Mr.Yの連盟Weekly!ルール改正・来週末開幕
2019年03月28日
長かったオフシーズンも終わり、いよいよリーグ戦が開幕する。
前期リーグ戦は4月・5月・6月・7月・8月と5節行われ、
後期リーグ戦は9月・10月・11月・12月・1月と5節行われる。
※A1リーグ・A2リーグは通年
つまり、2月と3月はリーグ戦が無い月なのだ。
近々ホームページでも公開されると思うが、4月からルールが一部改正となった。
①ツモ番の無いリーチはかけれない
→かけれるように変更となった。
WRCルールでは採用されているルールだが、公式ルールでも採用となった。
②リーチの取り消しが出来る
→できないように変更となった。
「リーチ」と発声したら、リーチをしなくてはならない。
【2019年3月29日追記】
発声だけで取り消すのはアガリ放棄、打牌したら取り消し不可、でした。
訂正致します。
③目に見えて待ちが無いリーチは流局後にチョンボとなる
→リーチを打っても罰則なし。
七対子で絶好の待ちでリーチを打ったら実はポンされていた!しまった!
そんな時もチョンボにはならなくなった。
例えば親番でこんなふうに国士無双の4枚目が切られた直後にテンパイした時にもリーチが打てるようになったということだな。
これで連チャン率も上がる! …はず。
ちなみに、こんな牌姿と河を4人分を一人で作ったのだが、結構時間がかかるものだなぁ。
変な部分があって炎上しても困るので、念入りにチェックをしたつもりだ。
④三家和(トリプルロン)は流局となる
→頭ハネへと変更となった。
こちらもWRCルールでは採用されていたものだ。
これで公式ルールにおける途中流局が一つ減ったことになる。
私がプロテストを受けた時、定番の問題の一つ、Aルールにおける途中流局を5つ答えよ、というものがあるが、
3・4・4・4・9 と覚えていた。みんなもそうやって覚えたよね?
(三家和、四家立直、四開槓、四風子連打、九種九牌)
来年から受験される人は、4・4・4・9と覚えなくてはいけないので注意が必要だ。
⑤九種九牌の発声なし
→発声するように変更となった。
ちなみにケネス徳田は人生で一度も九種九牌で流したことが無いらしい。
国士無双が好きなのだろう。彼とは仲良くなれそうだ。
⑥多牌少牌はアガリ放棄
→チョンボに変更となった。
※例外としてチョンチョンの北家は、親が切っても南家のツモ前なら補充が可能。
多牌、少牌が起こるのは大体最初の配牌を取る時だろう。
全員が互いにちゃんと牌を取っているか意識していればトラブルも減ってくるに違いない。
南家の第一ツモがこんな形のところから取るわけはないので、こんな形の時は南家は焦らず、北家の方に取るように促してみよう。
とはいっても、
出目が8だと最後がこんな風にちょっと離れているので注意が必要だ。
さらにこんな好配牌を見せつけられたらすぐにツモりたくもなってしまうが、北家が取ったか確認して第一ツモに手を伸ばそう。
(それより先に親は北家が最後のチョンを取ったのを確認してから打牌しよう)
以上が変更点だ。
マスターズ、王位戦など一般の方が出られる大会では裁定が緩めになっていたが、4月に行われるマスターズでもこちらのルールは採用されるので、是非気を付けて頂けたらと思う。
それでは先週を振り返っていこう。
詳細はこちら→女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーン シーズン4
詳細はこちら→第4期 Lady’s麻雀グランプリ ~後期リーグ戦~
【来期連盟チャンネル実況布陣】
実況布陣が公開された。
今年も去年と同じ布陣で行われることとなった。
期毎に変わっていたB1リーグセレクトの実況だが、古川彩乃が初の連チャンとなった。
来期も日本プロ麻雀連盟チャンネルを宜しくお願い致します。
【第35期後期プロテスト終了→合格発表】
先日第35期後期プロテストが終了し、合否は受験者全員に連絡が行った。
Twitter上でも喜びの声がいくつか見受けられた。
ちなみに、正式な入会は最初のリーグ戦の4/7(日)なので、D3合格者もまだ連盟員ではないのでお間違いの無いように気をつけて頂きたい。
私はD3リーグで結構長い間くすぶっていた。
D3リーグは合格したばかりの新人が沢山入ってくるため、新人と対局する機会が多くなる。
色んな新人と対局し、力あるものはすぐに上に行ってしまう。
齋藤豪(C1)、三浦智博(C1)、ケネス徳田(B2)、中川基輝(B2)…D3で一緒に切磋琢磨してたのに、ずいぶん遠くへ行ってしまったな…。
これを読んだ、4月から初めてのリーグ戦を迎える新人のあなた。
D3の番人には絶対にならないでください…。
それだけが私の望みです…。
カテゴリ:プロ雀士コラム