何を切る?

何を切る?fromロン2 2016年8月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南3局2本場西家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 

プロ

三筒切り・・・22人
三万切り・・・8人
五万切り・・・5人
七索切り・・・5人
二筒切り・・・4人

 

ロン2ユーザー

三筒切り・・・42.1%
二筒切り・・・33.8%
三万切り・・・11.4%
五万切り・・・7%
七索切り・・・4.4%
六索切り・・・1.3%

 

 

プロ解答(50音順)

 

三筒切り

荒正義
「マンズ受けならヤミテン。ソーズ受けなら即リーチ。」

伊藤優孝
「三色は狙いましょう。」

岩井健太
「345の三色!」

黒沢咲
「形が良いのでピンフのみにはしたくない。一筒の受け入れ拒否で打三筒として、メンタンピン三色を目指す。」

近藤久春
「345の三色の最高形を見つつ、安全度で二筒を残す。」

紺野真太郎
「もう南3局、打点がほしい場面。345の三色で跳満狙い。」

沢崎誠
「345の三色を目指すなら三筒二筒払いが一番の手筋と思う。ラス前、トップと約跳満の差なので、とりあえず満貫クラスに手を進めたい。」

ともたけ雅晴
「残り2局なので、少しでも差を詰めたい。できれば三色まで欲張りたいので、234~567まで全ての可能性を残したい。一筒を引いてのリーチでは、アガリの可能性は高いが、打点的に物足りない。」

中村慎吾
「タンヤオ三色狙い。マンズを外すか迷うが、リャンメン変化もあるし打点を追う。」

西川淳
「345の三色を見ます。まだトップはあきらめないのだ!」

仁平宣明
「345の三色やドラ含みのタンピン形にすれば、跳満まで見込める手牌。裏目の六筒を引いてもドラの使える良形に変化するので、ここは大きくトップを見る打牌選択をする。」

HIRO柴田
「三色を狙い、タンヤオを確定させたい。」

福光聖雄
「安目の一筒に魅力を感じない。六筒を引いたらマンズを払うので、二筒はギリギリまで持っておく。」

麓征生
「点差があるので、タンヤオと三色を両方見ます。」

古川孝次
七索引きで好形ができた1シャンテン。最大の役狙いは345の三色である。先にソーズが埋まって345にならない場合はヤミテン。四万引きは文句なしのリーチ。」

古橋崇志
「この巡目、手牌ならば逆転を考えた手組みをする。ソーズは連続形なので外しづらい。234、345の三色を見つつ、良形でのリーチを目指す。」

前田直哉
「マンズは自信ないけど、とりあえず高目追求。六筒持ってきたらマンズを切る。」

松岡千晶
「345の三色も狙いつつ、安くなってしまう一筒受けは消します。」

望月雅継
「トップを逆転できる最後のチャンス手だけに、なんとか三色を決めたい。四万待ちでリーチを打つつもりで。三色にならなければヤミテン。」

安村浩司
「234、345の三色狙い。」

吉田直
「三色を見て三筒六筒引きは、ドラが七筒なので五万三万落とし。」

和久津晶
一筒を引くとものすごく安くなるから。」

 

 

三万切り

内川幸太郎
「形の弱い所を払います。六万を引いたら二筒切りで。」

勝又健志
「三色の可能性よりも好形リーチに価値があると考える。」

佐々木寿人
「広さ優先。六万を引いたら、打七索として456を見る。」

白鳥翔
「一度三万を切って、六万を引くようならピンズ打ち。一筒四筒残りの役有りテンパイは、このオカ無しのルールならリーチしないと思う。四筒はチーして磐石の5面形で3着目の親を落とすことを考える。オカ有りならばトップ重視でリーチを打つ。」

西岡慎泰
「良形テンパイを目指す。六万引きは三色狙いにシフトするため五万は引っ張ります。」

藤崎智
「マンズの悪形にこだわりたくない。手広く受けておかずゲットでオーラス勝負で。」

藤原隆弘
「無理にトップは狙わず、浮きの2着でも良しとする。一筒四筒が入ればリーチ。もしすぐに六万を引いてマンズが五万六万という形になれば、七索切りとしてタンヤオ三色を見るが、好形でのアガリやすさを優先する。」

優木美智
「Aルールなら二筒切るかなぁと思いましたが。345もったいないけどならないかもしれないし。」

 

 

五万切り

朝霧千裕
「トップとの差が13,300で打点がほしいので345の三色を見たい所だが、他の形が好形で、一発、裏ドラ有り、トップ以外との点差も考えて悪形を払う。危険度と、もしかしたら234の三色ということもあるので、五万から。」

滝沢和典
「三色は見切る。」

林俊宏
「受け入れ重視。下家の九万手出しで、先に裏スジの五万から!」

藤岡良一
「ラス前で供託もあるので、オーラスに満貫ツモトップ条件を整えるためのメンタンピン作り。345の三色は成立まで条件が厳しい。南家に3や7の要牌をポンされたくないので、五万から切ります。将来、マンズの受けにはしたくない。」

藤島健二郎
「一刻も早くリーチを打ちたい。打点よりもスピードだが、234をほんの少し見て五万から。」

 

 

七索切り

石渡正志
「やはり、ツモ四万の跳満狙いは外せないので、受けの多さもあり打七索としたい。リャンメン待ちになればリーチとし、それ以外のテンパイはヤミテン好形変化待ちとする。」

櫻井秀樹
「アガリやすさよりも、打点の可能性を見て。」

猿川真寿
「手広さより最低打点を確保したい。」

永井卓也
「シンプルに手広くいきます。」

藤井すみれ
「何を切っても裏目があるので、三色1シャンテン維持で素直に。1,300点のリーチになってしまうかもですが、少なくともタンヤオになれば良いなぁ。」

 

 

二筒切り

中川由佳梨
「三色も見えるし、タンヤオは絶対に付けたい。」

羽山真生
「ラス前でこの点数状況なので、一筒の受け入れはうれしくなく、三色目も残して打二筒三筒との比較はツモ六万を考えて。」

三戸亮祐
「345の三色を見つつもタンヤオでアガれるように手広く構える。ツモによっては456の三色にも取れるように二筒から。」

美波智子
一筒引いてのリーチのみはうれしくない。三色は崩れるかもしれないが、まだ巡目的に目指したい。」