北陸プロリーグ レポート

第13期北陸リーグ 第4節レポート

第4節組み合わせ (敬称略)

1卓安城プロ×森田×志多木×宮内
2卓平澤×北川×久保×吉田
3卓後藤プロ×木下×高出×土田
4卓栗野×小泉×窪田×中野
5卓木戸プロ×山川×西田×大門
6卓濱平プロ×本田プロ×押川×久々湊

師走に入り、冬の訪れを感じさせる寒さになり、今年も残すところあと僅かとなりました。
第13期北陸リーグも第4節となり後半戦を迎え、各自順位やポイントを意識した、競技麻雀ならではの対局が繰り広げられた。

決勝進出となる上位4名とのポイント差を見ると、この4節でポイントを伸ばせないと最終戦での戦いの幅が狭くなる。
前回のレポートでも記述した通り、私も親の戦い方を意識しながら対局に臨んだ。

1回戦 東2局 親番

東1局に先制リーチを打ち、5,200をアガってむかえた親番。
3巡目にツモ五筒、4巡目にツモ七筒でこ のような形となる。

二索三索二筒三筒四筒五筒五筒七筒七筒八筒八筒九筒九筒  ドラ七索

親でリーチを打てば5,800、ツモれば2,600オールとそこそこの打点であり、普段ではリーチを打つことが多いのだが、1回戦という事もありどこまで手が伸びるか様子を見てみることにした。
次巡ツモ六筒で打三索。7巡目でツモ一筒五筒待ち24,000テンパイ。
更にツモ一筒一筒四筒七筒に変化。

その後

一筒一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒七筒八筒八筒九筒九筒  ツモ一筒

この12,000オールという最高の形でのアガリとなった。

一索四索待ちでリーチを打っていれば、一索の出アガリかテンパイ連荘といったところで、正直このアガリで、今節自分はどこまでポイントを伸ばせるのかと、勝負はまだ始まったばかりなのに思っていた。

1回戦はこのアガリもありデカトップで終了。

2回戦 東1局 親

終盤国士のテンパイ北待ち。場に3枚切れ。

一万九万一索九索九索一筒九筒東南西白発中  ドラ九索

しかし王牌に阻まれて4人テンパイで流局。

南1局、親で高め11,600の三筒六筒九筒リーチを打つも、大門さんの追っかけリーチに競り負け1,300・2,600の親かぶり。

そしてラス前にテンパイ料で削られ、オーラスも点棒横移動で、22,700の1人沈みをなり暗雲が立ち込める。

その予感は当たり3回戦・4回戦でアガリ0。それだけでなく、
一段目での8,000を2回放銃や、6,000オールでの失点等でプラスどころか1444で、1人沈みを喰らい続け▲32.3Pというふがいない結果で対局は終了となった。

1節を引き継いでからの、自分の麻雀のふがいなさには嫌気が差す。
1節目に、素晴らしい対局を見せてくれたダンプ大橋プロには合わせる顔もない。
残るは最終戦、ポイント的には厳しい戦いになるだろうが、上位陣を崩せれば+80オーバーでなんとか滑り込めるといったところだろう。

他の卓に目を向けて見ると、押川さん・久保さんがポイントを伸ばし100ポイントオーバー。
押川さんに至っては、+180.5Pとほぼ決勝進出濃厚といったところ。
木下さんもポイントを伸ばし上位4名に名を連ねた。

全体的に今節は上位陣が崩れず、ポイ ントを伸ばしたり、ほぼ現状維持と、後を追う立場としては苦しい展開ではある。
現状プロでも決勝進出に近いのは濱平プロの+31.4Pと、プロは厳しい順位ではあるが、各自テーマを持って対局に臨みたい。

北陸リーグでも過去最終戦でポイントを稼ぎ、見事決勝進出を果たした例もあり、どの順位からでももちろんチャンスはある。
それが麻雀の楽しさでもあり怖さでもある。

最終戦は、独特の緊張感の中での対局となることは、火を見るよりも明らかでありどのような結果になるのか楽しみである。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 押川 憲一 一般 9.0 31.3 73.5 66.7   180.5
2 久保 智央 一般 73.0 ▲ 23.2 13.3 56.3   119.4
3 宮内 俊貴 一般 69.6 ▲ 8.0 27.7 ▲ 10.1   79.2
4 木下 玄基 一般 ▲ 4.4 29.4 ▲ 15.6 66.5   75.9
5 窪田 一彦 一般 0.7 ▲ 0.2 60.1 0.4   61.0
6 栗野 健翔 一般 57.1 38.5 2.7 ▲ 37.5   60.8
7 中野 空青 一般 52.4 ▲ 33.2 28.3 2.4   49.9
8 小泉 陽平 一般 ▲ 26.1 ▲ 38.0 79.1 34.7   49.7
9 平澤 憲一 一般 ▲ 6.4 ▲ 8.5 40.4 20.4   45.9
10 高出 智宏 一般 65.2 ▲ 8.3 17.0 ▲ 38.3   35.6
11 濱平 光朗 プロ 37.3 ▲ 18.7 3.7 9.1   31.4
12 久々湊 康雄 一般 ▲ 10.5 66.5 ▲ 45.7 8.7   19.0
13 山川 眞一郎 一般 ▲ 19.0 16.7 9.7 10.8   18.2
14 木戸 僚之 プロ 75.7 ▲ 56.3 6.2 ▲ 32.3   ▲ 6.7
15 志多木 健 一般 ▲ 53.4 26.8 35.0 ▲ 30.4   ▲ 22.0
16 西田 有佑 一般 ▲ 23.6 ▲ 27.8 10.5 ▲ 3.1   ▲ 44.0
17 北川 光 一般 ▲ 14.5 69.4 ▲ 50.9 ▲ 68.0   ▲ 64.0
18 森田 有一 一般 ▲ 33.3 ▲ 11.9 ▲ 39.7 17.5   ▲ 67.4
19 大門 久輝 一般 ▲ 46.4 12.5 ▲ 74.3 24.6   ▲ 83.6
20 吉田 健彦 一般 ▲ 69.7 18.5 ▲ 24.1 ▲ 10.7   ▲ 86.0
21 後藤 正博 プロ ▲ 57.6 ▲ 8.4 ▲ 34.2 ▲ 8.5   ▲ 108.7
22 土田 江一郎 一般 ▲ 1.4 ▲ 20.8 ▲ 66.9 ▲ 19.7   ▲ 108.8
23 本田 朋広 プロ 4.0 ▲ 5.8 ▲ 53.1 ▲ 85.5   ▲ 140.4
24 安城 るい プロ ▲ 78.7 ▲ 61.5 ▲ 32.7 23.0   ▲ 149.9