十段戦 レポート/第29期 八・九~九段戦Sレポート
2012年07月06日
【八・九段戦】
6月24日、新橋にてトーナメントベスト16を懸けた白熱の戦いが繰り広げられました。
ここまでの勝ち上がりの中で二段戦から残っている者が1名。
また、女流プロに関しては、A2リーグの二階堂亜樹と現女流桜花の魚谷侑未の2名しか残っておらず、
段が上がっていくに連れ、勝ち抜くことがいかに難しいかがわかります。
ここからは連盟屈指のベテランプロが登場するので本当の正念場になるでしょう。
午前中は八、九段戦が行なわれ、全8卓8参加で14名に絞られます。
木村東平 |
朝武雅晴 |
藤崎智 |
吉田雄二 |
井出一寛 |
魚谷侑未 |
山田浩之 |
二階堂亜樹 |
「三段戦からの勝ち上がり」
安東裕允
「四段戦Sからの勝ち上がり」
櫻井秀樹 杉浦勘介
「五段戦からの勝ち上がり」
近藤久春 二階堂亜樹 藤本修二 浜上文吾 平田孝章
「六・七段戦からの勝ち上がり」
山井弘 仁平宣明 明石定家 斉藤等 右田勇一郎
「シード選手勝ち上がり」
藤崎智 井出一寛 山田浩之
以上、18名(16名+補欠繰り上がり2名)が九段戦Sへ勝ちあがりました。
A1の朝武雅晴や木村東平、吉田雄二などがまさかの初戦敗退。
二段戦から唯一勝ち上がっていた越川清一や現女流桜花の魚谷侑未も、惜しくもここで敗退となりました。
【九段戦S】
午後は九段戦Sが行われ、全6卓24名で12名の勝ち上がりを決めます。
ここを勝てば、遂に来月のベスト16トーナメントに進めます。
しかし、ここから登場のシード選手は本当に強くてなかなか一緒に打てる機会がないような人達ばかり。
この場に座れていないのが残念です。
小島武夫 |
伊藤優孝 |
荒正義 |
沢崎誠 |
古川孝次 |
藤原隆弘 |
「三段戦からの勝ち上がり」
安東裕允 桜井紘巳
「四段戦Sからの勝ち上がり」
櫻井秀樹
「五段戦からの勝ち上がり」
近藤久春 浜上文吾
「六・七段戦からの勝ち上がり」
山井弘 仁平宣明 斉藤等
「八・九段戦からの勝ち上がり」
藤崎智 井出一寛 山田浩之
「シード選手勝ち上がり」
沢崎誠
以上、12名が7月末に行われる、ベスト16トーナメントへと勝ち上がりました。
なんと九段戦Sのシード選手が6名中1名しか勝ちあがれないという大波乱!
紅一点・二階堂亜樹も残念ながらここで敗退となりました。
来月は、本日勝ち上がった12名に、昨年度決勝進出者の4名が加わり、ベスト16トーナメントが始まります。
【ベスト16トーナメント組合せと短評】
A卓:堀内正人(前年度準優勝者) vs 藤崎智(七段) vs 桜井紘巳(三段) vs 櫻井秀樹(四段)
昨年のリベンジに燃える堀内正人、トーナメント巧者藤崎智に対し櫻井秀樹、桜井紘巳の勢いがどこまで通用するのか!?
B卓:森山茂和(前年度第3位) vs 斉藤等(七段) vs 浜上文吾(四段) vs 沢崎誠(八段)
順当にいけば森山、沢崎で決まりそうだが、九州本部代表として浜上にも期待したい。
C卓:三戸亮祐(前年度第4位) vs 井出一寛(六段) vs 山井弘(六段) vs 安東裕允(三段)
昨年の決勝進出者三戸、第36期王位の井出、第20期チャンピオンズリーグ優勝の山井と激戦が予想されるC卓。
ここまで九州勢で浜上と一緒に勝ち上がってきた安東の奮起にも期待したい。
D卓:石渡正志(前年度第5位) vs 山田浩之(六段) vs 近藤久春(六段) vs 仁平宣明(七段)
A1リーガーの石渡、近藤。A2の山田、仁平もA1経験があり4卓の中で最も激戦の卓となるであろう。
小場になれば受けに強い石渡、仁平に有利な展開になると思うが、激しい打点のやりとりになれば山田の圧勝もありえる。
ベスト16トーナメントは7月28日12時開始!
準決勝は7月29日12時開始!!
場所は両日とも新橋のじゃん亭です。
果たして現十段位瀬戸熊直樹に挑戦する4名は誰か!?
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