プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A2リーグ最終節レポートC卓 山田 浩之
2015年02月04日
C卓の組み合わせは
5位滝沢 +66.6P
8位石渡 +41.0P
9位刀川 +24.8P
10位櫻井 +1.3P
昇級ボーダーは現状+154.0P降級ボーダーは▲126.6Pとなっている。
よほどのことがない限り降級はないだろう。
そしてD卓(1位2位3位4位)は来週行われるためボーダーに追いつくだけでは厳しい。
大トップを含めた4連勝が最低条件といったところか。
1回戦東3局
ドラ
カンからの待ち変えでリーチ。高めのドラをツモって3,000・6,000。
南1局
ポン ドラ
すぐにをツモって4,000オール。
この2つの大きなアガリを決めた石渡の1人浮きのトップとなった。
2回戦南1局
ここまで手は入るもののなかなかアガリに結びつかなかった刀川にチャンス手。
ドラ
ここからを切ってヤミテン。次巡を引きリーチ。
これをピンフ一通テンパイの滝沢からアガリ7,700。
南2局
ツモ ドラ
7巡目、親の刀川の手牌。絶対にものにしたいこの手。
リーチかヤミテンか難しいが刀川は迷わずリーチ。すぐにをツモって6,000オール。
1本場、今度は滝沢の反撃。刀川の親リーチを受けるも、
ツモ ドラ
を切りヤミテン。高めのをツモリ2,000・4,000。
相手は絶好調の親、そして自分はラス目ということをふまえた滝沢らしい冷静な判断。
今回は裏目となったが、ほとんど追っかけリーチを打ってきた自分には改めて考えさせられる1局だった。
だが反撃もここまで、刀川トップで2回戦は終了した。
3回戦は丁寧な手順でアガリを重ねた石渡のトップ。
4回戦東1局1本場
ドラ
まずツモ。
三色の天秤にかける切りもある。ドラ2あるのでスピード重視の切りもあるだろう。
だが親の滝沢が選んだのは2シャンテン戻しの打。
瞬間スピードは落ちるが裏目が少なく打点アップも見込める。
そしてツモ。ここではスピードも意識した切り。結果は正解。
長引いたもののを引く前にをツモリ4,000オール。
何が正解ということはないだろうが、一般の方や若手プロには是非参考にしてもらいたい。
このまま逃げ切った滝沢が1人浮きのトップでC卓の最終節は終了となった。
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