中部プロリーグ レポート

第20期中部プロリーグ Cリーグ 第4節レポート

半荘でいうと南3局にあたる第4節が行われた。

オーラスでトップと8,000点差や3,000点差以内に詰め寄ろうとするのと同様、リーグ戦でも最終節を少しでもいい位置で迎えようと熱い戦いが繰り広げられた。

私の同卓者は、河合、加賀美、鈴木、山神。

1回戦は配牌、ツモの感触が良くトップを取れたため、今日はポイントを伸ばせそうだと感じて迎えた南2局。

8巡目に、河合から先制リーチが入る。その直後の9巡目に私もテンパイ。絶好の手が入る。

四万五万五万三索四索四索五索五索六索八索八索三筒四筒五筒  ツモ六索  ドラ三筒

五万でリーチ宣言したところ、河合からロンの声がかかる。

倒された手牌は、

三万四万一筒二筒三筒三筒四筒五筒三索四索五索発発  リーチ  ロン五万

この8,000点である。

有効牌を引いても嬉しくない受け入れを残し、それが相手の高めに捕まるという痛恨の放銃であった。

この放銃の前まで、私は4万点を越えるトップ目で、河合は1万点台のラス目であったが、終わってみれば河合のトップ。

この後、私は目標設定を、4回戦をプラスで終えることと河合に独走させないことにした。

河合が上家の時は積極的に仕掛ける、ターツ選択が有る場合、河合が序盤に捨てている牌で待てるターツを残すなど、マークを徹底した。

結果、河合+51.8P、原田+16.7Pとなった。

私は概ね思惑どおりの結果で終われたと思っているが、ポイント差はかなり縮まってしまったので、今節の反省を最終節で活かしたい。

他の卓で大きくポイントを伸ばしたのは吉井。6万点台と8万点台のトップを取るなどし、+98.2Pと驚異的な追い上げを見せた。

掴んだ勢いを逃さず、大きいトップを取れる力はさすがベテランであり、実力者といったところか。

大高坂も+31.9Pとポイントを伸ばし好位置に付ける。

上位リーグ経験者が揃って力を発揮した節となった。

上位の差が詰まって、昇級争いは面白い展開になった。

最終節はポイントを意識した駆け引きが有るのだろうが、

私は普段どおりの麻雀が打てるように意識し、対局までに勝つ根拠を積み重ねていくのみである。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 原田 知彦 86.9 73.4 17.7 16.7 194.7
2 吉井 友直 62.6 4.8 ▲ 2.2 98.2 163.4
3 大高坂 松城 27.0 83.4 ▲ 26.9 31.9 115.4
4 河合 慎悟 19.2 ▲ 51.9 75.6 51.8 94.7
5 安藤 大貴 59.7 5.8 ▲ 9.9 38.6 94.2
6 加藤 泰史 ▲ 27.9 52.4 82.5 ▲ 38.2 68.8
7 櫛田 利太 38.3 ▲ 33.9 5.9 52.1 62.4
8 大町 篤志 ▲ 17.5 0.4 49.1 7.7 39.7
9 太田 峻也 ▲ 18.2 57.2 ▲ 17.3 1.7 23.4
10 斎藤 寛生 ▲ 62.6 41.3 30.2 ▲ 12.8 ▲ 3.9
11 山神 達也 3.3 42.1 ▲ 40.1 ▲ 29.9 ▲ 24.6
12 越川 清一 25.2 30.4 ▲ 43.3 ▲ 48.3 ▲ 36.0
13 岡本 丈司 ▲ 34.7 ▲ 30.5 21.1 ▲ 2.6 ▲ 46.7
14 加賀美 幸孝 46.6 ▲ 82.9 ▲ 13.3 ▲ 8.7 ▲ 58.3
15 小野 雅峻 22.3 1.9 ▲ 18.1 ▲ 65.1 ▲ 59.0
16 家田 みゆき ▲ 50.8 8.8 ▲ 15.8 ▲ 37.8 ▲ 95.6
17 鈴木 淳 ▲ 68.5 ▲ 11.3 5.3 ▲ 29.9 ▲ 104.4
18 岩井 健太 ▲ 25.6 ▲ 20.9 15.4 ▲ 100.0 ▲ 131.1
19 今枝 美月 ▲ 40.3 ▲ 29.1 ▲ 38.8 ▲ 34.4 ▲ 142.6
20 三谷 卓也 ▲ 26.5 ▲ 50.3 30.4 ▲ 100.0 ▲ 146.4
21 金平 裕樹 ▲ 100.0 ▲ 52.4 ▲ 41.8 8.0 ▲ 186.2
22 角谷 和幸 ▲ 19.5 ▲ 40.7 ▲ 65.7 ▲ 100.0 ▲ 225.9