対局番組レポート

天空麻雀16 女性大会決勝レポート 石田 亜沙己

「ツモ」という声とともに映し出されたのは、とても綺麗な手でした。

一筒一筒二筒二筒三筒三筒赤五筒五筒五筒六筒七筒八筒九筒  ツモ四筒  ドラ九筒

これは宮内こずえプロがあがった1局です。

「エンタメ~テレ」と「日本プロ麻雀連盟」でお送りする麻雀番組「天空麻雀」。
今回で16回目となります。

今大会の決勝レポートは、天空麻雀初出場、石田亜沙己が務めさせていただきます。

私は天空麻雀初出場ということもあり、その日一日ずっとドキドキしていました。
行きの新幹線の中でも緊張していて、色々考えていました。

そんな中行われた予選B卓は、二階堂瑠美プロ、和泉由希子プロ、和久津晶プロ
というなんとも豪華なメンバーの中に私がぽつり…

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でもあんまり緊張が顔に出ない私は余計に1人で緊張してしまって、
しかもしーんっとした空間の中に卓が1つ。

ここ最近で一番といっていいほどの緊張感。
でもなんとも言えない感覚で、このドキドキが好きな私。
しかし、結果は予選で敗退してしまいました。

放送では笑顔でしたが、本当はすごく悔しかったです…。
しかし憧れのお姉さま方に囲まれご指導頂きましたので、次こそは勉強して出直したいと思います!!

私の話はここまでにして、さて先ほどの決勝戦の話に戻したいと思います。

決勝戦のメンバーは、和久津晶プロ、和泉由希子プロ、宮内こずえプロ、二階堂亜樹プロの4名。どんな対局になるのか私も楽しみに見ていました。

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今回の決勝戦、全体的に「攻め」の意思がかなり強く表れている局が多かったと私は感じました。

東1局、親の和泉プロに合わせて字牌を切りだしていく2人に対して、和久津プロはダブ東から切り出していきます。

この局は「攻めるよ」って言っているかのような和久津プロの真剣な表情。

東1局、西家・和久津プロ8巡目 

赤五万七万五索五索赤五索五索一筒二筒三筒三筒四筒六筒八筒  ツモ八万  ドラ三筒 

ここで私なら五索の暗カン、もしくはピンズに手をかけてしまいます。
しかし、和久津プロが選んだのは八万ツモ切りでした。

これは、赤ドラを切り離さないという意思が感じられる、和久津プロらしい一打だと思います。
その結果、12,000点の出アガリへとつながりました。

この攻めの姿勢がこの後どのように繋がるのか…
そして、この勢いがどこまで続くのか私もワクワクです!!

この東1局は攻めの姿勢だけではなく、二階堂亜樹プロの守備に対する打牌選択も私の目を惹きました。

実際に牌を並べてみて感じたのですが、このような対応する力も私自身、身につけていきたいと思います。

冒頭にあげた宮内プロの手がいつどのタイミングなのか…
それは決勝戦を観てのお楽しみにします!!

ですが、その局の前にもたくさんのドラマが隠されています。
特に”攻めの姿勢”。
それが現れる局がたくさんあるので、そんな所にも注目してもらえたらなっと思います。

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