プロリーグ(鳳凰戦)レポート

第37期鳳凰戦A2リーグ第6節B卓レポート

杉浦勘介、昇級確実!?100ポイントオーバーのプラスでダントツの首位に

9月22日(火)に行われた第37期鳳凰戦A2リーグ第6節B卓は、トータル首位の杉浦勘介が4連勝で圧倒的なリードを築く結果となりました。

対局メンバーは、
1位 杉浦勘介 (+97.4P)
8位 麓征生 (+22.7P)
9位 前原雄大 (+6.2P)
12位 山田浩之 (▲ 45.1P)
15位 二階堂亜樹 (▲ 149.8P)

前の週に別卓の結果で首位に浮上した杉浦がリードを広げるか、中位陣2名が昇級争いに名乗りをあげるか、降級圏を逃れた山田に亜樹が迫るかが見どころの対局。

 

 

試合が始まると、まずは亜樹が粘り強い連荘で得点を伸ばします。満貫以上のアガりは無いものの、半荘で合計9局に渡って親番を繋ぎ、放銃は避ける慎重な打ち回しでトータル最下位から値千金のトップを手にしました。

 

 

全員に守備的な選択が多く見受けられるなか、異変が起こったのは2戦目。杉浦が門前のツモ三色ドラ1、タンヤオドラ3のアガリであっというまにダントツに。オーラスにも12,000のアガリで前節に続いて好調を感じさせます。
さらに全員がグッときたのは3回戦。平たい点数状況で南場の親番を迎えた杉浦は、まずはリーチ・ツモ・タンヤオの2,000オール。

 

 

次にリャンメン受けを拒否して打点にこだわった、ツモれば三暗刻のリーチ。

 

 

これは流局しましたが、次局はスピード感溢れる仕掛けであっという間に供託を回収。

 

 

そしてついに大物手が!タンピン三色確定のテンパイ!

 

 

これを力強くツモ。
最終戦も当然のようにトップをさらい4連勝を決めると、トータルポイントは+127.7という驚異的なスコアに!A1リーグへの昇級を一気に手元まで手繰り寄せました。
1日が終わってのトータルポイントは以下の通り。

 

 

杉浦はこの結果で、これから大きく貯金を減らさなければ昇級が濃厚に。逆に麓、前原は一旦は降級回避を念頭に置いての戦いとなっていきそうです。
このところ毎週大きくポイントが変動するA2リーグ。来週もぜひ熱い戦いにご期待ください。

(文中敬称略)
文:浜野太陽