第17期プロクイーンベスト16D卓レポート
2019年11月05日
1回戦(起家から、西城、西嶋、佐月、黒沢)
プロクイーンベスト16D卓は、1次予選から勝ち抜いている西城が果敢に仕掛けをいれるも、西嶋のリーチのみのアガリで幕が開けた。
第15期プロクイーン 西嶋ゆかり
東2局、東3局は第26期麻雀マスターズを獲得している佐月が700・1,300、3,900と連続でアガリを決める。
第26期麻雀マスターズ 佐月麻理子
東4局、親番の黒沢が先制リーチ。
リーチ ドラ
西嶋もフーロを入れて押し返しカンでテンパイ。
のめくり合いとなったが、佐月が粘りのフーロをいれると、黒沢がツモるはずだったが食い流れて流局。
ここまでは、タイトルホルダー達の熾烈な主導権の奪い合いとなっていたが、、、
第6期、第7期プロクイーン 黒沢咲
最初に大きなアガリをものにしたのは、初めてのタイトル獲得を目指す西城だった。
ドラ
ドラ表示牌のカン待ちという強気のリーチ。
同巡に、親の黒沢から怖い追っかけリーチが入るも、西城が渾身の一発ツモ。
このアガリがこの半荘トップとなる決め手となった。
1回戦成績
西城+21.5P 佐月+8.2P 西嶋▲4.6P 黒沢▲25.1P
2回戦(起家から、西城、佐月、黒沢、西嶋)
東1局、西嶋にドラ3の勝負手が入る。
形は苦しかったものの9巡目にテンパイを入れ即リーチ。
佐月が安牌のない手牌から筋となっていた牌で放銃となった。
東2局は黒沢が華麗な手作りでテンパイをいれる。
待ちでも打点の高い手だが、黒沢が選択したのはジュンチャン確定の単騎リーチ。
この選択がピタリとハマり、西城から12,000を討ち取る。
南3局1本場、この点棒状況で西嶋が先制のリーチを打っている中、西城もテンパイを入れる。
打ちづらいドラのを叩ききって追っかけリーチ、西嶋が一発で当たり牌を掴み痛恨の放銃となる。
このアガリで西城は2着をもぎ取り、この半荘1度もアガることのできなかった佐月がラスをひく形となった。
2回戦成績
黒沢+38.5P 西城+6.4P 西嶋▲13.7P 佐月▲31.2P
2回戦終了時
西城+27.9P 黒沢+13.4P 西嶋▲18.3P 佐月▲23.0P
3回戦(起家から、西城、黒沢、佐月、西嶋)
未だ勝ち上がりの予想もできない平たいポイント状況での3回戦が始まった。
またもや東1局に大物手が炸裂する。
先制テンパイは佐月、ピンフのリーチを打つ。すると同巡に西嶋が役牌ドラ2のテンパイ入れるもここはヤミテンに構える。
さらに黒沢も山に1枚残りの四暗刻をテンパイし追っかけリーチ。この2人のリーチをうけ、西嶋も勝負のツモ切りリーチ。
この熱すぎる3人リーチの勝負の行方は西嶋に軍配が上がる。佐月から一発+裏ドラも1枚乗せて12,000。
この後すぐに流れに乗った西嶋が満貫のツモアガリなどで加点していき3回戦をものにした。
2回戦から苦しい展開の続く佐月はノーホーラ、箱下でのラスとなってしまった。
3回戦成績
西嶋+46.4P 黒沢+9.2P 西城▲5.0P 佐月▲52.6P
3回戦終了時
西嶋+28.1P 西城+22.9P 黒沢+22.6P 佐月▲75.6P
最終戦(起家から、西嶋、西城、佐月、黒沢)
最終戦は西嶋、西城、黒沢の着順勝負。三つ巴の闘牌となった。
2回戦、3回戦と東1局に大物手をアガってきた西嶋がまたもや親の満貫で最終戦がスタートした。
この後、流局が2回続き迎えた東1局3本場供託2。西嶋を追いかける西城、黒沢の両者がテンパイ。
西城は一気通貫ドラ1の勝負手。黒沢は役牌のみの捌き手。
ハイテイ前でアガリ牌を引き当てたのは西城だった。勝負手の満貫をツモアガリ、西嶋、西城が4万点を超える。
黒沢も細かいアガリで加点していくも、勝負手はアガれず背水の陣でのオーラス、親番を迎える。
黒沢は満貫ツモで一度は西嶋を交わす点差だが、、、
黒沢にとっては無情な早すぎる西嶋の最速テンパイが入る。
これには黒沢も追いつくことができず、アガリをきめられ第17期プロクイーンベスト16D卓が終了となった。
最終戦成績
西城+24.9P 西嶋+14.5P 黒沢▲11.3P 佐月▲28.1P
最終戦終了時
西城+47.8P 西嶋+42.6P 黒沢▲11.3P 佐月▲103.7P
勝ち上がり 1位通過 西城凛 2位通過 西嶋ゆかり
カテゴリ:プロクイーン決定戦 レポート