第9期女流桜花第3節レポート 斎藤 理絵
2014年07月09日
今期から、配信卓が始まると共に第6節までとなった第9期女流桜花Aリーグ。
この日行われた3節で12/24半荘
と全卓の前半戦が終了となりました。
今回は、自戦記ということで、私自身、初めての配信卓となった日のレポートを書かせて頂きます!
まずこの日の対局者は、王位、プロクイーン、女流桜花の3冠に、テレビ対局でも数多くのタイトルをもつ、清水香織。
公式戦でこそタイトルはないものの、テレビ対局で数多くのタイトルをもち、B2リーグに昇級した和泉由希子。
プロクイーン2連覇に、鳳凰位戦ではA2リーグの黒沢咲。
”クイーン”に”ドール”に”ヴィーナス”という、言わずと知れた女流トッププロ3名に、
産休明けで1年ぶり、女流Aリーグは3度目の挑戦となる私、斉藤理絵の対局です。
格上である3名との対局と、初の配信卓ということに対して、緊張しつつもとても楽しみにして当日を迎えました。
1回戦(起家から、黒沢・斉藤・清水・和泉)
開局から自分のミスがあり、緊張度が更に増してしまった中、清水が東1局終盤で、力強く高め三色の2,000・4,000をアガリ。
続く東2局では、黒沢、和泉のリーチを和泉が制しました。
戦いから乗り遅れてしまった私に、東3局1本場、北家で8巡目
ドラ
この役なしのテンパイが入りました。
しかし、先制リーチをかけずにヤミテンを選択。
理由は、ドラが自分が切った1枚しか見えていなく 、リーチを打ったところでオリてくれる相手ではないこと、リスクに対しての打点が見合わないことからです。
ツモれたらラッキー、いざとなればでオリようと考えていました。
しかしこの選択が、以下の通りになりました。
親の清水が1シャンテンから打ったで、和泉がドラ2枚を使ったのこのテンパイ。
チー ポン ポン
数巡後、親の清水がこの手をテンパイしリーチ。
リーチ
更に2巡後、黒沢が、
ここからを引き入れ切りリーチ。
自分の弱気な選択が、当り牌を2枚切られての3人テンパイになってしまったのです。
結果的に、次巡、私がをツモることが出来ましたが、多くの場合、他家のアガリに結びつく1局となってしまい、反省すると共に今後の自分にとって課題になる局面となりました。
局が進み、1回戦目は和泉がトップ。
2回戦目は、清水が親で絶妙なタイミングでのカンを見せ、リンシャン牌から4枚目のドラのを引き入れ、
暗カン 暗カン ツモ ドラ
この6,000オールを皮切りに、清水の1人浮きのトップで終了しました。
3回戦(和泉・清水・黒沢・斉藤)
この日不調であった黒沢が、南3局での親番で3本場まで連荘中、南家の私に、
ドラ
ここからを引き、ダブルリーチの手が入りました。
ダブルリーチといきたいところでしたが、がすでにドラ表示牌で1枚使われていること、この手を2,600、又は1,000・2,000で終わらせるのは勿体無いかと感じて、ダブルリーチにいけませんでした。
4巡後、待望のを引けた時には、前巡にラス牌のが切られてしまったのですが、
ツモ
ここで打とし、目先のテンパイで一通の可能性を消してしまいました。
ここでがでても2,600のアガリになってしまうので、ダブルリーチに行かなかったからには、ここは一旦、打とするべきでした。
こちらも結果的に、次巡をツモリ、切りリーチ、ツモで3,000・6,000と出来すぎたアガリになりましたが、この時の点棒状況が
和泉39,900
清水34,200
黒沢25,100
斉藤20,800
という点や、親が連荘中であること、自分の親が残っていることなどを踏まえて、ヤミテンにするなどして、色んな視点から状況を考えて選択をする力が、自分にとってもっと必要だと感じました。
他にも反省する局面が多々ある対局になってしまいましたが、とても勉強になり、すごく良い経験をすることが出来ました。
7月、8月には女流桜花第4節が行われるのですが、なんと日本プロ麻雀連盟チャンネルで5卓に分けて全卓配信されるそうです!
私も今回の経験を活かして、全力で戦いたいと思います!
ちなみに私は8月27日(水)
天衣無縫・二階堂瑠美、最速マーメイド・魚谷侑未、人気急上昇中・立花つくしとの対局です!
季節は夏。女流たちの熱い戦いをぜひご覧ください!
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート