何を切る?fromロン2 2014年09月
2014年09月04日
このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」 作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局1本場北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
※南家はを鳴いて打、を鳴いて打
プロ
切り・・・31人
切り・・・12人
切り・・・11人
切り・・・2人
切り・・・1人
ロン2ユーザー
切り・・・53.2%
切り・・・18%
切り・・・16.3%
切り・・・4.7%
切り・・・3%
切り・・・3%
切り・・・1.7%
プロ解答(50音順)
★切り
吾妻さおり
「仕掛けの現物のを切り、次とその次のツモを見る。を引くようなら勝負する。引きの234はヤミテン。引きなら現状維持のツモ切り。」
鮎川卓
「勝負するには対面に対し無筋を2牌以上押さなくてはなりませんが、この手はそのリスクに見合っていません。を切って回り、マンズにくっついてから勝負します。」
伊藤優孝
「うまくマンズにくっついて三色になれば良しで、ここはを切って様子を見ましょう。は切らない(切りたくない)。」
魚谷侑未
「南家は5とカンチャンターツを払った後にを鳴いて打。その前の手出しNから本線はホンイツと読みます。そしてほぼソーズ受けのない形のテンパイでしょう。ここはやで当たると高いので、をトイツ落としします。ピンズが高くの2度受けもあるので、戦える1シャンテンと思えません。」
勝又健志
「と切った以上、攻めるのが筋ではあるが、対面の2フーロに押し返すのに見合っていないので、様子を見る切り。」
加藤博己
「この手を真っ直ぐ進めてもアガれるイメージがないので、いったん打とし様子を見る。」
木戸僚之
「点数がノーテン罰符しか動いていない東1局で、この手からやピンズを南家の手にぶつけるには見合っていない。後々苦しくなりそうな手格好ではあるが、現物の落としから、最高形のタンピン三色を目指す。もしピンズの形でテンパイしたとしても、通ってない限りは打たない。」
黒沢咲
「自分の手がそこまで勝負手でもないので、もう危険牌は切りません。」
越野智紀
「対面の仕掛けに対応。余る可能性があるがどれも危険。とやとなどを引いたら1枚勝負してリーチ。」
近藤久春
「南家はピンズのホンイツ。西家はを切るくらいなのでテンパイ。は怖いのだが様子を見ながら。」
猿川真寿
「手出しでマンズのホンイツはなさそうだが、ドラまたぎのは打ちづらく、ピンズも切りづらいので、現物のをとりあえず切る。」
沢崎誠
「南家は序盤を見ればマンズ本線だが、手出しを見てマンズ、ピンズは切りたくない!現物の切りの一手!!」
柴田弘幸
「ピンズ3メンツは厳しいと見て、様子見の打。」
白鳥翔
「対面はのカンチャンターツ落としが入っているが、テンパイが入っているかは断定できない。真っ直ぐに打つなら打だが、自身がの二度受けであることを考えると押しにくく、ここは打として、234の三色を見ながら柔らかく構えたい。」
須浦正裕
「456を狙いつつ、ドラ雀頭やドラメンツを使ったピンフやリャンメンテンパイでも良しとする。下家の動向も視野に入れたい。」
鈴木秀幸
「南家が最終手出しのためほぼテンパイ。それに対しをぶつけた西家に、が当たる可能性はもちろんありますが、正直他に手をかける牌がないです。ピンズで放銃した場合12,000まであるし、自分の手が後手を踏み魅力的な手ではないので、いったん引きます。」
滝沢和典
「南家の手出しでピンズは打ちづらい。とくに、次にの危険度が高い。」
ともたけ雅晴
「対面は役牌2つ鳴いてテンパイしたと思われるが、ホンイツはあるとしたらピンズで、自分の余るピンズが当たり牌になる可能性も高いし、マンズのドラ周り、とくにドラ表示牌のは切りづらいので、東1局だし様子見も兼ねて。」
仲田加南
「この形からの放銃はしたくないので、南家の現物ので回ります。あらためて勝負手になった時に1枚くらいの勝負ならするかもしれませんが。」
西岡慎泰
「を切るには、危険度と自分の打点が見合っていない。マンズでドラ絡み満貫となる手になった場合のみ勝負する。」
仁平宣明
「打牌の一貫性はないが、ピンズには手を付けづらい。三元牌を全て押してからのは消極的ではあるが、仕掛けを入れられてしまったからには受け気味に。がの仕掛けの前に通っているので、テンパイからの待ち替えは考えにくい。となると雀頭のドラまたぎあたりかな?」
福光聖雄
「の二度受けではアガリづらいのでピンズを外したいが、対面に対して切りづらい。をトイツ落としして、マンズで1メンツができればを勝負したい。」
藤島健二郎
「手牌は悪くないが局面的には凡手。オリの一手。」
古川孝次
「ここでピンズを払って行くよりも、を落として様子を見る。南家の仕掛けへの放銃を回避するのが先決。展望としては234の三色が見えるが、遅すぎるきらいがある。」
前田直哉
「対面をケアして、切って様子見。」
村上拓也
「好形の1シャンテンとはいえ、ドラもなく、押し返すには厳しい形である。現物の切りで234三色、ドラ受けを残すことができるので、その後のツモを見て勝負する。」
安村浩司
「南家はに反応していないため、ピンズの形と待ちの形を特定できないが、1~4巡目にターツ外しをしているため、テンパイと読む。ドラがくっついてのテンパイのみ押し返す。」
山井弘
「すでに対面に先手を取られ、手役があるとすればピンズのホンイツが本線。もちろんドラ周りも十分にあるため、ピンズが切りにくくなった以上、ここはドラそばのも温存し、ぐるりと迂回するしかない。」
山田浩之
「タンピンイーペーコーの1シャンテンだが、ピンズは二度受けでタンヤオも確定していない。対面の仕掛けは待ちもスピードもわかりづらいが、もも危ないので1回受ける。」
和久津晶
「作り直し!ピンズで雀頭はいつでも作れそう。」
★切り
安達紘文
「勝負手なので対面の仕掛けは怖いけどアガリに行きます。残しは234とドラ引きの打点上昇のため。また、やツモでリーチのみの手に終わらせたくないので。」
荒正義
「ドラの指示牌は危険。だがツモなら勝負か。」
和泉由希子
「ドラを使うか三色を見たいのでは残したい。イーペーコーでもうれしい。一通は見ません。」
櫻井秀樹
「東1局だしひとまずベタオリはしない。そもそもベタオリする牌も十分にない。はできれば勝負したくないので、くっつけばピンズを払う。」
佐々木寿人
「の横にくっついたらを落としてメンタンピンへ。棒テンには構えない。」
刀川昌浩
「南家に対してマンズ以外は押して行きたい。」
羽山真生
「ドラ受けを残しつつ1シャンテンを維持。ただし自信のない形ですね。」
一井慎也
「ここまで手を進めさせて、下手に回してアガリ逃しから大物手を決められることが罪だと思うので、すぐのはテンパイに取りたい。数巡のあいだの、もしくはピンズ2牌での放銃は覚悟。」
古橋崇志
「対面の仕掛けに対してぶつけていくので、打では打点が物足りない。最高形のタンピン三色、またはタンピンイーペーコー狙い。」
増田隆一
「引きで即リーチを打てるように。を引いたらと払って手を組み替えます。」
宮内こずえ
「234の三色を見つつドラ引きにも備えて。」
四柳弘樹
「ドラ引きに備えてまだは切りたくない。を引いたら素直にテンパイを取る。」
★切り
石渡正志
「三色同順やドラは確定する形となっておらず、効率通りに打。」
内川幸太郎
「開局ですし、目一杯に構えます。ツモ切りの後の手出しからマンズのホンイツも薄れるので。南家の手は3,900くらいかな。」
黒木真生
「打でをツモったらやめる。」
瀬戸熊直樹
「行きがかり上、ピンズは勝負牌にしたい。が入れば打勝負とする。」
中村毅
「まだ東1局なので、1シャンテンに受け、アガリに向かう。」
奈良圭純
「あまり勝負したい手牌ではないですが、とりあえず手広く。」
西川淳
「南家の最終手出しには必ず意味がある。【パターン①関連牌残しの場合】トイトイかピンズが後で伸びてのホンイツが怖い。【パターン②親の現物残しの場合】ロスを承知で残す程度の手だったらそれ程怖くない。パターンが怖いが、だとしたら待ちがまだ絞れない。オリるより自分がアガりに行った方が優位と見る。最速の切り。」
藤原隆弘
「対面はポンで自風のとが手出しであるため、ピンズのホンイツでテンパイしている。上家はまで切ってきているので、好形か高いヤミテンが入っていると読める。そうするとこの手はアガリに向かうには難しく、危険である。オリたいのだが、上家の当たり牌が読めないのでとりあえず1シャンテンに取るが、決して無理はダメである!」
前原雄大
「上家の打は許可せざるを得ないところだが、対面を基点に考えればピンズにも手が付けられない。結局はオリに向かうことになるのだろうが、ここは瞬間押してみる。」
三戸亮祐
「対面の最終手出しがのため、も打ちにくい。ソーズ落としも手詰まりになる可能性があるなら、ここでを勝負して手広く構える。」
望月雅継
「もちろん手役や打点も追いたいが、さすがにここは型を組んでいく場面ではない。ぎりぎりまで戦うつもりで打。」
★切り
小車祥
「南家は一色手ではなさそうなので、ドラ周辺やトイトイになりそうな牌では放銃したくない。それでも西家の打がなければ素直に切りにするが、自分がを切った後に一度手出しを入れてからRを鳴いた南家に対してを切ってきている西家も見て、ここは切りとする。」
ケネス徳田
「小三元のリスクもあるのにを打ち出してきていることから、西家は明らかに役有りテンパイ。しかもアガリやすく打点もある。この手はとりあえず受け。西家の切ったをポンしていないので、南家にのトイツはない。」
★切り
二階堂亜樹
「が弱いのと、を切るとその後のマンズに対応できなくなるのが嫌です。危ないし。も通ってないですが、ポンで出たなので。ピンズのホンイツでもなさそうなので。」
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