第10期女流桜花第5節レポート 内田 美乃里
2015年09月18日
第4節に続き第5節自戦記を担当します、内田です。よろしくお願いします。
今回の対戦者は宮内プロ・中川プロ・魚谷プロ
(以下敬称略)
1回戦東家スタートの私の配牌は
ドラ
6巡目にはテンパイし7巡目にはツモ・打でこうなっていた。
との重なりかドラのを持ってきてのリーチを考えていた。ツモに素直にテンパイ即リーチを打つ手もあると思う。
9巡目に魚谷の本手リーチを受けた
リーチ ドラ
そのあとがいただけない。
1巡ヤミテン押しして追い掛けリーチを打ったのだ。
たまたまを魚谷からすぐに捉えたものの、追い掛けるなら即リーチを打たなければいけない。
自身の姿勢にスッキリしないまま1本場。
配牌
ドラ
9巡目には
ツモ
この時点でを打たないにしても、場に安いソウズを残さずに手を掛け次巡を引き打その後を引きテンパイ逃し。
テンパイでを切ってリーチをするつもりでいたのだから、ダブルの受け入れを期待せずをツモ切り、もしくは迷うくらいならをツモったときに最初からを打つべきだった。
後ろ向きでが打てなかったこと、手組の悪さからリズムを掴めず親番を落としたことですごくモヤモヤしてしまった。
家に帰ってからでいいのに。
この2局の入り方で結果が良くなるはずがない。
解説でも「開局はリズムを掴む局」と話されていた。
改めてそうだなぁと実感した。
それに対し、魚谷は隙のない打ち回しで東場の親番で大きく加点。
子方でも親番宮内の
リーチ ドラ
中川の
これに対し、早い段階で仕掛けを入れており、リーチに対してもしっかりと押し切った。
その後の子方でも跳満をツモアガリ大きなトップを取る。
2着は宮内。私は箱ラス寸前だった。
2回戦はリーチピンフドラ1をツモアガった私がその後チマチマと面前の小さいアガリを重ね、南場の親番でリーチに競り勝ち7,700をアガリトップ。
2着は魚谷。
3回戦、親番で5,200放銃からほぼ地蔵のまま、またもやラス。
早くて打点のある手を次々とツモアガる魚谷と宮内がワン・ツー。
あっぱれだった。トータル▲30超え。
4回戦 東1局 東家 中川
私は6巡目にテンパイ
ドラ
この変化待ち。しかし良い手替わりがないまま他者の手はこうなっていた。
9巡目に宮内が跳満のヤミテン。
同巡、を仕掛けた魚谷がホンイツのテンパイ。
ポン
親の中川が13巡目テンパイでヤミテンに構える。
次巡を持ってきたが打とする。を押していれば宮内からを討ち取っていた。
ツモ
結果は私が終局間際にこのアガリとなった。
中川が押し切っていたら結果は大きく違っていたかもしれないが、私がトップとなり、道中アガリを重ねた中川がオーラスにも加点し大きな2着で終了した。
今回▲11.6Pでトータルポイント+46.3P
現時点で私の上にはすでに約110ポイントから150ポイントプラスしている人が5人もいる。
少しばかりのポイントを持ったままプレーオフに残るだけでは意味がない。
わずかな可能性かもしれないが、目標は決勝卓の席、結果はどうあれ闘う姿勢だけは持って最終節に臨みたい。
カテゴリ:女流プロリーグ(女流桜花) レポート