第12回天空麻雀女性大会 優勝特別インタビュー:魚谷侑未
2013年06月17日
天空麻雀12女性大会を優勝した魚谷侑未プロ
皆様こんにちは!!今回で4回目になる魚谷侑未プロのインタビュー。
和久津が行ってまいりましたー!
女流桜花の決勝で、彼女に敗れてから2ヶ月が経ち、そろそろ傷も癒え、忘れかけていた頃にそのメールは来ました。
「魚谷プロが天空麻雀で優勝しました。和久津プロにインタビューをお願いしたいのですが・・・。」
何故私にオファーが来たの?悔しいだろって煽っているのー?
なんて思いながら、多忙であろう彼女に電話しました。
和久津「ちょっとゆーみん!!また勝ったの??」
魚谷 「あ、すみません。」
和久津「インタビュアーの和久津です。よろしくー」
魚谷 「あ、知ってます。あのー、一緒にロン2事務局で牌譜見ませんか?」
彼女は1つ1つ、すべてにおいて真剣である。
スケジュールの隙間から時間をもらい、6時間にも及ぶインタビューがスタートしました。
魚谷侑未プロと和久津晶プロ |
MONDO携帯サイトのイベントにて |
待ち合わせ場所に来た彼女は、めずらしいモノトーンの装い。
いつもより大人びた感じがしました。
和久津「さあ行くよー、インタビューという名の敵情視察だから!!」
魚谷 「なんですかそれー笑」
和久津「ゆーみんの頭の中を覗くのだ。はいこれやってー!」
パソコンとDVDRを彼女に渡すと・・・。
魚谷 「はーい!」
テキパキと何でもこなしてくれます。
この日も事務局に、
魚谷 「お世話になります!」
と、パイの差し入れを持ってきてくれました。マメで、真面目で、気が利く。
彼女の打ち筋にもそんな性格がよく反映していると、私は思います。
魚谷 「予選はツいてたんで、特に変わったところは無いですねー。」
和久津「そう?コレとかかなりゆーみんらしいけど・・・。」
ツモ 打 ドラ
和久津「私たぶん切るんだけど・・・。」
魚谷 「あーそうですね、今ここに座ってる私も切ります。」
和久津「???どゆこと?」
魚谷 「えっと、この時は切ったんですけど・・・。」
和久津「マンズの下の場況が良く見えるからだよね?」
魚谷 「そうなんです!!!」
和久津「でもこの時は迷わず切ってるよね?」
魚谷 「感覚で・・・。」
和久津「感覚?デジタル雀士では?」
魚谷 「や、私のはちょっと変なデジタルなんですよ。うまく説明できないんですけど、とにかく違うんです。」
和久津「うんうん、全然わかんない!笑」
彼女の言いたい事は、多分こう。
私は1局1局を独立した別々の局ととらえている。
ゆえに「流れ」などのオカルト的なモノは一切存在しないと思っている。
ベースは確率、数字である。だが、他家の手牌の進み具合や打点の高さなどは、それだけでは読めない。
打牌のリズムや呼吸、スピードなど、すべてを合わせて自分なりに感じ取る。
「感覚派」でもある。
その上で、自分の欲望や気持ちには流されずに、冷静に、シンプルに、最速テンパイに向かう。
決勝戦の決定打がコレです。
チー ドラ
和久津「これはオリジナルだねーマーメイド。」
魚谷 「これノータイムでチー、偉くないですかー?」
和久津「多分、誰も鳴けないよね。1シャンテンから1シャンテンへの仕掛けだからねー。」
魚谷 「でも、同じ1シャンテンでも受け入れ枚数が全然違うんですよ。この形だとソーズは何を引いてもテンパイです。」
和久津「さすがです。鳴き慣れてますね!」
魚谷 「私Sなんで、鳴いて対応されたりすると嬉しいんですー!」
和久津「なるほど!真髄はそこだね。」
魚谷 「はい、男子にもツンデレです。今は相手いないですけど・・・笑」
ゆーみんファンの方、聞いてましたか?
彼女の好みのタイプもちゃっかり訊いてきました!
魚谷 「んーーー、真面目な人?」
和久津「何それ分かりづらっ!!」
魚谷 「何かにもし私がハマっていたら『ちゃんと麻雀しなさい!!』みたいな・・・。」
和久津「なんだそれー!!笑」
魚谷 「や、なんか、一生懸命じゃない人は苦手です。私、リーグ戦の前の日とかはお酒飲まないです。」
なるほど彼女は生真面目であります。
魚谷 「プロとしての姿勢、みたいなのも最近考え出して・・・。どういう風にしたら楽しんで観てもらえるかとか、考える様になりました。」
んー、プロっぽいですね!!
和久津「近頃めっぽう露出が増えたもんね!」
魚谷 「そんな事ないですけどー・・・。でも、私みたいなプロでも楽しみにして観てくれている人もいて・・・。前にらしくない放銃した時に『アレってガッカリしたなー。』って言われた事とかあって。」
とても謙虚で気にしいですね。女の子らしいんだけどS?魅力的なキャラです。
和久津「普段は何をして過ごしてるの?」
魚谷 「お仕事じゃない日は、ジムに行ったりゲームしたり・・・。でもやっぱり中心は麻雀ですね。
大事な対局の前はお仕事の数を減らして、調整セットを増やしたりしています。」
強さの秘訣は、こんなところにありました。
インタビューという名の偵察は、ボイスレコーダーに録音すること4時間。
このくらいでいっか、と言ってから話すこと2時間。
要するに私は、彼女と居るのが好きなんですね。
「ライバル」と呼ぶにはタイトルの数が違い過ぎるので、今は「憧れ」と言っておきましょうか・・・涙。
これから、ロン2ネットTVや日本プロ麻雀連盟チャンネルで配信が始まる「ロン2女流プロ№1決定戦」や、「女流MONDO杯」、
そして、この天空麻雀で連覇を狙う彼女へ挑戦出来るチャンスはまたあると思います。
今日を生かして、彼女の様にひたむきに、真面目過ぎるくらい真面目になって、勝つ事が出来たなら!!!
いつの日か私もインタビューを頼みたいと思います。
今一番ノっている麻雀プロ、「魚谷侑未」は、同時に誰よりも努力家な麻雀プロ、かもしれません。
話は反れましたが魚谷プロ、天空麻雀、初出場、初優勝、おめでとう!!!
いつも言うけど・・・、
「ゆーみんは強いよ。」
カテゴリ:プロ雀士インタビュー