中級/第120回:中級講座『そしてファイナルへ~A2への旅立ち~』 古橋 崇志
2017年01月18日
麻雀ファンの皆様いかがお過ごしでしょうか?古橋崇志です。
毎月楽しみにされていたであろうこの中級講座も遂に最終回となりました。
今回は「最終回=ファイナル」なだけに最強戦ファイナルを振り返ってみたいと思います。
遂にネタ切れか?
と心配されている皆さん!・・・その通りです。
まずはこちらをご覧下さい。
こんなロボットダンスの様な入場は滅多にご覧いただけないのではないでしょうか。
そうです。私はガチガチに緊張しておりました。
そんな状態で対局開始となり東1局親番でドラは。
この男はここからを切って手なりで進めて行きます。
この手牌が「アガるのは難しい手牌」である事を認識しなければならない、と言う事なのです!
つまりこの手牌は「オリを前提に手役が出来た時にだけ勝負する」手牌なのです。
前回の中級講座でこんな偉そうな事を言っていた男がいました。
まさにこの手牌は「オリを前提に手役が出来た時にだけ勝負する」手牌ですよね。
1回勝負のトップ取りの特殊な条件とは言え、役牌を重ねてのチャンタ狙いが手役派らしい打ち方でした。反省!
そして東2局ドラは。
4巡目に角谷さんがをポン。捨て牌はソウズのホンイツ模様。
そこで私にドラが重なりこの形。
ここで私は打とし、トイツ手の手組みにしてしまいます。
は生牌ですが東1局の手牌と比べたら、この手牌は「攻めるに値する手牌」です。
ここはメンツ手も捨てずに打とするのが良かったですね。
この局の角谷さんの仕掛けですが、ソウズのホンイツに見せつつ、相手を牽制して他の色でアガる見事な仕掛けでした。純粋な私は見事に翻弄されてしまいました・・・
続いて東3局2本場ドラ
さて、ここでおさらいです。
いくら手役派と言えど、ずっと手役だけを狙っていたら勝てません。
序盤は跳満(打点>効率)
中盤は満貫(打点=効率)
終盤はアガリ若しくはテンパイ(打点<効率)
と言った具合に除々に手役を見切っていくことが大事なのです。
第117回:中級講座『手役の見切り時』より
と、言うことでこの手牌の最高形は
ソウズのホンイツ一通
ドラを使っての高打点ならば
チャンタドラ
手牌が伸びなければ
ポン
この2,000点で妥協することも考えられます。
いくら手役派と言ってもいきなりドラターツから外すのはやり過ぎです。
まずは序盤なので目一杯字牌から切っていきましょう。
この形からが出ますが、1枚目はスルー。
そして4巡目にドラのが重なります。
は1枚切れ、
は生牌でドラ固定の打
としたくなりそうですが、ここでも字牌を切って目一杯に構え、マンズで2面子も考えましょう。
そして難しい選択となったのがこちら。
を引き、最高形がピンフ純チャン三色ドラ1と倍満まで見えるようになってきました。
が!ドラがなので悩ましいですよね。
ツモ切り、ドラの
切り、
切りの2シャンテン戻しも考えられます。
私の選択は打。
巡目的にはもう中盤です。ここは効率と打点と両方見る選択が良さそうです。
結局、が3枚見えになった後、安全牌を持ってドラの
を切るのですが、このドラを下家の茅森さんがチー。3,900をアガられます。
チャンス手またも実らず!
苦しい展開で迎えた南1局、最後の親番です。
神様はまだ俺を見捨てていなかったのか!と思いたくなる5巡目でこの手牌。
牌効率なら切りですが、ドラの
重なりを考えた時の形は打
が良さそうです。
しかし何だかんだで基本はデジタルな男、古橋。
ここは打とします。
手牌変化の無いまま7巡目、茅森さんからリーチが入ります!
「ぐぬぬ、これは絶体絶命だぜ」
などと思っていましたが、点数状況的に絶対に落とせない親番。
無筋を切り飛ばし、ドラが重なり、を引いて遂にテンパイ!
は2枚切れでシャンポン待ちは弱そう、
も2枚切れで瞬間の七対子も弱そう、
はフリテンですが山に残っていそう、6,000オールツモったらカッコ良さそう!
「リーチ!」
結果は角谷さんが茅森さんから跳満のアガリ。
ツモの6,000オールを捕えるのは今の私の実力では難しいのですが、リーチせずに一旦
タンキに受け、七対子ならばアガリがありました。
何事も冷静な判断が重要だと痛感。
こうして僕の2016年は幕を閉じたのです。
最後の結果は良くありませんでしたが、何となく成長が実感できた1年となりました。
さて、約半年間に渡ってお届けした私の中級講座もこれにておしまいとなります。
最後までお付き合いいただいて感謝感激でございます。
あまり戦術的な事はお伝えできませんでしたが、「古橋がこんな事言ってたな」と1つでも実践していただけたら幸いです。
それでは皆様半年間ありがとうございました!
また会う日まで!さようなら~
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