第22期東北プロリーグ前期第2節レポート
2014年07月01日
Aリーグレポート:佐藤晃大
1節目で大きく点数をたたき首位を走る高橋。対局者は泉・杜・大里。
1回戦、東4局で大里が53,700と大きくリードする。
大里の連荘を泉が5,200で流す。
南場に入り8巡目、杜からリーチ。これをツモり1,300・2,600。
大里の断トツの状況でも、焦らずみんな自分の麻雀を打ってくる。
南3局、杜の親番を大里が軽く流し、南4局は高橋がアガリ、大里の1人浮きで結局終わった。
大里の状態がいいかと思えたが、2回戦は苦しくなる。
大里19,300点のラス目で東4局。大里の手牌
ツモ ドラ
16巡目にツモ、この前巡に高橋からリーチ。
残りツモ1回しかないので、高橋の現物のを切る。
捨て牌には2枚切られていて、高橋のリーチがなければを切っていただろう。
を切って勝負する人も多いのではないだろうか。
この時、泉も七対子の東待ち。大里のハイテイにいたのは最後のだった。
この倍満で一気にトップになる。大里の展開がいい象徴的な一局だった。
しかし、泉がオーラスの親で6,000オールをアガリ逆転。
チー ポン ポン ツモ
苦しくなったのは杜だ。大里のリーチに杜が放銃しラスになる。
3回戦4回戦と高橋・大里がトップをとり、杜は▲54,1Pで終わる。
トータル的にも苦しくなった杜に、残り3節で巻き返しを期待したい。
Aリーグ
順位 | 名前 | 前期1節 | 前期2節 | 前期3節 | 前期4節 | 前期5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 工藤宏紀 | 38.8 | 37.8 | 76.6 | |||
2 | 高橋清隆 | 83.8 | ▲ 22.5 | 61.3 | |||
3 | 三井光一 | 21.6 | 34.4 | 56.0 | |||
4 | 大里奈美 | 9.5 | 43.6 | 53.1 | |||
5 | 佐藤大介 | 25.4 | 13.9 | 39.3 | |||
6 | 渡部稔 | 64.7 | ▲ 33.4 | 31.3 | |||
7 | 青木武 | ▲ 32.0 | 49.4 | 17.4 | |||
8 | 泉亮多 | ▲ 16.6 | 33.0 | 16.4 | |||
9 | 粕谷勇吉 | ▲ 26.7 | 37.4 | 10.7 | |||
10 | 今貴聡 | ▲ 8.0 | 14.7 | 6.7 | |||
11 | 皆川直毅 | 9.8 | ▲ 68.1 | ▲ 58.3 | |||
12 | 遠藤昭太 | ▲ 53.2 | ▲ 45.9 | ▲ 99.1 | |||
13 | 杜麻沙也 | ▲ 49.0 | ▲ 54.1 | ▲ 103.1 | |||
14 | 吉田勝弥 | ▲ 69.1 | ▲ 40.2 | ▲ 109.3 |
Bリーグレポート:遠藤昭太
1卓(佐々木、藤本、井上、新田、金谷)左から抜け番順
1回戦目、東1局1本場、藤本の2,000・3,900ツモからスタートし、新田と藤本がそれぞれ親番で連荘すると、東3局2本場で、井上が追っかけリーチで親の藤本から満貫を出アガる。
これで、井上、新田、藤本の三つ巴となって南場へ突入する。
競り勝ったのは、ラス前に井上から満貫直撃した新田。
このアガリで勢いづいたのか、新田は続く2回戦開始早々11,600を出アガリ、リードを守りきってトップ。
3回戦も叩き合いの中、チャンス手をモノにしていき3連勝。
抜け番をはさんだ5回戦も僅差で2着目となるもののプラスで終えて、+75.3Pと前節のマイナスを返してお釣りも出る結果となった。
2卓(安ヶ平、早川、千田、佐藤)
1回戦目、佐藤が細かいアガリを重ねて、大きい差ではないものの、1人浮き状態で南場へと折り返す。
しかし、ラス前に安ヶ平が2,600は2,900でプラスに戻すと、オーラスで高目ダブ南ツモの2,000・4,000で逆転トップとなる。
2回戦、東場は千田と早川が満貫をツモりあう展開に。
南場へ入り、トップ目は女流早川だが、オーラスに落とし穴。
ラス親の千田に12,000を直撃されると、続く1本場でも安ヶ平に満貫振込み。
一気にラスまで落ちることになった。
最終4回戦目では、東場、安ヶ平が親満ツモなどでプラスを積み重ねて1人浮き。
南場に入ると、佐藤が安ヶ平に親の跳満を直撃させて追撃に入る。
2人のデッドヒートとなるが、微差で安ヶ平に軍配が上がった。
結果は、逆転劇や接戦を制した安ヶ平がオールプラスの成績で+59.2Pの卓内トップとなった。
3卓(斎藤、加藤、早坂、山下)
開幕いきなり大物手が炸裂した。加藤のホンイツトイトイ小三元の倍満が親の斎藤を襲う。
それに負けじと東2局2本場、早坂が7,700は8,300を加藤から出アガリ、続く親でも11,600をアガる。
加藤と早坂のアガリ合いとなったが、加藤が逃げ切りトップ。
ここからは加藤の無双状態。4連続トップで+96.0Pを叩き出し、一気に総合首位となった。
第1節、第2節と、各卓の好調者が大きなプラスをものにする展開。
次の節で波を捕らえるのは誰になるのか?
Bリーグ
順位 | 名前 | 前期1節 | 前期2節 | 前期3節 | 前期4節 | 前期5節 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 加藤圭太 | ▲ 4.5 | 96.0 | 91.5 | |||
2 | 千田諒 | 60.3 | 4.3 | 64.6 | |||
3 | 安ヶ平浩希 | 3.3 | 59.2 | 62.5 | |||
4 | 佐々木啓文 | 50.9 | ▲ 1.2 | 49.7 | |||
5 | 佐藤晃大 | 51.3 | ▲ 8.1 | 43.2 | |||
6 | 早坂和人 | 18.0 | 7.6 | 25.6 | |||
7 | 新田大輔 | ▲ 56.3 | 75.3 | 19.0 | |||
8 | 井上美里 | 13.1 | ▲ 16.2 | ▲ 3.1 | |||
9 | 金谷潤 | ▲ 22.0 | ▲ 19.4 | ▲ 41.4 | |||
10 | 斎藤智大 | 17.5 | ▲ 70.1 | ▲ 52.6 | |||
11 | 藤本修二 | ▲ 15.5 | ▲ 38.5 | ▲ 54.0 | |||
12 | 早川林香 | ▲ 35.2 | ▲ 55.4 | ▲ 90.6 | |||
13 | 山下敬介 | ▲ 82.9 | ▲ 43.5 | ▲ 126.4 |
カテゴリ:東北プロリーグ レポート