第31期A1リーグ第8節レポート 柴田 弘幸
2014年11月24日
今まで無かったのが不思議ではあるが、プロとして15年目、A1は7年目の今期、自身初の降級争いを経験している。
長い麻雀人生で一度落ちるのは怖くは無い。
そこでまた勝ち上がってくるほどの実力が無ければ、これからもA1では通用しないだろう。
なので、自分のフォームを崩さずに、しっかり勝ちしっかり負けるこれで行こうと思っている。
そんな気持ちで入った第8節。
開局の親で近藤が、この2,000オールをツモアガリ。
リーチ ツモ
続く1本場、ドラ3で私がこのアガリ。
,
リーチ ロン
東3局、私が親でチャンスであったが、
ドラ
近藤が
ツモ
500・1,000のアガリ。
私は、自分や相手を好調、不調と判断することがあるのだが、大抵自分は不調と感じるスタートが多いものだと思っている。
近藤は開局ツモアガリ、私はロンアガリ、親のチャンスは近藤に負ける。
近藤からすれば、仮テンパイの500・1,000は不満であるだろうが、私はこれらをみて近藤が好調マークになる。
そして南1局、親は近藤、私はここからを打つ。
ドラ
雑?といわれれば雑であろうが、役牌を打ち出してめいいっぱい手牌は伸ばすのも大事だと思っている。
そこから望月がダブの2鳴きが入る。考えられるとすれば、形が不十分か望月の雀風からすれば手が良すぎてギリギリまで動かないのどちらかであろう。
自分の浅はかな想定で向かって行くと、痛い目をみるのは十分思い知らされているので、油断はしない。ただ、最初にを切り出した自分が起こした現状に、どこまで切り込めるかであろう。
結果は、近藤の1人ノーテン。
私の最終形が
テンパイは遅かったのだが、これを開けれたのは大きいと感じた。。
理由は、相手にこのテンパイがどう見えたかということと、近藤のノーテンということ。
これらが自分にとってプラスに影響すると思ったからである。好調の意識。
そして、その意識は自分の麻雀を甘えさせてしまう。
1回戦目はトップの2回戦
東1局、望月の親リーチに、ドラを切って追いかけ3,900のアガリ。
ロン ドラ
南1局、またしても望月の親で、
ツモ ドラ
西家の私が第一ツモ。この手がわずか6巡で三色のツモアガリ。
リーチ ツモ
浮き足立っていたのであろう。
南3局、親は私である。
ツモ ドラ
ドラも無いこの手、普段だったらが牽制を兼ねた選択。
私はここから→と打ち出して
望月へ16,000放銃。
ロン
決して望月も良いわけではないのが牌姿にあらわれている。
ポイント的に余裕のない私が、余裕を見せた甘えである。
そしてそれを咎めて教えてくれる。
悔しい気持ちを次に生かせるよう地面に足をつけていこう。
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