プロリーグ(鳳凰戦)レポート

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A2リーグ最終節レポートB卓 山田 浩之

前回に引き続き実況の私山田がレポートを担当させていただきます。
よろしくお願いいたします。
先週の対局を終え、ポイントは以下のようになった。
10位 紺野  ▲14.7P
11位 白鳥  ▲31.0P
12位 ダンプ ▲43.7P
13位 四柳  ▲93.3P
14位 山井  ▲148.0P
15位 黒沢  ▲220.6P
16位 河井  ▲419.6P
4人降級なので、ダンプの▲43.7Pが残留ライン。
B卓のメンバーは、紺野、白鳥、四柳、黒沢。
黒沢はポイントが離れているためかなり厳しい。
ほぼ、紺野、白鳥、ダンプ、四柳の内から1人降級となるであろう。
紺野、白鳥、四柳のうち、トータルポイントが一番低い人が降級。
その人がダンプのポイントを上回っていれば、ダンプが降級となる。
1回戦(起家から紺野、黒沢、四柳、白鳥)
点棒の移動があるものの、平たい点数状況で迎えた親で紺野がブレイクする。
南1局1本場、紺野リーチ。
一万二万三万五万五万一索二索三索二筒三筒六筒七筒八筒  リーチ  ロン一筒  ドラ三筒
これに飛び込んだのは四柳。
二万三万四万六索七索八索一筒三筒五筒五筒  ポン中中中  ツモ三筒  打一筒 上向き
ドラが重なっての待ちかえだが、痛い放銃となった。
続く2本場は、黒沢との2人テンパイで流局となったものの3本場、
二索三索三索四索四索五索六索七索八索八索八索九索九索  ロン九索  ドラ六索
これをテンパイの入っていた黒沢からアガリ6万点over。
南3局、四柳も親で反撃開始。
四万五万六万六万六万三索三索三索六索七索八索三筒四筒  リーチ  ロン二筒  ドラ五万
1本場
二万三万四万一索一索二索三索二筒三筒四筒六筒七筒八筒  リーチ  ドラ二索 1人テンパイ
2本場
六万六万五索五索八索一筒一筒四筒四筒七筒七筒西西  リーチ  ドラ七筒
ノーミスでのテンパイ。しかも3枚山に生きている。これに待ったをかけたのは紺野。
三万四万七万八万九万四索四索四索四筒五筒五筒白白
七索五万八索
白白四筒 左向き
持ち点にゆとりがあるものの、調子があがってきたライバルの親リーチに追いかけるのは勇気がいるだろう。
四柳の六索をとらえ1,300。
このまま紺野は1人浮きの大トップ。降級争いから抜け出した。
2回戦も紺野は攻め手を緩めず、2連勝。オーラス、ホンイツを決めた四柳が浮きの2着となった。
3回戦(紺野+63.6白鳥▲55.5四柳▲102.0黒沢▲263.5)
ダンプのポイントを下回り後が無くなった白鳥だったが、東1局6,400、東3局26,00オールと四柳を突き放す。
東4局、黒沢が意地をみせる。
七万七万七万九万九万九万五筒五筒六筒七筒九筒九筒九筒  ドラ九万
ここから五筒を見逃し、3人に追いつかれるも七筒を2枚引き四暗刻。
黒沢らしい豪快なアガリ。
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この先加点とまではいかなかったが、黒沢トップ。
序盤リードした白鳥が浮きの2着。四柳はオーラスの親で粘るも痛恨のラス。
ここでほぼ終戦となった。
攻めて勝ち切った紺野、守って逃げ切った白鳥がそれぞれ持ち味を出し残留を決めた。
一方、残念ながら黒沢は降級、四柳はC卓の結果待ちではあるが、120P以上離れているためほぼ降級が決まった。