中部プロリーグ レポート/第25期中部プロリーグ 第3節レポート
2015年05月02日
Aリーグ:牛尾信之
第25期中部プロリーグももう第3節を迎えました。
第3節はちょうど中間地点、ここでの結果が今後の行く末を大きく決めるような気がします。
私は、現時点では+47.9Pの3位。1位の寺戸が+132.0Pと大きく抜けておりますが、2・3・4位はほとんど団子状態、ちょっと離れたところに5位が付けています。
私の今節の希望としては、出来ればポイントを上積みしたいところですが、あまり無理をするところでもないので現状維持くらいでもいいかな、と考えておりました。
どうやら、その考えが甘かったようですが・・・。
1回戦目、満貫を出アガリ幸先の良いスタートを切れたのですが、そのあとはアガリもなく徐々に点数を減らされていきます。
南3局、危険牌の放し時を見誤り、テンパイ打牌で親に5,800を放銃し、マイナスに転落してしまいます。
オーラス、親番でなりふり構わぬ仕掛けをし、ドラのペンチャンをツモり1,000オールをアガリますが、次が続かずに▲3.0Pの3着となってしまいました。
次の2回戦目、慎重に手を進め、運も味方をして一時は持ち点が40,000点を越えたのですが、ここで杉村が大爆発。
早いリーチや勝負手が次々と決まり、結局+31.7Pの大トップを取られてしまいました。
私は、あまり被害を受けることはありませんでしたが、まったく追いつけず+8.9Pの2着。
しかしこれで1回戦目の借金を返して浮きに回り、少し余裕が出来ました。
3回戦目、まさかのノー和了で苦渋のラスを引いてしまいました。
常に手が遅く打点もなかったので守りに入っていたのですが、捌いていけるところもあったのでは、と反省しています。
またもやマイナスに転落をし、後が無い4回戦目。
東1局にリーチを打ち1,000・2,000をアガリまずまずのスタートを切ります。
しかし東2局、ここまで不調だった親の森下がここで立て続けにツモアガリ、またもやマイナスに。
続く私の親番ではドラが2枚のタンピン系の勝負手が入ったのですが、先制リーチを打たれてしまい、場況を無視した安易な打牌で放銃してしまいました。
ドラ
ここから、ドラ2枚を使い切る打としたのですが、ソーズはいかにも危なく、まだピンズの方が通りそうだったので、ここは一旦打と構えて、あとはツモの成り行きにまかせるとしても良かったように思えます。
その後、親のリーチに決死の覚悟で追いかけ2,000・4,000をアガるもまだマイナス。
そして親も無くなり、オーラスで浮きに回る条件は跳満ツモ。七対子ドラドラのテンパイが入りリーチを打ちますが、ツモることも叶わず終局となってしまいました。
結局今節は▲28.0Pとなり、トータルでは6位まで落ちてしまいました。
しかし、上2人は抜けてしまいましたが、33位まではほとんど差が無いので、あと2節でなんとか決勝戦の椅子に残りたいと思います。
Aリーグ
順位 | 名前 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 寺戸 孝志 | 20.2 | 111.8 | ▲ 24.4 | 107.6 | ||
2 | 土岐 雄太 | 4.6 | ▲ 7.2 | 102.3 | 99.7 | ||
3 | 櫛田 利太 | 38.7 | ▲ 31.2 | 20.1 | 27.6 | ||
4 | 杉村 泰治 | 15.1 | ▲ 39.1 | 50.7 | 26.7 | ||
5 | 山神 達也 | ▲ 3.8 | 44.8 | ▲ 19.5 | 21.5 | ||
6 | 牛尾 信之 | ▲ 6.0 | 53.9 | ▲ 28.0 | 19.9 | ||
7 | 伊藤 鉄也 | 22.3 | ▲ 9.9 | 3.5 | 15.9 | ||
8 | 日下 健司 | 40.2 | 8.5 | ▲ 33.4 | 15.3 | ||
9 | 樋口 新 | ▲ 33.4 | 25.5 | 20.5 | 12.6 | ||
10 | 村瀬 寛光 | ▲ 21.0 | 5.4 | 15.5 | ▲ 0.1 | ||
11 | 太田 充 | ▲ 4.0 | 3.6 | ▲ 26.9 | ▲ 27.3 | ||
12 | 杉浦 貴紀 | 17.9 | ▲ 14.6 | ▲ 42.0 | ▲ 38.7 | ||
13 | 掛水 洋徳 | ▲ 11.7 | ▲ 4.0 | ▲ 46.1 | ▲ 61.8 | ||
14 | 森下 剛任 | ▲ 7.6 | ▲ 19.2 | ▲ 38.2 | ▲ 65.0 | ||
15 | 佐藤 あいり | 1.4 | ▲ 72.2 | 0.8 | ▲ 70.0 | ||
16 | 三戸 亮祐 | ▲ 72.9 | ▲ 58.1 | 45.1 | ▲ 85.9 |
Bリーグ:小野雅峻
新年度の始まりとなる4月、人によっては新たな地での活動のスタートとなる人もいることだろう。
そんな中、中部プロリーグでは折り返しとなる第3節が始まった。
今節の対局相手は越川(+68.2P)、朝岡(+9.8P)、山本(▲38.1P)となっていた。
私は前節まで比較的調子がよかったため、+36.1Pで第3節をむかえることが出来ていた。
初めて挑んでいるBリーグでポイントを持ったまま第3節となり、最近の仕上がりも悪くなかったことから、今節は降級のことなど考えず攻撃に重きをおいて対局に臨もうと考えていた。
またもうひとつ、今節の重要な課題として、現時点で上位につけている越川に独走を許さないことを意識した。
前節で少し麻雀のスタイルというものについて触れたと思うが、様々なスポーツでもあるように、麻雀においても選手ひとりひとりにスタイルというものはあると思う。
その中で、越川は腰の重い攻撃的な高打点麻雀だという印象を受ける。
こういうスタイルの打ち手は、しっかり手を作って高打点を連発してくるので、勢いに乗せたら止められないし、麻雀を観戦していて気持ちのいいタイプの打ち手だと思う。
正直言って苦手なタイプだ。というのも、自分が比較的鳴きを多用し、手数で勝負するスタイルだからである。
麻雀が1対1のゲームだったらまず勝ち目はなかっただろう。だが麻雀は4人で行うゲームだ。だから面白い。
さらに今回は組み合わせにも恵まれ、同卓の2人が越川のようなスタイルではなく、どちらかといえば自分に似ていると感じていた。
早い話が「アガられる前にアガれ」ということだ。
さて、結果はどうなったのか。今節は終始自分に手が入ってきたので結果は出すことができたが、目標を達成できたかと言われると、持ち前の打点力で大きなトップを取られてしまった半荘もあり、もう一歩だったな、と感じた。
今後も幾度となく自分と真逆のスタイルの打ち手と闘っていくことになると思う。どこまで自分の麻雀が通用するか楽しみだ。
今期も残すところあと8半荘しかない。
組み合わせはすでに発表されているので、各々勝たなければいけない相手はわかっていることだろう。
しっかりと目標を決め、全力で闘っていただきたいと思う。
Bリーグ
順位 | 名前 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大滝 聡 | 45.3 | 32.9 | 16.7 | 94.9 | ||
2 | 小野 雅峻 | 38.5 | ▲ 2.4 | 58.7 | 94.8 | ||
3 | 越川 清一 | 23.2 | 45.0 | 22.1 | 90.3 | ||
4 | 菅野 直 | 38.6 | 4.3 | 19.2 | 62.1 | ||
5 | 葛山 英樹 | 2.7 | 69.4 | ▲ 25.1 | 47.0 | ||
6 | 安藤 大貴 | 42.8 | ▲ 10.6 | 7.6 | 39.8 | ||
7 | 古川 孝次 | ▲ 54.7 | 19.8 | 65.0 | 30.1 | ||
8 | 朝岡 祐 | 5.6 | 4.2 | 10.6 | 20.4 | ||
9 | 河合 慎悟 | 38.7 | ▲ 70.9 | 35.6 | 3.4 | ||
10 | 長谷川 弘 | ▲ 42.6 | 16.1 | ▲ 5.3 | ▲ 31.8 | ||
11 | 原田 知彦 | 74.3 | ▲ 53.2 | ▲ 74.4 | ▲ 53.3 | ||
12 | 大町 篤志 | ▲ 34.5 | 36.5 | ▲ 56.6 | ▲ 54.6 | ||
13 | 木村 東平 | ▲ 42.8 | ▲ 27.9 | 13.5 | ▲ 57.2 | ||
14 | 中谷 彰吾 | ▲ 47.0 | ▲ 1.2 | ▲ 15.8 | ▲ 64.0 | ||
15 | 中西 栄二 | ▲ 95.8 | ▲ 18.2 | 19.6 | ▲ 94.4 | ||
16 | 山本 拓哉 | 7.7 | ▲ 45.8 | ▲ 91.4 | ▲ 129.5 |
Cリーグ:浅野文雅
折り返しとなる第3節。
そろそろ昇級ボーダーを意識し始める頃だろうか。
そんな中私はせめてプラス終えられればと思い臨んだ第3節であった。
1回戦目
細かいアガリを積み重ねなんとかトップをとる。
2回戦目
ノー放銃ノー和了で何もできず3着で終わる。
3回戦目
大物手が決まらず、焦りからか小さいながら放銃が続くも、
オーラスの親番でアガリを拾え、マイナスを最小限に抑えるも1回戦目の貯金をほぼ使い切る。
4回戦目
思うように手が入らず苦しい局面が続いたが、終始拮抗した点差で食らいつきトップで終える。
なんとか本日トータルプラスで終えるものの、全体を見ると、中部プロリーグ決勝経験者である鈴木(雄)、大高坂が大きくポイントを伸ばし100Pオーバーと抜け出している。
しかし、1節で100P勝つこともあれば、負けることもある。
麻雀に絶対などない。
最後まで昇級を諦めず戦い抜いて行きたい。
Cリーグ
順位 | 名前 | 1節 | 2節 | 3節 | 4節 | 5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 鈴木 雄介 | 28.2 | 65.8 | 50.8 | 144.8 | ||
2 | 大高坂 松城 | ▲ 24.1 | 94.9 | 41.1 | 111.9 | ||
3 | 角谷 和幸 | ▲ 12.1 | 67.0 | 37.3 | 92.2 | ||
4 | 太田 峻也 | 92.5 | 5.2 | ▲ 38.5 | 59.2 | ||
5 | 鈴木 淳 | 30.1 | 16.1 | ▲ 6.9 | 39.3 | ||
6 | 三谷 卓也 | 28.8 | ▲ 21.5 | 26.3 | 33.6 | ||
7 | 山本 美文 | 81.9 | ▲ 28.1 | ▲ 28.3 | 25.5 | ||
8 | 金平 裕樹 | ▲ 14.7 | 0.5 | 38.1 | 23.9 | ||
9 | 浅野 文雅 | ▲ 24.7 | 22.7 | 15.5 | 13.5 | ||
10 | 大西 義則 | ▲ 33.8 | 42.7 | 3.6 | 12.5 | ||
11 | 清水 哲也 | ▲ 1.0 | 17.5 | ▲ 9.6 | 6.9 | ||
12 | 家田 みゆき | ▲ 45.3 | 6.3 | 42.2 | 3.2 | ||
13 | 斎藤 寛生 | 42.1 | ▲ 14.9 | ▲ 34.4 | ▲ 7.2 | ||
14 | 堤 文吾 | ▲ 3.9 | 1.8 | ▲ 5.3 | ▲ 7.4 | ||
15 | 池沢 麻奈美 | 48.0 | ▲ 25.5 | ▲ 40.9 | ▲ 18.4 | ||
16 | 加藤 泰史 | 37.0 | ▲ 41.3 | ▲ 30.7 | ▲ 35.0 | ||
17 | 鈴木 基芳 | ▲ 34.9 | ▲ 45.0 | ▲ 11.1 | ▲ 91.0 | ||
18 | 岡本 丈司 | ▲ 16.0 | ▲ 89.3 | 14.1 | ▲ 91.2 | ||
19 | 都築 友和 | ▲ 90.2 | 37.3 | ▲ 42.6 | ▲ 95.5 | ||
20 | 上田 利華 | ▲ 34.9 | ▲ 100.0 | 16.0 | ▲ 118.9 | ||
21 | 若松 正和 | ▲ 24.0 | ▲ 66.3 | ▲ 38.7 | ▲ 129.0 | ||
22 | 島崎 涼 | ▲ 29.0 | ▲ 46.9 | ▲ 100.0 | ▲ 175.9 |
カテゴリ:中部プロリーグ レポート