何を切る?

何を切る?fromロン2 2016年7月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東3局北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 

プロ

七筒切り・・・23人
七索切り・・・10人
八索切り・・・8人
二筒切り・・・2人
三筒切り・・・1人
七万切り・・・1人

 

ロン2ユーザー

七筒切り・・・38.3%
七索切り・・・25.5%
八索切り・・・23%
七万切り・・・7.7%
二筒切り・・・3%
四万切り・・・0.9%
三筒切り・・・0.9%
三万切り・・・0.4%
四筒切り・・・0.4%

 

 

プロ解答(50音順)

 

七筒切り

荒正義
「アガリにかける。」

石田亜沙己
「真っ直ぐ。五筒が早く、リーチ前に六筒手出しがあって少し気になるが、ツモ切りリーチということもあり打七筒。」

石渡正志
「親が勝負にきている感もあり、親にも安全な牌を抜いて受けたい。北家はツモ切りリーチなので、多門張でないような気もするため、打七筒として受けてみたい。」

伊藤優孝
「まだ降参せず頑張る。点数状況から通りそう。」

近藤久春
「オリられる牌もないので、自分の都合で。」

佐々木寿人
「前進するために、一番切りやすそうな牌を打つ。」

滝沢和典
「仮に五筒六筒がダブルメンツ(五筒五筒六筒六筒)からならば、手出しⅹでリーチとくるはず。ツモ切りリーチなら四筒七筒待ちはない。思い付きのリーチならば仕方ないが・・・。」

中川由佳梨
五筒をツモ切りの後六筒が手出しなので、ピンズの上は出来上がってそう。」

中村慎吾
「完全安全牌は1枚もなく、満貫級の1シャンテンなので素直に七筒切り。」

西岡慎泰
「リーチの現物が1枚もないので、アガリを目指します。」

西川淳
「困ります。七索八索でロンと言われるくらいなら、七筒の方がマシ。」

仁平宣明
「南家はツモ切りリーチなので待ちも限定しづらく何でもありそう。現物もないので七万七筒の選択になるのだが、比較的切りやすい七筒を選択する。」

林俊宏
「安易にソーズは切らない。ドラ絡みが嫌。手としては悪くないので七筒で!」

福光聖雄
「南家のリーチは一筒六筒の手出しがメンツ手にしては不自然。一筒三筒三筒五筒六筒六筒から一筒六筒と切った四筒七筒もないとは言えないが、可能性は低いと考える。親に鳴かれるのは嫌だが、まだアガリを見て七筒切り。」

藤井すみれ
「南家ツモ切りリーチで悪形?七筒で放銃する分には致し方なし!他の七索とか八索で打ったら死亡・・・。」

麓征生
「安全牌がないので真っ直ぐいく。七筒が一番通りそう。」

前田直哉
「他に切る牌がない。」

三戸亮祐
七索八索はドラそばのため、放銃する可能性は残る。捨牌のトーン的に、七筒の方が切りやすい。」

美波智子
「安全牌でオリることも回ることも難しいので、真っ直ぐ攻めたい。」

望月雅継
「構えの問題。攻めるなら七筒を切ってギリギリまで戦いたい。受けるならソーズだが、ドラが九索だけに絶対に安全ではない。それだけに中途半端になってしまいそう。」

安村浩司
七索が切りづらいので、打七筒。」

吉田直
「前巡に八筒を切っているので七筒を切ります。自分の着手で前巡打五万ならばここで四万切り。」

和久津晶
九筒の後の五筒がツモ切りなので。」

 

 

七索切り

岩井健太
「アガリは厳しそう。オリましょう。」

内川幸太郎
六索九索が全く良くなく、リーチに通りそうなので。」

紺野真太郎
七索八索落としを選ぶが、確実な安全牌はないので、気持ちは勝負。」

櫻井秀樹
「安全牌はないので、1シャンテンを維持しつつ。ドラ九索で嫌な牌だが、他も切りづらいので。」

永井卓也
七万七筒を切りたいが、安全そうなソーズから打っていきます。」

羽山真生
「ツモ切りリーチの理由がよくわからないが、ドラそばの七索八索待ちならばすでにリーチしているだろうし、直前に四索も通っているため打七索。」

HIRO柴田
「打七索の後テンパイすれば八索も打つ。」

藤岡良一
七万七筒のトイツ落としでピンフを目指したいが、どちらも危険度が高い。ここは七索八索の2枚切れを見て、ドラそばとはいえソーズの上で待たれている可能性は薄いと見て、七万七筒のポンテンを視野に、行く気の内側から七索切りとしたい。」

藤崎智
「ツモ切りリーチの前巡に七索が通っているので七索切り。テンパイするようなら八索も切ります。」

古川孝次
七索八索切りか?まとまらないようならば二筒を切ってオリ気味に打つが、七万七筒をすぐ持ってくるようならば三万六万でリーチ。」

 

 

八索切り

朝霧千裕
「南家からのリーチを受けているので八索七索と払う。現物ではないが、スジで3枚見えている八索から。七万七筒はポンしてテンパイ。ドラを引いたら七対子で回る。」

勝又健志
「相手のタイプがわからないので、六筒手出しやツモ切りリーチの意図が想像つかない。1番通りそうな八索を切って様子を見る。」

黒沢咲
「完全安全牌もなく、自分の手もまだベタオリにはしたくないので、九索は固まっていると読んで七索八索を落とします。九万九筒が枯れていて789の三色はないので、八索から切ります。」

白鳥翔
「攻めてきている上家の動向も見つつ、八索を切る。」

藤島健二郎
六索九索が薄い。攻守兼用。」

藤原隆弘
「ドラの九索がどこかに固まってそうなので六索九索待ちでのアガリは期待できない。リーチの手牌を読むと、八索待ちは六索を切っているのでありえない。789の三色もない。七索待ちもワンチャンスなので、八索を切っておいてテンパイしたら七索を切る。(七索八索も親の現物だから切りやすい)あまり強くアガリに向かう手ではないと思うので、この後安全牌ができてくればオリるかな。」

古橋崇志
「1シャンテンをキープしつつ、八索七索と落としてテンパイを目指す。」

松岡千晶
「両方スジがかかっていて、八索は2枚切れなので切りやすい。テンパイを取れれば七索も切ります。」

 

 

二筒切り

猿川真寿
「リーチ者の捨牌が多少変則で待ちが読めないので、1番通りそうな二筒切り。」

沢崎誠
「手牌の形が悪い!普通なら北が手の内にあるところ。打北となりますが・・。アガリの見えぬ手牌で現物は無し。第一打の西切りを見ると七対子には見えないので、通りやすさで二筒とします。」

 

 

三筒切り

優木美智
「本当は七索八索と払って粘りたいのですが、ドラ九索でツモ切りリーチに対して怖いところなのでオリます。五筒ツモ切りを見ると七筒もなんとなく通りそうなのですが・・・。三筒とドラのシャンポンならば即リーチとなりそうな場面なので三筒を選択します。」

 

 

七万切り

ともたけ雅晴
「仮に場に高いマンズの好形ならば即リーチだと思うので、待ちには悪形が残っていそう。なのでソーズやピンズは切りたくない。」