その他イベント/ロン2カップ2017summerレポート 紺野 真太郎
2017年09月25日
去る9月2日夏目坂スタジオにてロン2カップ2017summerが行われました。当日は9月頭とは思えないほど涼しく、人より常に厚着状態のおいらにとっては絶好の気候。
これはいいことあるかなと会場に向かいました。
放送の始めは大庭三四郎のアシスタント辞退の話題から・・
・・・まあ、彼にもいろいろあるのでしょう(笑)
今回のロン2カップ2017summerは4人打ちの三人麻雀で行われます。実はおいらはこのロン2カップ2回目の出場で、前回出場した2013summerもこの4人打ちの三人麻雀。
その時の成績はなんとびっくりの優勝。今回もと気合を入れて臨んだのでした。
予選1回戦 起家から アルさん 佐々木寿人 紺野真太郎 和久津晶
ユーザー代表のアルさんはこのロン2カップ3回目の出場。しかも初出場だった2016summerでは見事に優勝されています。もはやただのユーザー代表の域を超えています。
麻雀攻めダルマこと佐々木寿人。グランプリMAXのタイトルも獲得し、勢いに乗る佐々木プロ。この三人麻雀はその攻撃力を活かすのに適したルールで勝ち上がりを狙う。
駿河湾に現れた麻雀海坊主こと私、紺野真太郎。・・もう何とでも呼んでください。放送ではニックネームに負けないインパクトのある登場(笑)出オチとならなければいいが・・
超攻撃型麻雀アマゾネスこと和久津晶。最近では寿人棒に対抗すべく、ゾネスティックなるものが存在するらしい。「目が醒めるような放銃をします」とは本人の弁。
三人麻雀としては東場はあまり動きがなく迎えた南1局、紺野のリーチ。
リーチ ドラ
カンでドラも増えての勝負リーチ。そこに親のアルさんもぶつけて来る。
ポン ポン 加カン
高め跳満のこちらも勝負手。この勝負はアルさんに軍配。をツモり6,000オール。トップ目に立つ。
南4局。紺野は
リーチ 一発ロン ドラ 裏
と、この7,700は10,100をアガリトップで南場を終える。しかし、今大会は70分+1局の時間制限があり、まだ70分を経過していない為、終わらない。西入となる。
このアガリで勢いをつけたか紺野。西場で大きく得点を伸ばして88,200点。東場に返って再び東2局、時間的にはあと3局ほどか。
41,900点持ちの佐々木の親番。先にテンパイを入れたのは南家の紺野。
ドラ
この手がを引き入れ––待ちに変化。佐々木の親を流せれば勝ち上がりに大きく近づく紺野はヤミテンを続ける。
12巡目に佐々木からリーチ。和久津から打たれる。その牌に2人のロンの声。
リーチ 一発ロン ドラ 裏
佐々木の頭ハネ。18,000で紺野との差を詰める。
次局、またしても佐々木のリーチ。ここで70分経過のアナウンス。ここを凌げば・・
「ツモ」ハイテイで手を開いたのは佐々木だった。
リーチ ハイテイツモ ドラ 裏
なんと12,000オール。5万点弱の差をたった2局で捲くられてしまった。
最終局、紺野の条件は2,600オール以上。2,600オールだと同点というケースであったが、
ツモ ドラ
この3,900は4,500オールで再逆転。決勝進出を決めた。
勝ち上がり 紺野真太郎
予選2回戦 起家から マック紅坂さん はなりくさん 高宮まり 宮内こずえ
ユーザー代表マック紅坂さん。いきなり「スマイルしていますか?」と本家?マック赤坂さんのセリフで登場。三人麻雀は打った事が無いとのことで、どこまで女流プロ2人に迫れるか。
ユーザー代表、はなりくさん。初出場で緊張していらした様子も司会の井上絵美子とのやりとりで少しは緊張がほぐれたでしょうか。
純白の牌奏者こと宮内こずえ。三人麻雀発祥の地、四国の出身だが、三人麻雀は勝又建志と佐々木寿人に教えられたと本人の弁。得意の手なり進行で勝ち上がるか。
淑女なベルセルクこと高宮まり。麻雀中スイッチが入るとバーサーカー(狂戦士)と化す。
「見境なく放銃しますけどね・・」とこちらは控えめなお答え。
あまり動きの無い展開の中、東3局5本場、はなりくさんがこのメンホンを決める。
ツモ ドラ
4,000は5,500オールのアガリ。まだ序盤とはいえ、緊張をほぐすには十分であろう。
南1局マック紅坂さんの親番。をポンしてこのテンパイ。
ポン ドラ
これに飛び込んだのが高宮。12,000でユーザーさんのワンツー体制。この後高宮がはなりくさんを追い上げるも南3局この手を高宮からロン。
ポン ロン ドラ
強烈な16,000。はなりくさんが大きく抜け出す。しかし、これでも決まらないのが三人麻雀の怖さと面白さ。南4局、親の宮内がリーチ。
リーチ ドラ
この後を暗カンそしてをツモ。そして裏ドラが・・
なんと暗カンしたと頭の!!親の三倍満18,000オールで一気に逆転。そのまま押し切り勝ち上がりを決めました。
それにしても18,000オールとは・・宮内恐るべし。
勝ち上がり 宮内こずえ
予選3回戦 起家から 灘麻太郎 前原雄大 滝沢和典 森山茂和
麻雀バガボンドこと滝沢和典。三人麻雀は得意種目の滝沢。しかし周りも歴戦の猛者達。「ここに放りこまれても・・」と少し困惑の表情も最後まで戦い抜くと最後は力強くインタビューを締めた。
現鳳凰位、麻雀閻魔こと前原雄大。「部長の佐々木と秘書の和久津が破れ去りました。チームがらくたの総帥としてこの対局に全てを注ぎたいと思います。」とコメント。
解説の佐々木からは「まあ、しっかり頑張って欲しいですけどね・・」とやや上からのコメント。
カミソリ灘こと灘麻太郎。「滝沢のコメントを聞いて、三人麻雀はハマると強烈だから、今日は滝沢をマークしなきゃいけないかな」と話す。しかし表情は柔らかく、いつも通りの自然体。
最後に日本プロ麻雀連盟会長、手役アーティストこと森山茂和。「前に前原プロと反対の席で前原プロから国士無双をアガったんだよね。今日は反対の席だから国士無双打ちます。狙ってみてください」
と本気とも冗談とも取れる言葉。しかし、この後直ぐにその国士無双が炸裂することになるとは・・
静かな立ち上がりで迎えた東3局、灘は静かにテンパイ。
ドラ
そして次巡あっさりとをツモ。冒頭で森山が話していた国士無双が現実のものに。
しかし、役満1つくらいでは決まらないのはここまでの2戦を見ても明らか。南4局1本場、親の森山が9,000オールで反撃開始。
リーチ ツモ ドラ 裏
更に2本場
リーチ ロン ドラ 裏
この18,000を前原から。一気に灘を逆転してしまう。
そして最終局、東1局1本場。持ち点は森山61,100点、滝沢51,000点、灘40,600点。親は灘。アバウトだが滝沢は満貫ツモ、灘は満貫直撃が勝ち上がり条件。
わずか3巡、灘がテンパイ。
ポン ドラ
森山からなら勝ち上がり、ツモか滝沢からなら2着で敗者復活戦へ。
直後の滝沢。手が止まる。
ドラ
満貫(3,900オール)が欲しい滝沢。手役とドラ重なりを見てか・・
ここは滝沢を選択。放銃を回避。続く森山。
ドラ
こちらは一瞬テンパイ取りのに手が掛かるが、思い直したように役をつけるべく打。勝負はもつれるかに思えたが、次巡、滝沢がを切り決着。灘は3着から2着になり、敗者復活戦へ。
勝ち上がりは森山となった。
勝ち上がり 森山茂和
敗者復活戦 起家から 滝沢和典 はなりくさん 灘麻太郎 佐々木寿人
東1局いきなり動く。はなりくさんの手牌
ポン ポン ロン ドラ
チンイツ、トイトイ、ドラ4の三倍満。これに飛び込んだのは灘。はなりくさんが決勝に1歩近づく。
逃げるはなりくさんを追い詰めていったのは佐々木。徐々に差を詰め、南2局この満貫ツモではなりくさんを捕らえた。
リーチ ツモ ドラ 裏
その後もバランスの良い攻守で徐々に差を広げる佐々木。残り2局となった東3局で
ポン ツモ ドラ
この手で勝負あり。最終局には流し満貫のおまけ付きで決勝戦最後の椅子を物にした。
勝ち上がり 佐々木寿人
決勝戦 起家から 佐々木寿人 宮内こずえ 森山茂和 紺野真太郎
東1局2本場親の佐々木がメンホンリーチ。
リーチ ドラ
これがわずか4巡目。捨て牌も
と全くメンホンには見えない。同巡紺野、追いかけリーチ。
リーチ
現物待ちもぶつけにいった。佐々木の捨て牌がもう少し派手だったらこれは打てなかった。結果は佐々木の一発放銃。この日好調の紺野。予選からの好調をキープしているようだ。
東4局紺野の親番、ここで2,900オール、5,800オール、12,000と一気に加点持ち点が9万点を越える。
追いかけてきたのは予選1回戦同様に佐々木。
リーチ ツモ ドラ 裏
この6,000オールで反撃開始。3万点弱の差で南1局1本場。紺野が先にテンパイ。
ドラ
直接の敵佐々木の親だけにヤミテンに構える。同巡宮内。
このツモ四暗刻でリーチ。さらに佐々木もテンパイ。即追っかけリーチ。
リーチ
こうなると紺野も引けない。意を決してのリーチ。3人リーチのめくり合いに。
宮内がを暗カン。嶺上からのツモは・・であった。
2人同時にロンの声。しかし今度は予選とは反対に紺野の頭ハネ。裏ドラも乗り16,000のアガリとなり優勝に大きく近づいた。
それでも簡単に優勝できる訳では無い。西2局1本場、佐々木が倍満ツモ。
リーチ 一発ツモ ドラ 裏
最大で7万点近くあった差が2万点弱の差に。予選で一時逆転された場面が蘇る。
西3局、佐々木ポン。紺野テンパイ。
ツモ ドラ
佐々木の捨て牌は手役があるようには見えない。役牌で見えてないのは場風のとドラの。当たれば並びか逆転か。それでも紺野はを打った。
ポン
佐々木は暗刻。ギリギリですり抜けアガリ切った。
最後まで紺野を追い詰めた佐々木だったが、程なくタイムアップ。紺野の逃げ切りとなった。
ロン2カップ2017summer優勝は紺野真太郎。何と私優勝してしまいました。前回のロン2カップ2013summerに続いて連続優勝。しかもどちらも三人麻雀。
表彰式では「サンマ入道」と新たな異名を頂き、幕を閉じる事に・・
選手、スタッフ、ご視聴いただいた皆様、本当にありがとうございました。
次回ロン2カップ2017autumnは10月1日開催です。お楽しみに。
それではまた。
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