第31期A2リーグ第3節レポート 四柳 弘樹
2014年06月20日
AⅡリーグ第1節、第2節と大きくマイナスで迎えたこの第3節。
いつも通りの平常心と気持ちで、負けないということを思いながら戦いに挑んだ。
ここ数年は、リーグ戦で昇級争いに絡むことが出来ていたため、気持ち的には平常心で対局に臨めていたと思うのだが、やはり今期はまだ2節が終わったところとはいえ、このポジション(15位)にいると、余裕を持って戦うことは難しくなっていた。
僕自身、牌理に強いわけでもなく、手牌読みに優れているわけでもない。
何故近年昇級争いを出来ていたかというと、押し引きのバランスが上手くいっていたからだと自分では思う。
自分の状態が良い時には押して、悪い時にはしっかりと我慢をする。
書いてみたら単純なことではあるが、やはり親のリーチが怖かったり、自分の手牌に溺れてしまったりすることがよくある。
自分の状態を見極めた上での押し引きが、僕自身の生命線なのである。
こういったことを考え、良い時には多少のリスクは覚悟して攻めること、また悪い時には謙虚に、しっかり守ることが重要で、その判断をするために平常心で戦うことが大事だと考えるのである。
今節を振り返って、それが出来なかった、非常に悔やまれる局が2局ある。
まず1つは2回戦目の南2局。
2回戦南2局、東家34,800持ち6巡目
リーチ ドラ
2回戦目は、東場の親で7,700、12,000とアガリ、持ち点を5万点に伸ばしながらも、そこからの2度の満貫放銃で迎えた南2局の親番である。
正直、2度の満貫放銃は点数的には痛かったのだが、自分のスタイルで戦えていると思っていたので、それほどの後悔はなかった。しかし、このリーチは6,000オールでトップに並ぶことと、1、2節の負債が頭をよぎり、1局で逆転してやろうと気持ちに焦りが出てしまったリーチだと思う。
次は3回戦目の東4局。
3回戦東4局、東家37,500持ち
ドラ
東2局に満貫をツモアガリ、点棒的に余裕のある状況で迎えた親番である。
ツモも良く、佐々木プロのリーチを受けているものの、押し返そうと思っていたにも関わらず、紺野プロの押し返しを受けて、紺野プロの切ったにポンの声が出なかったことである。
こちらは2回戦とは逆に、気持ちで2人に押されて、小さいプラスを守りに入ってしまったことが悔やまれる。
今節もマイナスを積み重ねる結果となってしまった。
もちろん、より苦しい状況になったことは間違いないが、まだ3節が終わっただけだと前向きにとらえ、自分が納得のいく麻雀をしたいと思う。
カテゴリ:プロリーグ(鳳凰戦)レポート