プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A2リーグ第5節レポート 櫻井 秀樹
2015年08月27日
対戦メンバーは石渡、紺野、山田。
折り返しの第5節、私の目標はトータルを0に戻す事。
つまりはプラス10ポイントほど浮けばよいと思って臨んだ。
しかし、結果から言うとマイナス20ポイントほどで今節は終了。
初日に作った借金が返済できないまま、後半戦に入ることとなった。
本来であれば、このレポートで反省点などをあげ、後半戦に向けての修正点などを述べるのだろうが、自分なりに今節の出来は良かったと感じている。
ツイている、ツイていないの出来ではなく、自らの状況判断やヨミといった部分が冴えていたのである。
集中力も終始切れることなく、苦しい展開が続いても前のめりになる事も、弱気になりすぎる事もなく、自分なりにベストのバランスが保てていたと思う。
来月末からは十段戦決勝も始まるため、なんとかこの集中力とテンションが保てればと思う。
さて、麻雀の内容だが。
手が入らないわけではないが、あと一歩のところで打てない牌をひかされる。
ロン牌がくる分には構わない、自分が打たなければ良いだけだから。
しかしアガリたい手(アガれそうな手)がアガれないのはキツイ。
分岐となった3回戦
東3局1本場 親 9巡目
リーチ ドラ
※は3枚ヤマ
南1局西家
ツモ ドラ
望んでいた最終形にもならず、一度もツモることなく同巡で終局。
2局とも 山田→石渡に満貫の移動。
その山田も南場のオヤ番で12,000、3,900オールとアガる。
完全に1人蚊帳の外だ。
このまま勝負に参加できないと4回戦もジリ貧と考え、ラス前のオヤ番で勝負をかけてみたのだが。
南3局1本場 親
ツモ ドラ
単騎のリーチを打つ。
ドラのない七対子リーチは私は基本打たない事の方が多い。
しかし、打点だけでなく(ツモれば打点もあるが)、ここで全員の手を止める事が目的だった。
ただし、まっすぐこられたら今回のラスは確定であろう。
河は
変則的で、マンズはもちろん字牌も打ちづらいため、対応するとなるとベタオリしかない。
しかし、石渡はをしっかり押してテンパイ。
紺野の切りリーチで思惑は外れ、結果は予想通りとなってしまった。
みながオリていれば、スコアは全く逆になっていたような気がする。
やはりA2もみな強く、なかなかプラスさせてはくれない。
ただ、最初に述べたように自分なりの満足感はある。
十段決勝の前におそらく6節があるだろう。
しっかりトレーニングして、ベストの麻雀をしたい。
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