第32期A2リーグ第3節レポート 紺野 真太郎
2015年07月09日
今節の対戦相手は二階堂亜樹、ダンプ大橋、白鳥翔。
派手な打ち合いというよりは、地味な躱し合いになるのかなと考えていた。
しかし、誰かを走らせてしまうと捕まえることが困難になるかなとも考えていた。
その走る誰かになりたい・・切実で正直な思いである。
1回戦東1局、起親の私にいきなり二階堂と白鳥からリーチをプレゼントされる。
その1巡後、私にもテンパイが入る。
ツモ ドラ
は2人のリーチの一発目に掴んだ牌で白鳥には通っていない。が4枚見えが2枚見えで、いかにもリーチ者がドラを持っていそうな雰囲気。
それでも私はをスっと切った。声はかからず二階堂よりがツモ切られ1,500のアガリ。
なんとなくではあるが、今日という1日に陽がさしているよう感じられた。
それが南場の親番で実る。
2,000オール、1,500、1人テンパイ、2,000・3,900とアガリ、親が落ちた直後もタンヤオドラ3をツモアガリ、60,000点を超えるトップで終了。この後もどこまでも叩くつもりであった。
2回戦南2局の親番4巡目で以下の形
ドラ
先に–が埋まらない限り、ホンイツに向かうことは決めていた。
直後にが切られ仕掛ける。その後も順調なツモでこのテンパイ。
ポン
白鳥からリーチを受けた後もをツモり、を切り飛ばしへ変化。内心では「勝ったな」と思っていた。
しかし結果は白鳥のツモアガリ。
こんなことは麻雀ではよくあることなのでさして気にもしていなかったが、この後から自転車で坂を登っているような重さを感じるようになる。
終わった後どうしても気になりこの局をタイムシフトで確認した。
を仕掛けた場面で解説の沢崎は「1回戦トップでこの鳴きはどうかな・・」と指摘。
自ら喰い上げた牌を確認すると、、、が各1枚。白鳥にもテンパイが入らず、私には
このテンパイが入っていたことになる。
決着はどうなっていたかはわからないが、この後の展開が変わっていたということだけは間違いないであろう。
接戦の2回戦を制したダンプが3回戦も制し連勝。こちらは防戦一方。
4回戦東4局5本場。親ダンプ。点数はそれほどではないが、ダンプの親が吹く感があり、私は捌きに出た。
白鳥が仕掛けと同時に放ったをポン。
ポン ドラ
ピンズは比較的安く、もカンも打ち出されそうな感じ。
、は1枚づつ切られておりは生牌。ただは二階堂が使っている可能性があり、は最低でも2枚はいそうに見えた。
打。カンに受けた。数巡後にダンプがツモ切ったのは。そしてをツモ。ツモのみのカン。500は1,000オール。腰にくるアガリであった。
実際に二階堂がのメンツで使っていたし、は3枚山にいた。それでもダンプが掴んだのはだった。
自分の中で最善の選択をしていれば悔いはないと考える者もいるであろうが、私にはやはり悔いが残る打である。
第3節を19ポイントほどのプラスで終了し、トータルポイントもプラスに転じた。
数字だけを見れば満足かもしれないが、やはり私には満足できない。また満足してしまってはいけないだろう。
残り7節。上を見て戦い抜きたい。
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