静岡プロリーグ レポート

第8期 静岡プロリーグ 第7節レポート

10月下旬。
少し肌寒いくらいの気候に、冬の近づきを感じる。
これは、静岡プロリーグも終盤戦に差し掛かっていることを同時に意味している。

第8期静岡プロリーグも第7節を向かえた。
ここまで混戦が続き、一体誰がタイトルを手にするのか、予想がつかない展開となっている。

そして、この日、今期初となる首位の入れ替わりがあった。
ここまで、首位の座を受け渡すことなく守り続けてきた鈴木郁プロだが、3節連続のマイナスとなり大きく失速。
前回覇者の鮎川プロが首位に立つこととなった。

前回優勝に続き、この強さは一体何なのか。圧倒的な安定感があり、攻撃力もある。
今節、私は鮎川プロと同卓となった。そこで感じた、鮎川プロの強さ。それは粘り強さと押し引きのバランス。
粘り強さが存在感を生み、押し引きのバランスが紙一重のアガリを生む。
派手さはそれほど感じないが、常に卓の中に存在し続け、気付けば場をリードされている、そんな印象をよく受ける。

今期も大本命と言っていいだろう。

しかし、他のプロもそう簡単に連覇は許さない。
ポイントで言えば、まだまだ混戦が続いている。

最終戦の決勝卓に残り、首位と直対となれば、50P程度の差が入れ替わることはそう珍しいことではない。
もちろん首位で最終戦を向かえることが有利であり、望ましいのは間違いないが、残り2節をどう戦い、決勝卓に残るかが見所だ。

特に、現在プラス域にいる者が決勝卓への現実的なポイント差と言えるだろうか。
しかし、最終的にはこの1年間をしっかりと打ち切ることができた者が勝ち残るだろう。

私自身、まだリーグ戦の経験も浅く、また、10節という1年間を通してのリーグ戦も今回が初となる。
それ故に、ゲームプランや、リーグ戦ということに関しての課題などは特に意識せず、その時の最善を尽くし戦ってきたつもりだ。
ポイントもプラスでまだ決勝も狙える位置にいるが、これまでも数多くのミスをしてきた。

この1年間の長いリーグ戦をどのように戦うのか。
短期戦とは違う、長いスパンでの戦いの中から少しでも多くのことを学べるよう、残り3節を全力で戦いたい。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 鮎川 卓 19.8 32.4 ▲ 19.7 53.4 ▲ 1.9 25.8 48.2       158.0 1
2 鈴木 郁孝 50.7 3.5 77.8 62.6 ▲ 34.0 ▲ 31.8 ▲ 9.5       119.3 2
3 鷲見 隼人 9.8 14.5 0.0 45.5 10.1 25.1 ▲ 9.5 95.5 3
4 太田 昌樹 22.9 37.9 22.2 60.7 16.1 ▲ 43.4 ▲ 22.0 94.4 4
5 鈴木 雅人 ▲ 33.2 ▲ 20.4 26.8 5.0 0.0 87.5 10.5 76.2 5
6 望月 雅継 ▲ 23.0 11.3 ▲ 10.5 50.7 24.7 0.0 0.0 53.2 6
7 坪井 哲也 ▲ 24.0 5.3 31.7 ▲ 40.3 46.2 27.2 1.3 47.4 7
8 朝比奈 諒 21.9 26.0 ▲ 8.2 ▲ 12.3 31.5 5.9 ▲ 41.5 23.3 8
9 鈴木 秀幸 20.8 38.7 ▲ 25.0 10.1 0.0 ▲ 51.9 1.8 ▲ 5.5 9
10 白澤 宏臣 ▲ 38.0 10.4 20.5 0.0 ▲ 36.2 25.7 0.0 ▲ 17.6 10
12 古橋 崇志 ▲ 55.7 ▲ 43.6 8.2 18.1 0.0 9.9 43.2 ▲ 19.9 12
11 杉村 泰治 ▲ 52.5 25.8 ▲ 13.4 5.5 12.4 1.0 ▲ 27.5 ▲ 48.7 11
13 日吉 辰哉 0.0 10.9 ▲ 2.4 ▲ 48.2 ▲ 10.6 ▲ 12.5 11.2 ▲ 51.6 13
14 京平 遥 27.2 ▲ 58.8 ▲ 62.1 ▲ 31.5 0.0 0.0 69.7 ▲ 55.5 14
15 平岡 理恵 39.1 ▲ 13.9 ▲ 26.6 ▲ 25.9 34.4 ▲ 45.4 ▲ 19.6 ▲ 57.9 15
16 徳永 翔 42.0 ▲ 56.2 8.5 ▲ 55.3 ▲ 0.8 ▲ 1.3 ▲ 2.1 ▲ 65.2 16
17 岡本 和也 ▲ 28.8 0.0 ▲ 44.7 26.3 4.2 1.3 ▲ 30.0 ▲ 71.7 17
18 渡辺 洋巳 ▲ 102.0 ▲ 15.4 6.4 ▲ 73.7 ▲ 51.8 ▲ 23.1 ▲ 24.2 ▲ 283.8 18