第17期プロクイーンベスト16C卓レポート
2019年10月21日
1回戦(起家から、天音、瑠美、魚谷、りんの)
ベスト16C卓は瑠美の1,000点で静かに幕が開いた。
第11期プロクイーン 二階堂瑠美
東4局りんのにドラ暗刻の勝負手が入る。
第7回フェニックスオープン優勝 りんのなお
しかしダブルティアラを目指す魚谷が、鋭い仕掛けで2,000点のアガリ。
りんのの勝負手を封殺し試合はまだ大きく動かない。
第44期王位 魚谷侑未
大きく試合が動いたのは南2局1本場、瑠美の親番。
7巡目、瑠美が得意の高め3色同順のテンパイを入れ即リーチ。
リーチ ツモ ドラ 裏
均衡を破る三色ツモアガリとなる。
2本場が流局し迎えた3本場、親番の瑠美がドラ2の好配牌をすぐさま1フーロでテンパイをいれる。
これに飛び込んだのはホンイツに向かっていた魚谷。痛恨の5,800放銃となる。
続く南2局5本場、魚谷が四暗刻のテンパイを入れるが、山にアガリ牌が2枚残ったまま流局。
瑠美はこの親番で6万点まで素点を伸ばすことに成功した。
南4局、熾烈な2着争いは終盤、4人テンパイという熱い展開となる。
そのなかでも勝負手は魚谷。ドラ暗刻でのテンパイを入れている。一方の親番りんのは、ドラ単騎で現状アガリのない形。
しかしアガリをものにしたのは、ここまでアガリのない天音だった。うまく放銃を回避する形でアガリをものにした。
第20期新人王 天音まこと
1回戦成績
瑠美+45.7P りんの▲1.8P 天音▲11.9P 魚谷▲32.0P
2回戦(起家から、魚谷、瑠美、りんの、天音)
2回戦は、1回戦でラススタートとなった魚谷に注目。東1局に3,900をアガるとエンジン全開で攻めてゆく。
東3局、親番りんの。天音が積極的に仕掛けるなか魚谷が7巡目リーチ。
ドラ
りんのも鳴きをいれてテンパイするも、魚谷がをツモアガリ2,000・4,000。
南1局魚谷の親番。ここでも魚谷が魅せる。
この形で強気にリーチを打つ。他家も押し返しを図るが、最速マーメイドには追いつけずラス牌のをツモ、裏ドラも1枚のせて4,000オール。
このアガリで魚谷は2回戦のトップを決定づけた。
その後は、天音が懸命に2着の瑠美を目指し細かいアガリをものにしていくが、もう一歩届かず2回戦が終了。
2回戦成績
魚谷+40.4P 瑠美+1.0P 天音▲10.9P りんの▲30.5P
2回戦終了時
瑠美+46.7P 魚谷+8.4P 天音▲22.8P りんの▲32.3P
3回戦(起家から、天音、瑠美、魚谷、りんの)
天音、りんのはここで連帯を外すと勝ち上がりが厳しくなる3回戦。
りんのが開局から3局連続のアガリをみせる。
東1局リーチのみの手を一発ツモ、さらに裏ドラをのせて2,000・4,000
次局を300・500でさらっとアガると、、、
この好配牌を5巡目に仕上げてリーチ。
この半荘2度目の満貫ツモアガリでこの半荘トップになる決まり手となった。
3回戦成績
りんの+20.5P 魚谷+8.7P 瑠美▲4.9P 天音▲24.3P
3回戦終了時
瑠美+41.8P 魚谷+17.1P りんの▲11.8P 天音▲47.1P
最終戦(起家から、りんの、瑠美、天音、魚谷)
最終戦は瑠美がほぼ勝ち決まり、天音は魚谷とトップラスで大トップが最低条件。
りんのは魚谷に1着順差つければかわせるといったところだ。
東場は魚谷、りんのの意地のぶつかり合いとなる。
東1局、親のりんのが先制リーチ。ラス牌の辺をツモアガリ2,000オール。
このアガリで魚谷に火がついた。りんのから2局連続での3,900直撃に成功する。
東3局またしても魚谷、りんのの戦いとなる。
魚谷が捌きの2フーロをいれるとすかさずりんのがリーチをかける。
魚谷はノベタンの。一方のりんのは
ドラ
魚谷が危険牌を持ってきて小考をいれるが勝負を選択。
しかし軍配はりんのに上がる。高めのをツモアガリ2,000・4,000。
未だ魚谷優勢だが、ここから魚谷の勝利の方程式が崩れてゆく。
南1局、瑠美に3,200を放銃すると、次局またしても瑠美に7,700の放銃。
この2連続の放銃によって、りんのが魚谷をかわす形となった。
この後、魚谷にりんのをまくり返す力は残ってなく、ベスト16で敗退となった。
最終戦成績
りんの+27.4P 天音+6.6P 瑠美▲5.7P 魚谷▲28.3P
最終戦終了時
瑠美+36.1P りんの+15.6P 魚谷▲11.2P 天音▲40.5P
勝ち上がり
1位通過 二階堂瑠美 2位通過 りんのなお
カテゴリ:プロクイーン決定戦 レポート