プロクイーン決定戦 レポート

第13期プロクイーン決定戦二次予選レポート 福光 聖雄

前日の一次予選を勝ち上がった27名とシード選手17名の計44名で二次予選が行われた。
簡単に二次予選のシステムを紹介すると、全部で6回戦を行い

・組み合わせを変えて4回戦行い、4回戦終了時に下位8名が敗退 (44名→36名)
・ポイント持ち越しで5回戦目を行い、5回戦終了時にその中の下位8名が敗退 (36名→28名)
・ポイント持ち越しで6回戦目を行い、上位11名が二次予選に通過

となっている。
途中で敗退しないことも一つの目標ではあるが、4分の1だと40~50ポイントが通過ラインと予想されるので、最終戦で現実的な条件を残すことも大事な点になってくる。
(ルールは一発裏ドラありの日本プロ麻雀連盟Bルール。順位点は5-15)

第10期プロクイーンの安田麻里菜は、
「みんな気合い入ってて怖いよ。格好が(笑)」と開始前に冗談を言っていたが、
そんな気合いに気圧されたか、4回戦で敗退。

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安田麻里菜

仲田加南も調整セットでは後輩相手に圧勝も、今日は調子があがらず敗退となった。
ロン2ブログ(会員様限定)参照

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仲田加南

その他、新人王の井上美里、前年ベスト8の内山えみ、一次予選を通過した中では、
逢川恵夢(協会)、柚花ゆうり(協会)、北野由実、南里はるみが4回戦で姿を消すこととなった。

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井上美里

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内山えみ

(参考)4回戦終了時、通過ボーダー(11位)は+39.3ポイント。敗退は▲54.3ポイント。
続く5回戦では、第8期プロクイーンの石井あや(最高位戦)が敗退。
がむしゃらにリーチとくる若手(プロ歴という意味で)が多い中、場面に合わせた判断をするなぁと見ていたが、今日は展開に恵まれてなかった。
また来年、お待ちしております。

その他、シード選手では、王政芳、佐藤あいり、山脇千文美
一次予選通過者では、渋谷菜瑠美、西川舞、石田亜沙己、吉田彩乃がこの5回戦で敗退となった。

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王政芳

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佐藤あいり

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山脇千文美

(参考)5回戦終了時、通過ボーダー(11位)は+48.9ポイント。敗退は▲9.1ポイント。
最終6回戦。現時点で1位の高田麻衣子、2位の優月みかは少し余裕があるが、それ以外は全員に通過・敗退のある大混戦となっている。

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高田麻衣子

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優月みか

ちょうど通過ボーダーで迎えた童瞳であったが、守ろうとせずに積極的に攻めたのがよかった。

道中に4,000オールをアガれて一安心。
同卓の大里奈美は少しマイナスの3着でもよいという条件を生かし、この攻めに巻き込まれない手堅い打ち回しが光った。

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大里奈美

3回戦終了時に▲86.9を、4回戦の10万点トップで帳消しにした黒沢咲(第6期、第7期プロクイーン)。
最終戦2着条件であったが、惜しくもここまで。

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黒沢咲

大きめのトップが必要な二階堂亜樹、魚谷侑未。
ボーダーより上にいるので2着が欲しい池田幸枝(最高位戦)、山本えりかの組み合わせ。

オーラスの魚谷の親を迎え、トップ池田、2番手山本と通過目前。
魚谷が何回か大きなアガリが必要なので、2人で決まりかと他の卓を見に行ったのだが・・・

スコア表を集めると二階堂がトップ!?
フリテンの跳満をアガったとのことだが、「ボーダーが下がってくれる可能性を期待して」との言葉通り、少し届かず敗退となった。
3着となってしまった山本えりかは、とてもとてもとても悔しい次点での敗退。

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二階堂亜樹

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魚谷侑未

現女流最高位の大平亜季(最高位戦)も最終戦にラスを引いてしまい敗退。
また来年お待ちしております。

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大平亜季

その他、シード選手では、池沢麻奈美、古谷知美、手塚紗掬、西山あみが6回戦まで残るも敗退となった。

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池沢麻奈美

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古谷知美

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手塚紗掬

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西山あみ

ベスト16はシード選手5名を加え、翌日に開催される。

今日の二次予選では、シード選手の中で通過したのは和泉由希子ただ1人。

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和泉由希子

一次予選からの勝ち上がりで勢いはあるが、ここからはトーナメント方式(卓内の上位2名が勝ち上がり)と経験も大きく左右してくる。
現プロクイーン和久津晶に挑戦するのは、誰になるだろうか。

この後も目が離せない。

ベスト16の組み合わせ

A卓:茅森早香(最高位戦・前年度2位)、大里奈美(3位通過)、片倉まち(4位通過)、愛内よしえ(協会・11位通過)

B卓:優木美智(前年度3位)、古川彩乃(2位通過)、優月みか(5位通過)、命(協会・10位通過)

C卓:宮内こずえ(前年度4位)、高田麻衣子(1位通過)、和泉由希子(6位通過)、鳥越智恵子(最高位戦・9位通過)

D卓:二階堂瑠美(前年度5位)、吾妻さおり(現女流桜花)、童瞳(7位通過)、池田幸枝(最高位戦・8位通過)