静岡プロリーグ レポート

第9期 静岡プロリーグ 第4節レポート

梅雨が明けて息つく間もない7月の折、静岡プロリーグ第4節が行われた。
3節を終え、首位から17位までのポイント差が約200ポイント。
下位の者はそろそろ巻き返しを図りたいところ。上位の者もポイントの上積みを目論む。
それぞれの思惑が交錯する中、対局が開始された。

この日の注目1人目は渡辺プロ。
+54.9Pで順位を14位から5位と大幅に上げた。
渡辺の持ち味は手役派で打点が高いこと。
東京のリーグ戦にも参加しており、麻雀に対する姿勢も見習う所が多い。
ウィークポイントは、後手を踏んだ時の踏込と、リーチと仕掛けが素直すぎる所か。
これが修正されれば、優勝争いに食い込んでくるだろう。

そして2人目は鈴木雅プロ。
こちらも+45.5Pとポイントを伸ばし、順位も15位から6位に上げ優勝の見える位置に着けた。
鈴木雅プロの一番の長所は、打牌のトーンが変わらないところ。
危険牌を打つ時も、テンパイの打牌をする時も同じリズム・同じトーンで打つ。
私は、
「打牌のトーンでテンパイ気配が出る。」
とよく指摘される。
普段から気を付けるようにはしているのだが、気持ちが入りすぎている場合や、気を抜くとすぐに悪い癖が出てしまう。

今節、不調に苦しんだのが、朝比奈プロと岡本プロ。
朝比奈プロは5位から10位・岡本プロは7位から14位と順位を下げてしまった。
これからの静岡支部の発展の為必要となってくる若い2人。
今後の奮起に期待したい。

これで4節が終了した。
上位3名が少し抜けた展開になったが、大した差ではない。
静岡の頂点を目指し、今後も熱い闘いが繰り広げられるだろう。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 太田 昌樹 99.0 ▲ 4.0 36.2 0.0 131.2 1
2 鈴木 秀幸 0.0 72.5 8.3 28.1 108.9 2
3 鷲見 隼人 51.8 0.0 ▲ 10.3 60.0 101.5 3
4 鈴木 郁孝 0.0 ▲ 12.6 53.2 ▲ 17.4 23.2 4
5 渡辺 洋巳 ▲ 31.0 ▲ 7.4 0.0 54.9 16.5 5
6 鈴木 雅人 ▲ 0.6 0.0 ▲ 38.2 45.5 6.7 6
7 石原 将樹 0.0 24.2 ▲ 9.5 ▲ 9.4 5.3 7
8 徳永 翔 11.4 25.9 ▲ 52.5 0.0 ▲ 15.2 8
9 杉村 泰治 ▲ 20.2 ▲ 26.1 34.3 ▲ 3.6 ▲ 15.6 9
10 朝比奈 諒 ▲ 3.5 0.0 38.4 ▲ 52.1 ▲ 17.2 10
12 越川 清一 ▲ 23.0 ▲ 54.8 57.6 ▲ 4.0 ▲ 24.2 12
11 坪井 哲也 0.0 ▲ 1.2 ▲ 25.3 1.2 ▲ 25.3 11
13 望月 雅継 33.3 0.0 ▲ 64.3 0.0 ▲ 31.0 13
14 岡本 和也 0.0 34.7 ▲ 22.8 ▲ 61.8 ▲ 49.9 14
15 平岡 理恵 ▲ 43.2 ▲ 13.7 ▲ 5.4 0.0 ▲ 62.3 15
16 鮎川 卓 ▲ 2.4 ▲ 38.5 4.1 ▲ 33.2 ▲ 70.0 16
17 長内 真実 ▲ 73.6 0.0 ▲ 4.8 0.0 ▲ 78.4 17