日本プロ麻雀連盟何を切る？2012年7月 - 日本プロ麻雀連盟

Ａリーグと各リーグのプロに出題して、解答を比較し、
各リーグのプロがその一打を深く解説し、掘り下げていくコーナーである。

問題作成者：山田 浩之（六段）

ロン２道場ルール（一発、裏ドラ、カンドラ有り。赤無し。）
南３局、東家。色の濃くなった牌はツモ切りです。

Aリーグ

Dリーグ

Aリーググラフ
切り 17人、切り ５人、切り ５人、切り １人、

Dリーググラフ
切り 36人、切り ７人、切り ５人、切り ２人、切り １人

【Ａリーグ回答】

★切り
石渡正志　板川和俊　老月貴紀　金子貴行　近藤久春　白鳥翔　瀬戸熊直樹　朝武雅晴　中村毅　仁平宣明　藤崎智　古川孝次　前原雄大　望月雅継　山田浩之　吉田直　四柳弘樹

・白鳥翔（ＡⅡ）
南３局で３着目の親番、点数的にも大きくアガリたい局面ですね。そこにどうにかなりそうな手がきました。
–かを切ればカンとカンの１シャンテンですが、マンズもピンズも形が良く伸びそうですね。
なので、かを切って不自由な１シャンテンから形のいい２シャンテンに戻したいと思います。（感覚的には1.5シャンテンくらいです。）
打点や最終形が良い待ちになる可能性を考慮すると、４５６、６７８も自然に狙える打が、最もバランスのとれた一打かと思います。
アガリまでのスピードも落ちていると思いません。

★切り
勝又健志　黒沢咲　二階堂亜樹　右田勇一郎　山井弘

★切り
荒正義　伊藤優孝　遠藤啓太　猿川真寿　沢崎誠

・猿川真寿（ＡⅡ）
一応１シャンテンですが、ソーズはドラ色ということもあり河には１枚も切れてなく、ソーズ２面子は厳しそうに思える。
ピンズの好形をとりあえず決めて様子をみたい。
４５６の三色が本線で、６７８の三色は後手を引いた形になるが抑えになるので、手が進んだら切りになりそう。

★切り
柴田弘幸

【Dリーグ回答】

★切り
綾瀬モモ　飯島翔　井田憲孝　伊藤大輔　犬見武史　岩澤崇史　華川かな　上条由羽里　川原舞子　北野由実　越野智紀　小島広宣　小島優　小針貴司　斉藤理絵　佐藤芽衣　澤村明日華　ジェン　ジャガー真鍋　白河雪菜　杉浦幸　高木翔太　立花つくし　戸嶋翔太　富村つぐみ　中平なつえ　中村慎吾　福島清子　前田洋佑　三浦智博　水木琴　水越京子　矢野和憲　安田麻里菜　山下忍　吉野敦志

・北野由実（DⅠ）
ソーズを残せば１シャンテンを維持出来るが、必ず愚形が残るので、１シャンテン維持にはあまり意味がないと考える。
一旦２シャンテンにはなるが、好形残しを優先した方が結果的にはアガリ易いと思うので、愚形を処理する切り。
ではなくを切るのは２３４（もしくは３４５）の三色にするには三手かかるが、６７８の三色までは二手であること、が場に２枚切れているため。
このあと先にソーズが埋まれば、余るソーズを切る。マンズかピンズが伸びれば、場況次第ではあるが、基本的にはドラ受けを残す切り。（但しは終盤でなければツモ切る）
ソーズの残り方次第で４５６か６７８の三色を意識しながら進めるが、最後の親番でもあり、ベースはツモに従って手なりで進める。（マンズやピンズがのびるようであればソーズは全部払う）

★切り
稲葉翔太　蛯原新吾　京平遙　高沢雅　月江いくこ　中山奈々美　美波智子

★切り
齋藤麻衣子　嶋村泰之　童瞳　松岡昭彦　山口大和

★切り
吾妻さおり　三田晋也

・吾妻さおり（DⅠ）
前巡にを切っているのと、が２枚切れているので１シャンテン維持のを切ります。
かを引いたらヤミテンにとります。か引きは打でピンズ３メンチャン固定。
とはツモ切り。ドラツモは打でピンズ３メンチャン待ちか三色になったらリーチします。

★切り
丹羽卓哉