東北プロリーグ レポート

第24期東北プロリーグ前期第1、2節レポート

前期1節レポート

Aリーグ:大里奈美

組み合わせ(敬称略)
Aリーグ
・武藤武×椎名斗南×皆川直毅×杜麻沙也×早川林香(5人打ち)
・大里奈美×粕谷勇吉×山下敬介×石井良樹×栗林明(5人打ち)
・遠藤昭太×東幸一郎×神藤極×吉田勝弥

第24期東北プロリーグが開幕しました。
みなさんいろいろな想いを持ってこのリーグ戦に臨んでいると思いますが、私は、一昨年、去年と2年連続で東北天翔位決定戦に出場したのに、2年連続準優勝という悔しい結果しか出せていないので、今年こそは!という気持ちを胸に、初戦に臨みました。

そんな中、印象的だったのがこの一局です。

3回戦目の東3局、親番で迎えたこの局、一索四索待ちでピンフのみをテンパイした私は、いつもならあまりリーチしないこの手をリーチしました。
この時、3巡目に三索を1枚先切りしていて、さらには場に三索が3枚見えていて自分から見て一索はノーチャンス。
もし1を誰かに持たれているなら、ヤミテンに構えたままで1を持たれているより、オリ打ちも狙えると思いリーチ。

すると、対面の栗林プロから追っかけリーチ!
一万を暗カンし、意気揚々とツモった形が

二万二万九万九万九万四索四索四索三筒三筒  暗カン牌の背一万 上向き一万 上向き牌の背  ツモ三筒

四暗刻をツモられました。
私は親かぶりで16,000点払い。そのまま点棒を取り返すこともできず、2人沈みの4着。

その半荘のマイナスが結果に響き、初戦は▲29.3Pの卓内ラス。
………うーん、悔しい!!
一日を通して、もっとうまくできたかな、と反省点の多い日でしたが、今期はまだまだ始まったばかり、この悔しさをバネに次節も頑張ります!!

 

Bリーグ:千田亮

・佐々木啓文×斎藤智大×石森隆雄×及川慶次
・藤本修二×佐藤晃大×安ヶ平浩希×井上美里
・菊田政俊×野家龍治×千田諒×新田大輔×瀧田亮(5人打ち)

いよいよ今年も東北プロリーグが始まり、僕も今期こそはAリーグに昇格してやる!!と強い気持ちをもって臨んでいきます。
大事な初戦のメンツは今期からプロになった新人の菊田プロと瀧田プロが入った5人打ち、相手の手の内が分からないビハインドもありますし、野家プロや新田プロも攻撃力が高く油断できないメンツでの第1節になりました。

道中、新田プロが持ち前の攻撃力を発揮して+44.4P、菊田プロも新人とは思えない、緊張などを感じさせない仕掛けやアガリで+37.2P。

僕はというと終わってみれば2着2回3着2回の+1.4Pで何とか堪えることができました。
冒頭の意気込みからは程遠い結果になってしまいましたが、まだまだ始まったばかり、しっかり自分の麻雀を打って結果を残せるように頑張ります。

 

 

前期2節レポート

Aリーグレポート:早川林香

組み合わせ(敬称略)
Aリーグ
・武藤武×石井良樹×皆川直毅×大里奈美×泉亮太(5人打ち)
・杜麻沙也×早川林香×東幸一郎×吉田勝弥×栗林明(5人打ち)
・椎名斗南×山下敬介×神藤極×粕谷勇吉×遠藤昭太(5人打ち)

東北リーグ2節目のレポートを担当します。早川林香です。拙い文章ではありますがよろしくお願いします。

東北リーグはAリーグとBリーグの2つしかない。が、2リーグしかない故に強者は常にAリーグにいる。そんな印象がある。
3年目にして晴れてAリーガーになった私が迎えた第1節目。
ドラ3に放銃し、渾身のリーチはサクッと流され、Aリーグの洗礼を受け心身ボロボロの▲53.9P全くいいとこなしの一言。

Bリーグは降級がないため、思いっきりやることができた。しかしAリーグには降級がある。せっかくAリーグに入れたのに半期で降級と情けない結果にならないように、2節目はなんとかトータル+にしたいところ。

そして迎えた2節目。
対戦相手は
東プロ(98.4P)栗林プロ(36.6P)杜プロ(▲12.5P)吉田プロ(▲69.5P)
そして私の5人打ち(内は1節目の結果)

開幕から高い打点の叩き合いになり、Aリーグのピリッとした空気を身に感じながら大したこともできずにいた。

南3局2本場

一万二万三万七万八万九万一筒一筒二筒六筒七筒八筒中  ドラ中

ドラの中が浮いている状態で親連荘中の杜プロからリーチを受ける。九筒かドラの中を引ければ勝負できる。なんとかギリギリまで攻めつつ中を重ね追っかけリーチをしたが、結果はあえなく親に2,000点の放銃。特に見せ場もなく1回戦目は▲17.2Pで終える。

2回戦目。
私は抜け番だったので観戦。

東1局親の杜プロが栗林プロから7,700点の出アガリ。連荘を重ね2本場になり、好調子の杜プロから7巡目にリーチが入る。
そのリーチを受けた東プロの牌姿。

一万二万三万四万五万一索二索二筒三筒三筒三筒五筒五筒  ドラ一万

ここに絶好の三索ツモ。
三筒の壁もあるし二筒を切ってリーチドラ1の追っかけリーチ!と思いきや東プロは打五筒
五筒は親に通っていない無筋の牌だがピンフ三色も見えるうえに最終的な待ちもよくなる五筒切りには唸らされた。が、これは親ではなく栗林プロに1300の放銃。

東3局 東プロの親番
配牌でドラの四万がトイツ、3巡目に役牌の発がトイツになるチャンス手。これは仕上げたいところたが、またもや好調の杜プロから5巡目の早いリーチ。
ここは東プロも一歩も退かず発をポンして四万九万のシャンポン待ち。しかし8巡目に吉田プロからも追っかけリーチ。
真っ直ぐ向かっていた東プロだが、15巡目にして生牌の東をツモる。ここは少考した後、さすがに切れないと九を落としていく。そして次巡ツモ九万と、痛いアガリ逃しであったが、冷静な判断だったと思う。

私は今日4回戦目にしてようやくトップをとることが出来たが、今回のトータルは▲23.7Pと、プラスどころかマイナスを重ねてしまった。勝負するところは勝負して、ダメなときは退く。今日はしっかりできていたし、手も良かった周りが一枚も二枚も上手であった。アガリきることができず、かわされてしまう。

だがまだまだリーグ戦は始まったばかり。気を新たに、また次節から頑張っていきたい。

 

Bリーグレポート:安ヶ平浩希

・千田諒×菊田政俊×石森隆雄×佐藤晃大
・藤本修二×佐々木啓文×瀧田亮×井上美里
・斎藤智大×安ヶ平浩希×及川慶次×新田大輔×野家龍治(5人打ち)

1卓(石森、菊田、佐藤、千田)
石森、菊田の新人2人と佐藤、千田の対戦となったこの卓、1回戦、佐藤トップで進んでいた所に石森が渾身の大三元ツモで佐藤をマクり、プラス41.8Pの1人浮きのトップになった。
しかし続く2回戦で箱下のラスとなり、早くもマイナスに転落。2、3回戦を千田、4回戦佐藤がトップを取り、新人2人がマイナス、先輩2人がプラスで終わった。

2卓(斉藤、及川、安ケ平、野家、新田)
1回戦は野家に手が入り、8,000点を3度アガるが、それ以上に放銃が多く、安ケ平への18,000点の放銃が致命傷となり3着で終わる。
その後もアガリ回数も多いがそれ以上に放銃が多く、トップを取れないままマイナスで終了した。
1回戦トップを取った安ケ平がそのまま流れを引き寄せ、最終的に1着3回2着1回のプラス80.2で総合首位になった。

3卓(佐々木、藤本、井上、瀧田)
この卓では昨年新人王を獲り、今年のマスターズでベスト16に残る実績を上げ、着実に実力をつけ、波に乗っている井上がとにかく暴れた。
1回戦から終始井上のペースで局が進み、途中親の連荘でまくられることがあっても、終わってみれば井上がトップ。
文句なしの4連勝で91.7Pを叩き出す。このプラスで総合2位となり実力を見せつけた。

Aリーグ

順位 名前 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 合計
1 栗林 明 36.6 63.0 99.6
2 泉 亮太 0.0 93.1 93.1
3 皆川 直毅 58.0 31.1 89.1
4 東 幸一郎 98.4 ▲ 34.9 63.5
5 遠藤 昭太 ▲ 29.8 78.9 49.1
6 杜 麻沙也 ▲ 12.5 48.2 35.7
7 神藤 極 0.9 16.8 17.7
8 武藤 武 26.6 ▲ 9.7 16.9
9 粕谷 勇吉 32.2 ▲ 27.7 4.5
10 山下 敬介 ▲ 20.8 ▲ 28.7 ▲ 49.5
11 椎名 斗南 ▲ 18.2 ▲ 39.1 ▲ 57.3
12 石井 良樹 ▲ 19.7 ▲ 47.5 ▲ 67.2
13 早川 林香 ▲ 53.9 ▲ 23.7 ▲ 77.6
14 大里 奈美 ▲ 29.3 ▲ 68.3 ▲ 97.6
15 吉田 勝弥 ▲ 69.5 ▲ 53.6 ▲ 123.1

Bリーグ

順位 名前 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 合計
1 安ヶ平 浩希 23.7 80.3 104.0
2 井上 美里 ▲ 26.6 91.7 65.1
3 千田 諒 1.4 57.7 59.1
4 新田 大輔 44.4 ▲ 5.8 38.6
5 藤本 修二 40.9 ▲ 12.8 28.1
6 及川 慶次 24.0 3.9 27.9
7 石森 隆雄 9.4 ▲ 4.3 5.1
8 佐藤 晃大 ▲ 38.0 23.2 ▲ 14.8
9 菊田 政俊 37.2 ▲ 76.6 ▲ 39.4
10 瀧田 亮 ▲ 45.9 4.5 ▲ 41.4
11 斎藤 智大 ▲ 6.0 ▲ 70.2 ▲ 76.2
12 野家 龍治 ▲ 39.1 ▲ 37.1 ▲ 76.2
13 佐々木 啓文 ▲ 27.4 ▲ 84.4 ▲ 111.8