3         83.4
2 鷲見 隼人 31.2 ▲ 38.5 58.1 33.2 ▲ 10.6         73.4
3 岡本 和也 8.6 44.9 ▲ 1.4 13.8 ▲ 1.7         64.2
4 鈴木 郁孝 5.6 ▲ 6.8 21.1 ▲ 23.8 66.8         62.9
5 徳永 翔 2.5 10.6 56.9 ▲ 26.6 13.6         57.0
6 土屋 幸弘 19.6 0.0 2.7 ▲ 20.4 26.3         28.2
7 平野 敬悟 ▲ 47.9 24.0 58.2 ▲ 16.3 0.0         18.0
8 長内 真実 0.0 0.0 ▲ 11.4 0.0 29.2         17.8
9 太田 昌樹 ▲ 26.4 0.9 8.4 20.2 13.1         16.2
10 越川 清一 ▲ 2.2 0.0 44.3 8.0 ▲ 44.5         5.6
11 坪井 哲也 26.7 ▲ 53.5 ▲ 17.4 ▲ 7.2 36.9         ▲ 14.5
12 鈴木 秀幸 12.4 ▲ 3.4 ▲ 6.5 6.5 ▲ 29.2         ▲ 20.2
13 京平 遥 ▲ 5.9 0.0 ▲ 12.5 4.8 ▲ 26.0         ▲ 39.6
14 鈴木 雅人 42.9 ▲ 29.3 ▲ 53.9 27.3 ▲ 39.9         ▲ 52.9
15 渡辺 洋巳 ▲ 44.2 59.4 ▲ 35.2 ▲ 17.5 ▲ 37.7         ▲ 75.2
16 杉村 泰治 ▲ 44.3 8.7 ▲ 48.4 6.1 ▲ 19.5         ▲ 97.4
17 石原 将樹 ▲ 63.2 ▲ 17.0 ▲ 64.0 ▲ 5.6 ▲ 0.1         ▲ 149.9